うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

ハンカチノキの果実

2009年08月31日 05時07分08秒 | ガーデニング・庭づくり
   撮影:8月24日午後

 これは珍しい、ハンカチノキの果実です。地上から見上げると、肌はすべすべしていて、大きさはピンポン玉ぐらいか、プラタナスのような大きさで枝先からぶら下がる。
 木の実として、食べられるようだ。味はクルミや栃の実に近いのか、どうだろう。
 植物分類上ミズキ科とあるが、ヤナギやほかの落葉樹と比較して、幹肌・樹姿がやはり独特のものだ。やや、これはクマノミズキに近いかな。トウダイグサ科のアブラギリ(油桐)にも似ているぞ。
 いずれにしても、珍木です。ご覧ください。

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さるすべりの花々

2009年08月30日 06時10分00秒 | ガーデニング・庭づくり
今日は選挙の日。なんだか、天気は台風11号接近による影響なのか、じきにくずれそうだ。

 ところで、ここで、百日紅の花の色違いの種類を掲載する。ということは園芸品種ということである。
 ちなみにおすすめはこの直下段の画像、サーモンピンクがかった花びらのもの、珍しい花色の品種、これを今回公園に採用し植える予定である。
 どうぞ、公園の供用時には鑑賞願う。






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ごく普通のギボウシの風景

2009年08月26日 05時15分23秒 | ぎぼうし栽培日記
暦の上では、『処暑』も過ぎた。まあまあ、快適な季節だ。もっとも、この夏2週間以上、雨が降らないのが玉にきずではあるが。
 先日、千葉県の山中、君津市の標高200mとされているギボウシの植えてある圃場を見る。久しぶりに見た光景を何はさておいても紹介する。
 今はフォーチュネイ系、タマノカンザシ系の大型種の開花時期をやや過ぎたくらいだろうか。アメリカでの使い方に似ているが、のびのび育てればこんなふうになるだろう。鉢物、コンテナガーデンとは言うものの、植物自体はすべからく、本来は地植えのものだ。
























 どうです、ずらーっと露地植えのギボウシです。いかがでしょうか。
       
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花巻東、敗れる。

2009年08月24日 05時16分04秒 | わたしの日常です。

 昨日の午後は、ガーデニング教室の開催で近所の里山を見る野外観察活動があった。ウォーキングを兼ねている。残暑が厳しくて、思いのほか参加者が少ない。1時半開始、途中に教育委員会の人と合流する。最初は暑く、当初の説明の予定を飛ばし省略しながら進む。谷津田の農村の中。ちょうど、所要時間は3時間ぐらいか。

 終わりしなに、通りすがった近くの農家の家から、テレビ放送の音声か、野球の試合終了のサイレンが山間に流れる。終わったらしい、花巻東はどうなったか。
 帰宅すると、家内から勝敗を聞かされる。菊池雄星君は体調不全で駄目だったらしい。残念だ。でも、直接、試合をテレビで見なくてよかったのかもしれない。きっと、ショックが大きかったかもしれない。
 この数日間は、わが郷里の岩手県が、前評判通り、快進撃を始めていた。岩手県人は温厚で消極的な性格の人が多い。粘り強いかもしれないが、地味で、おおよそ、人間社会の生存競争に向かないとおもっている。牧歌的で、商売には不向きである。
 そんなこんなで、普段のわたしに似ず高校野球のテレビ生中継、ニュースの追っかけをやっていた。
 わたしたちの世代とは違って、臆せず率直な高校生を感じる。そうそう、その意気、それでいいんだよと、わたしはひとりつぶやきながら。
 この快挙も、結局は、ベスト4どまり。
 またの機会に。
          
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変な天気の8月、忙しい8月

2009年08月23日 06時43分11秒 | わたしの日常です。
しばらくその後、雨が降らない日がつづく。一応日照はあり、植物にとって、今年は一、二週間ぐらい季節の変わり方が遅れている。その結果、開花・結実・成長面で遺伝的にコメや一部の野菜に熱帯性の植物の特性をもつものは生育不良に陥っているようだ。

 しかし、わたしにとって、この8月は忙しい。業務的には設計変更の期限が迫り、早出残業が続きいまだ、机上には処理する書類が山積している。
 この休日も、8日は仕事に出て、夕方に地域の夏祭りのプログラムであるカラオケの進行役に駆りだされ、翌日の日曜日は調整池補修計画プロジェクトの会議があった。盆休みはうつらうつら。昨日はまちづくり市民会議の第一分科会の座長役、そして本日の午後はガーデニング教室の開催で近所の里山を見る野外観察活動が控えている。
 多面的な活動と言えば聞こえがいいが、自分自身もよく分からないまま動いているに過ぎない。ただただ、口先だけの行動を嫌うだけであり、ほかにやる人がいなければ自分でやるほかはないと決めているだけである。
 物質的、金銭的な利点は一切なく、ただただ知人が野放図に増えるだけである。
            
  
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どうでもいいのだが・・選挙の話

2009年08月21日 05時23分31秒 | わたしの日常です。
だんだんと、夜の暗い時間が長くなってきた。暑いのは昼間だけで日が落ちると温度が下がっている。
 今は衆議院選挙の時期だが、この世界は、あるいは政治家の商売は人間相手だなあ、とつくづく思う。当事者にとってはいくら民主的なシステムにくるまれていても、しょせん、切った張ったの戦いだろう。しかも、幾度も、正義っぽく正論らしく主張しなければならぬ。卑近な話、わたしだったら、その手のリフレインには耐えられない。
 大雑把に言うと、政治家の職業と目的は理想を語り、それを実現していく実行力にあるだろう。実績を積み重ねる。それに対して、報酬は国民の税金だ。究極の選ぶ基準は、それを背景にした人間的魅力に尽きることになる。
 しかし、麻生首相の人となりを見ると、昔言われたことだが、「若い時の苦労は買ってでもしろ!」、という人生訓を思い出す。この人の場合、身近にいたら、即座にスルーせざるを得ないキャラクターだ。

 もちろん、今のわたしにとっては人生も既に半ばを過ぎているせいか、この言い方には悔恨の方が多いのだが・・・・・。
      
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樹木検査の道中に、一句

2009年08月18日 04時50分34秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ

 盆休み直前に千葉の野田から坂東、かすみがうら、小美玉市などの茨城県中央部へ樹木検査へ行った。イヌシデ、コブシ、ケヤキ、オオヤマザクラ、ユリノキの高木の圃場での下見である。わたしにとってはおなじみの業務だ。
 関東の田園の一風景のなかを車で走る。
 きわめて不謹慎な話であるが、その道中に詠んだ句。

  ・蓮田に 風吹きわたりて 夏木立

  ・青田中 たばかる気ゆるり 遠い筑波

  ・葉みどり濃く ゆらぐタバコ生えて 夢ははるか

       
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玉の簪(タマノカンザシ)を再び。

2009年08月17日 05時08分32秒 | ぎぼうし栽培日記
玉の簪をしつこくもUPする。今回は測量用のスタッフ(標尺)をあてる、高さは80cmくらい。形よし、姿よし、匂いギボウシの代表格である。まあ、ご覧になってください。

タマノカンザシ(玉の簪)
学 名: Hosta(属)― Hosta(亜属)― plantaginea(節) ― var.plantaginea
英 名:Plantain Lily Funkia
原産地: 中国北部

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わからないギボウシたち

2009年08月17日 04時58分13秒 | ぎぼうし栽培日記
やっと、夏休みも終了。外出せずだらだら過ごしていたが、どうしても気になっていた、原種のギボウシを区分け作業に熱中する。他人から見たら、まさにマニアックな所業(!)だ。
  10幾つかのうち、何点かこじつけていたが、つぎの3点の品種名がどうしてもわからない。資料も少なく、日本ではわからないことだらけのギボウシの世界。札落ちのギボウシは、もう勘弁?先日につづいて、どなたか、教えを乞う。
 ハチジョウギボウシ? ヒュウガギボウシ? コバギボウシ?
    
   
   

 もう少ししたら、未熟を覚悟の上で、「原種系ギボウシの分類・系統」シリーズでブログで公開予定。

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ギボウシ栽培の参考にしたい、Webサイト3

2009年08月14日 18時31分15秒 | 展示会・資料紹介・ホスタガーデン
夕方の窓辺では、カナカナがリズミカルに響く。暮れなずむ晩夏の落日。わたしは、机上の作業にかじりつく。
 ほんの少し、ギボウシの資料整理が終わった。ここで、あらためてギボウシ栽培の参考にして行きたい、Webサイトを掲載する。

【Webサイト】
 ・この世界では有名なギボウシの団体--アメリカギボウシ協会。
       The American Hosta Society
 ・イギリスのホスタ&ヘメロカリス協会です。
       BHHS
 ・世界最大級の品種量を持ちすべて公開中のオランダのギボウシの画像サイト。英語版。
       Hosta Library

 ・この園芸の世界の愛好会のホームページです。もちろん、ギボウシの紹介記事画像も満載。日本ギボウシ協会の拠点。
       園芸ニュースレター刊行会
 ・NAGY版 植物図鑑
        ユリ科ギボウシ属
  ・ONLINE植物アルバム
       ユリ科ギボウシ属 

 そして、蛇足ながらつけ加えると、このスタンスは、わたし自身ランドスケープアーキテクトの立場から、またギボウシの供給、生産者として、わたし自身の勉強を兼ねています。(参考にしたのは、以前、【ギボウシの参考資料、Webサイトほか】としてグログにUPした内容になります)。
 わたしはここで、引き続き、情報を私有化せず、今後も栽培の実作者としての技術的な知見、ノウハウを踏まえて公表していく予定です。

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ソースィート 匂いギボウシの花々

2009年08月14日 04時52分07秒 | ギボウシWeb直販コーナー
なんとか、平年並みの残暑が戻ってきたようだ。ところで、わたしはこの夏休みは自宅に蟄居している。そのうちに、仰せつかったボランティア活動の文書類をまとめたり、業務上のメモをまとめる。庭におりて雑多な作業もするつもり。
 ギボウシは、乾燥させた自家堆肥を株元にマルチングしたり増し土をする予定。これは水やりの軽減と根系肥育のため。それに溜まってきた原種系ギボウシのデータ・資料整理をする。

 それはさておき。
 先日につづいて、匂いギボウシの花を載せる。ギボウシの中ではコンパクト、純白、清潔、楚々としている。
 So sweetだ。ソースイート(フレグラントブーケ×)。この品種は花が小ぶりだが、成長スピードが早い。それにつれて、きわめて株の分けつが多くて何本もの花茎を立てる。
 ソースイートは繁殖力も旺盛、株分けも毎回必要なギボウシだ。
      

***** ** ****** ** *****
夏のギボウシ【販売品種・希望価格】
[匂いギボウシ]  
 ・玉の簪:            ¥1,500.
 ・フレグラント ブーケ:    ¥ 900.
 ・フレグランス ゴールド:   ¥1,000.
 ・フレグラントブルー :    ¥1,000.
 ・サマーフレグランス :    ¥1,000.
 ・ダイアナリメンバード:     ¥1,100.
 ・ソー スイート:         ¥ 900.
 ・ロイヤルスタンダード:    ¥ 850.
 ・ステンドグラス:         ¥2,000.
 ・シュガーアンドクリーム    ¥1,000.
 ・シェイドファンファーレ    ¥1,000.
***** ** ****** ** *****

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玉の簪の花が咲いている

2009年08月12日 13時10分09秒 | ぎぼうし栽培日記
 今年は早くもタマノカンザシが咲いている。わたしの記憶では、昨年よりも一ヶ月ほど早い感じだ。
 さすがに、ギボウシの王様クラスだけあって、立ち姿が堂々としている。草丈は70cm程か。この品種は、繁殖力も伸びも旺盛だ。
 花びらの大きさも10cmはあるだろうか。夜開性とのことだが、わたしのところでは夕暮れ時とか早朝に全開しているようだ。周辺に、微かな刺激臭と食味をそそる西瓜(!)の果汁の香りがただよう。
 撮影は朝の8月11日5時30分頃、そう、マグニチュード6.5の静岡沖地震の直後である。そしてわが地元では、このあとに、8時代に時間雨量46mmの豪雨を記録した。
     
   
       

タマノカンザシ(玉の簪)
学 名: Hosta(属)― Hosta(亜属)― plantaginea(節) ― var.plantaginea
英 名:Plantain Lily Funkia
原産地: 中国北部

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ギボウシの準備、OK

2009年08月11日 06時15分44秒 | ギボウシWeb直販コーナー
 ギボウシの発送準備、OK。
 これは、栃木県の那須のお客さんのところへお届けする。
 品種は大型になるものばかり。 寒河江・ オーレオマルギナータ・ サムアンドサブスタンス・  ビッグダディの4種6株。
今回はギボウシが大きくなり、荷造りに少し苦心する。ビニールポットはあくまでも仮の姿で梱包の大きさ、重さに注意する。
 むろん、ほかの地に行ってもちゃんと根付きそだってもらわないといけない。栽培経験上得たスキルで、必要最低限の培養土を付けて、植物の地上部を見極めながら根全体を整理していく。
 このことは、直接生産販売では肝心かなめの重要ポイントだ。

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現代の若者の困った気質2

2009年08月03日 03時42分05秒 | 活字中毒の日々、そして読書三昧
もうすぐ、立秋。ここ数日、夏風邪にやられている。鬼の霍乱っていうやつだ。
 ここに現代の若者の特徴を描写、分析した文章がある。わたしなどに言わせれば、一番誠実な生き方は自分にとって、自分ならどうするだろう、というスタンスを何があっても維持するべきことだろうと思うが、現実的に他人との比較と競争に追われすぎているように見える。そしてその時に誤った、ひとりよがりの自己認識に囚われているのに気づきもしないし、あるいは知らないふりをしている。
 下の文章で引き出されてくるテーマは仮想世界にいつまで満足できているか、この不健全な世界をいつ崩せるかである。
 形而上的にも現実的にも、時間は過ぎる、人は変わる。
 どうしたらいいか。右顧左眄しないで、自分をかりそめにも第三者的に客観視すること、つらくなったらやめればいいし、だが、できればその習慣を身につけること。そのうちに自己矛盾と他者の距離に感づくはずである。そしてそこで、生のほかならぬ一人だけの得られた貴重な経験・感覚を、正確に他人に表現できるかである。
 それこそが、社会における一人一人の生きることに通じることになるのだが。
 どうか、文章後段にあるようなナショナリストにはならないでいただきたい。

 『とにかく何らかの共同体に帰属していないと「バスに乗り遅れる」ということだけは彼らにもはっきりわかったのである。でもそのときに彼らがメンバー登録しようとするのは、家族でもないし、同業者集団でもないし、政党でもないし、地域社会でもない。
 彼らがメンバーになろうとするのは、「想像の共同体」である。なぜなら「想像の共同体」は干渉しないし。抑圧もしないし、苦役も課さないからである。あまりに広大な共同体であるせいで、他の成員と顔を合わせる必要もないし、固有名を名乗る必要もない。誰も頼ってこないし、誰の尻拭いをする必要もない。
 想像の共同体に帰属しているのなら、ひとりでいるのと変わらない。

 ナショナリズムを彼らが選ぶのは、「原子化された個であることの不利」を共同体に帰属することで解消したいが、共同体に帰属することで発生する個人的責務や不自由についてはそれを引き受ける気がないからである。
 エゴイストとして自己利益を確保しながら、かつ共同体のフルメンバーであることの「分け前」にもありつきたいと望む人たち。
 そういう人々がナショナリストになる。

参考本;「吉本隆明1968   鹿島茂」
     「ひとりでは生きられないのも芸のうち  内田樹」』

      

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