うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

機中での三句

2016年12月01日 05時00分45秒 | 俳句・短歌、またはエッセイ
 先日は研修旅行で、「小川内の大杉」 の移植を見に福岡と佐賀の県境の山峡のダム湖に行ってきた。
 旅程は、吉野ケ里町周辺の大杉・アカガシの移植地・サザンカ北限地とヤマモモの自生地 ⇒背振山⇒朝倉市隠れ家の森のクス⇒武雄市内の三大クス⇒宇美天満宮の大クス などの樹木医仲間の道行きである。
 そこでは山や人里は万葉集の風情が漂い、歴史上の人事交流の多さや戦さにまみれた土地柄に、計算されたように見える近代の最新土木を活用した移植技術工法の粋の数々が残された風に思える。
 羽田から福岡空港まで行きも帰りもJAL便の旧式のボーイング777だったが、出発時機内で作句したものを載せる。離陸後まだ水平飛行に移る前、我が句帳とも言うべき野帳には震える文字がこねくり回したように残されていた。

 ところでわたしは、実は今まで俳句歳時記を見ずにいたが、この頃、季語というか語彙不足(イメージ不足か?)を実感したのでこれからはつとめて瞥見することにしようと思う。

   ・空つ旅 目をつむりて辿る 朽ちる日々

   ・我知らず身構える震えに震災を思う

   ・秋天空 如何に飛ぶのか 居眠りをする
コメント
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