
景徳院から更に山奥に車を走らせ、
本日ラストの参拝となる栖雲寺に到着。
物凄く長閑な場所にある栖雲寺もまた武田家所縁のお寺です。
バス停近くに10台分程の無料駐車場がありました。
所在地:山梨県甲州市大和町木賊122
宗派:臨済宗建長寺派
御本尊:宝冠釈迦如来
創建:貞和4年(1348)
開山:業海本浄
開基:武田信満
札所:甲斐百八霊場、甲斐八十八ヶ所霊場
【縁起】
臨済宗建長寺派の寺院で山号を天目山といいます。
南北朝時代の貞和4年(1348)業海本浄を開山として創建されました。
開基は甲斐国主の武田信満公で、往時は中部地方における幻住派の拠点として、
また戦国の大雄武田家の菩提寺として大いに繁栄しました。
勝頼公の敗北後は織田家の兵火で殿堂を焼失しましたが、
徳川家康が寺領を寄付した為に旧観を取り戻しました。
武田家の滅亡によって外護者を失いはしましたが、
鎌倉建長寺の参暇日記によると、
江戸時代には建長寺末山の四大柱寺の一つとして特別の待遇を受け、
衰えたりといえども巨刹の面目を存していた事がわかります。
【本堂】

駐車場から女坂を通って境内に入るといきなり本堂です。
こちらも本堂は残念ながら閉まっていました。
【伝灯庵】

毎年11月中旬の土日は宝物風入れ展というのがあり、
予約無しで拝観出来るそうです。
【鐘楼堂】


【山門】

これが山門なのかな。
通用門のような感じですが。(^^;
【石庭会館】


庫裏横には禅庭があるので行ってみると、
石庭会館という休憩所がありました。


富士之間ともう一つの部屋があり、
部屋からは雄大な富士山が見れるそうです。
【禅庭】

協力金として料金箱に拝観料300円投入。

これは巨石群がある石庭ですね。
人が一から造ったものでは無く、自然を利用した庭ですね。
山梨のお寺はオシャレな庭では無く、
こういった無骨な男らしいものが良く似合う。


こういった巨石がゴロゴロしてます。
【霊石寺】

【百字石】

【梵音洞】


【地蔵菩薩磨崖仏】




よく見たら何とか見えました。
【摩利支天】

幟を見ると摩利支天が上に祀られているようだ。
近くにありますように。

あんまり登ることもなくお堂がありました。(^^
摩利支天は多くの武将が信仰し、
武田の戦になれば必勝祈願の御祈祷がされたそうです。
【文殊菩薩磨崖仏】

橋の向こうに何かあります。

巨石のようです。

なになに、磨崖仏だと。

文殊菩薩というより戦国武将の奥方のように見えますね。
【座禅石】



【忿怒石】


名前の由来は不明です。

石の下には石仏が祀られていましたが、
そのほとんどが首が無いものでした。
【境内社】

【石庭】

下から見上げるとなかなかの迫力です。
【山王神社】

奥に建物が見えます。


これは山王神社の拝殿です。
鎮守社のようです。

本殿。
天正10年(1582)の織田・徳川連合軍による武田領侵攻の兵火により、
焼失した後の慶長6年(1601)に再建されたもの。
それにしてもこの辺りは本当に薄暗い雰囲気です。
さっさと本堂の方へ戻ろう。
【御朱印】

御不在の時は御朱印代と住所、名前等を書いた紙を、
封筒に入れておくと後日送付していただけます。

後日送付されてきた書置きです。
【美と健康と癒しの宿 ホテル八田】

本日のお宿である石和温泉のホテル八田。
このホテルの住所が石和町川中島。
川中島なんて戦国好きとしてたまりません。(^^
後でお土産を親に持っていったら、
私が小学生の頃に石和温泉の別のホテルに泊まっていたらしい。
偶然にも石和温泉に何十年振りに訪れていたとは。
♪あの頃 君は 若かった~♪(遠い目)
【夕食】


山梨といえばほうとうですよね。(^^




美味しかったです。
ただ、海無し県なんだから、
鯛のお造りは出さない方がいいと思う。
食後、名物のワイン風呂と露天風呂に入って就寝。