星影の香港

『レスリー・チャンの香港』　松岡環著
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うーーーん・・・イマイチ！
読んでて何がやりたいのかよくわからない本ってときどきあるけど、これはもうその見本みたいな本ですね。
テキストはどれもどっかで読んだよーな内容ばっかりだし、かといって考察に奥行きがあるわけでもない。タイトルに「レスリー・チャンの」と謳っておいて故人の関係者には改めて取材などはしてない（！！）らしく、自ら本文に芸能マスコミ報道はあてにならないと書いておいて、結局参考資料にひいてるのは芸能マスコミ報道だったりする。なんじゃらほい。

香港も含めアジア映画・アジア芸能に一定期間関心をもって見て来た人にとってはほとんど読むべきところはないです。あっても軽いおさらい程度。
逆に、最近になってその方面に興味をもったという人にとっては、サラッと読める香港芸能史案内としては悪くないかもしれない。


ニシムラサキエボシドリ。掛川花鳥園にて。