『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』
2000年代から活躍する覆面アーティスト・バンクシーが2013年にニューヨークで1ヶ月間活動した時期を取材したドキュメンタリー。
といってもバンクシー本人は登場しない。画面に登場するのは主に、彼が毎日SNSで拡散するストリート・アートに一喜一憂するニューヨーカーたちの狂乱ぶりである。
なんか期待はずれでした。個人的に。
バンクシーといえば去年イギリスで発表したディズマランドをはじめとして、社会的なメッセージ性の強い作品で観る人にひろく問題について考えさせることを主旨としたパフォーミング・アーティストだと思うんだけど(私の中では彼はストリート・アーティストではない)、この映像の中では、描かれた問題そのものではなく、意味もなく争って作品といっしょにセルフィーを撮りたがり、作品を盗んで商売しようとする第三者たちばかりにフォーカスしているからだ。
こないだもちょっと書いたけど、そういう誰かを嘲笑するような映像作品ってうまく楽しめない。だってなんにしろアートなんて観てくれる人がいなきゃ何の価値もない。どんな反応であれ、オーディエンスの反応を含めて芸術なのに、その一方だけ取り上げて見下すような語り方って、誰が観て楽しめるんだろう。
ちょっと共感はできなかったな。残念。
2000年代から活躍する覆面アーティスト・バンクシーが2013年にニューヨークで1ヶ月間活動した時期を取材したドキュメンタリー。
といってもバンクシー本人は登場しない。画面に登場するのは主に、彼が毎日SNSで拡散するストリート・アートに一喜一憂するニューヨーカーたちの狂乱ぶりである。
なんか期待はずれでした。個人的に。
バンクシーといえば去年イギリスで発表したディズマランドをはじめとして、社会的なメッセージ性の強い作品で観る人にひろく問題について考えさせることを主旨としたパフォーミング・アーティストだと思うんだけど(私の中では彼はストリート・アーティストではない)、この映像の中では、描かれた問題そのものではなく、意味もなく争って作品といっしょにセルフィーを撮りたがり、作品を盗んで商売しようとする第三者たちばかりにフォーカスしているからだ。
こないだもちょっと書いたけど、そういう誰かを嘲笑するような映像作品ってうまく楽しめない。だってなんにしろアートなんて観てくれる人がいなきゃ何の価値もない。どんな反応であれ、オーディエンスの反応を含めて芸術なのに、その一方だけ取り上げて見下すような語り方って、誰が観て楽しめるんだろう。
ちょっと共感はできなかったな。残念。
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