ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

青少年対策室

2008年08月26日 | 千伝。
東京・霞ヶ関の首相公邸の隣にある総理府に青少年対策本部という部署が今でもあるはず・・。

もう遠い昔だから守秘義務もないと思いますが、学生時代の春休みの1ヶ月ほど、総理府のそこでアルバイトをしたことがあります。

著名な評論家達の原稿の山とそのゲラ刷りを照らし合わせて校正するアルバイトでした。
当時、本庁の参事官クラスのもとで読みにくい乱雑な文字を、朝から夕方まで缶詰状態の文章チェックでした。

霞ヶ関の高台にある総理府の窓から眺めると虎ノ門界隈が下に見渡せます。
そのビルの一角にどこかの芸能プロダクションの事務所が入っていたのでしょう。
窓から、ある歌手の宣伝横断幕を垂らしていました。

固苦しい役所の雰囲気の窓から広がる下界、その世界を見渡していると、ほんとうに楽しい世界に映るのでした。(笑)

先日、PTAによる割り当て当番があり、午後8時頃、自転車で地元での夜回り(夏休み巡回)を走り周って参りました。
夜遊びをしている中学生がいたならば、帰宅を促すのですが・・最近は、ほとんどと言っていいほど夜遊び中学生はいません。
それに、本来、夜遊びは、深夜に行うものです。(笑)

ましてや、携帯電話のある今の時代は、クーラーの利いた家の中で連絡を取り合い過ごすの方が、余程快適です。

さて、我が家の息子ですが、高校進学をしない腹積りです。
う~ん、親としても思案中です。
いちばん楽しい人生の歩み方なんて未来への楽天的な想像であって、自分で作るしかないのです。

ぼくのいちばん近い分身である息子が、いちばん遠い存在に思えることがあります。

「親」という文字は、「木の陰に立って見守る」ということだと・・確か同じことを、総理府で校正泣かせの乱字だらけの某評論家が、そんなことを原稿に書いていたなぁ・・と思い出していました。

午後、起業に挫折して就職を探している独身の30歳代のフリーターの若者へのアドバイス。

「福井のような田舎では、いい仕事がないし、東京か大阪へ出ていこうと悩んでいます」とのこと。

「そんな弱気では、東京へ出ても惨めになる。福井のフリーターよりも東京のフリーターの方が収入やら格好がいいのなら仕方ない。でも、そうじゃないだろう。とりあえず就職した方がいい。生活の態勢を整えて落ち着いたら、また覚悟が生まれてくる」

彼に話したアドバイスは、自分にも言い聞かせる言葉でした。

「履歴書に年収1000万円以上希望と書いて、取り合えず、自分が志望する職種の電話帳に載っている50社程度に電話をして履歴書を送ればいい。そうしたら、ほとんどが書類選考でボツ、履歴書が戻される。でも中には、優秀な中小企業の経営者の一人か二人が、年収1000万円希望の就職希望者を見ようと興味半分で面接に応じてくる。あとは君次第かなぁ・・」

縁も由縁もなく、ある日、独りで降り立った地方都市での小生の経験談を彼に話しました。

青少年よ・・

大事な仕事は、自分で探すものです。

楽しい世界や時間は、他人から与えられた指示や拘束された時間ではありません。

ファイト♪

誇れる日本の街

2008年08月26日 | 千伝。
国内最大手の警備サービス会社・セコムが、季刊会報誌「せこむらいふ」の会員にアンケート募集した「海外に誇れる日本の街」・・その応募結果が先月発表されました。

栄えあるダントツの第1位は、京都でした。

第2位は金沢。

第3位は鎌倉。

第4位は奈良。第5位は神戸。

そして、6位は横浜、7位は札幌、8位は高山、9位倉敷、10位は長崎。

以下11位から~
仙台、大阪、松江、函館、浅草、福岡、小樽、広島、萩、姫路、尾道、那覇、伊勢、名古屋、箱根、川越、軽井沢、弘前、松山、湯布院、日光、石垣島、角館、宮島、明日香村、富良野、白川、盛岡、熱海、岩国、会津若松、橿原、知床、別府、郡上八幡、草津、静岡、吉野、富士山・・以上、日本の誇れる街(場所)のベスト50です。

意外なのは、東京は、浅草のみ。
それに、琵琶湖がベスト50に入っていません。

そして、悲しい哉・・わが福井の存在感です。

誇れる街の第1位の京都と第2位の金沢に挟まれた日帰り圏の地理的位置にも起因しているのか・・ベスト50にもランキングされていません。

日本で暮らしやすい街のトップランキングの常連である福井の現実を思い知らされています。(笑)

いちばん誇れる街、誇れる故郷は、それぞれの我が心にあります。

たとえ、ランキング外でも、それで、いいのです♪