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100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

一筆啓上

2008年08月30日 | 千伝。
小生・・NHKのラジオ深夜便を聴きながら寝るという生活慣習があります。

今・・福井発全国向けのラジオ深夜便生放送中です。

徹夜での仕事中・・ラジオ深夜便を聴きながら書いています。

さて昨日、文部科学省が、全国学力テスト(国語と算数・数学)の結果を発表しました。
各都道府県自治体の教育委員会が、一喜一憂するとのこと・・。

結果は、前年度同様に雪国福井と秋田が、学力平均の全国のトップレベルに位置しています。
因みに、沖縄、北海道が下位レベルの位置になっています。

小生、思うのに余り意味のない全国学力テストの取り組みかなぁ、と考えています。

自然豊かな福井や秋田や北海道や沖縄の地域間の平均学力値をスポーツの勝敗結果のように競ってもどうなるものでもありません。

そう言えば、福井と秋田には、バスケットの強い高校がありました。
北海道は冬季スポーツが得意で、沖縄は音楽や踊りが上手というイメージがあります。

福井市郊外に、丸岡という町があります。

「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」
徳川家康の忠臣 本多作左衛門重次が陣中から妻に送った手紙です。
「お仙」とは、丸岡初代藩主 本多成重(幼名仙千代)のことです。

これを発想させて広げた町おこしが、15年前「一筆啓上賞・・日本で一番短い手紙」です。

全国に向けて募集したところ反響も大きく、現在も引き続いて、「新・一筆啓上賞」となるコンクールを主催しています。

毎年のテーマは、母へ、父へ、命へ、愛へ、未来へ・・等々。

応募された入選作品を読んでいると、胸がじ~んとくるものがあります。

現在、過去から総計すると全国海外から計100万通近くの手紙が届いたそうです。

それらを一通も残さず全ての手紙を丁寧に保存保管いるようです。

いずれ、100万通を超えるであろう手紙博物館の完成に向けた計画があるようです。

今年一筆啓上賞の募集テーマは「夢へ」だそうです。

小生も書いてみます。

「一筆啓上 勉(便)の用心 学子(御虎子)を泣かすな 夢肥やせ」