ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

最後に元気は勝つ。

2013年06月03日 | 千伝。
都会のコンクリート社会の中では、自給自足の生活は無理です。

地域再生を興すならば、その分野を絞り込まないとなりません。

アートであり、農業であり、漁業であり、飲食かもしれません。

でも、今の時代、福祉という考えを想定しないと、これまた「しあわせ」になれません。

こんなことを言うと、叱られるかもしれませんが、僕らが高校時代の昭和40年代、福祉系の職業、大学というのは、全く人気の無いものでした。

今では、福祉業界は大賑わいです・・仕事が見つからない方々からの応募が多いのです。

そして、その履歴書の内容はと言うと・・???という人物が多いのです。

高齢者になると、どんな人物に介護されたいですか?

ある施設では、汚染したオムツをキャッチボールしながら仕事をしているとか・・ゴミ箱が遠いので、横着をして投げているのです。

ふつうならば、懲戒処分です。

そんな人材を雇わなければならないほど、福祉の現場は、乱雑、人手不足なのです。

そして、法規制内の枠通りに事を守れば、施設のほとんどが経営上破たんに追い込まれます。

それでも、そんな施設に入所して、そんな人材に介護されている高齢者は、しあわせだと思えるのです。

老いてこそ、誰からも介護されない、相手にされないのは、・・とても辛い孤独という終焉なのです。

今、施設にも入れない介護難民が、確実に増加しています。

応募履歴書を見て思い巡らすこと・・。

過去の履歴に、人に言えぬ闇があっても、ひらがなばかりで読めない漢字を書くようなレベルであっても・・応募する以上は、人を手助けできる能力があると信じます。

人の命を預かっている仕事が、介護です。

その仕事の能力とは、「再生する元気」しかないのです。

天災、虐待、いじめ、事件、貧困・・日本社会を揺さぶる不安材料は、大津波のごとく盛り沢山です。

それに対応できるのは、過疎の地でも、自給自足できる「生きてゆく元気」なのです。

最後に勝つのは、愛を超えた元気しかないのです。