ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

草木国土悉皆成仏

2013年06月19日 | 百伝。
西洋料理の鉄人シェフの坂井宏行さん、東京芸術大学学長の宮田亮平さん・・まさに仕事の流儀におけるプロフェッショナルです。

「ようこそ、百島へ。・・」

ご両人様とは、直接お会いしたことも、お話しをしたこともないので、この場を借りて、お礼を申し上げます。

百島で寝泊りをして、百島の朝を迎えての心地良い時間、その至福感を発信してくださった想い・・有り難いものです。

・・感謝です。

さて、昨夜のNHKのテレビ「プロフェッショナル~仕事の流儀~」。

・・ヨカッタです!!

東京のドヤ街「山谷」に暮らす患者への往診を何よりも大切にしている本田医師の物語でした。

その患者の「生き方」と「死に方」に出来る限り寄り添う医師というよりも、人間の暖かさを感じました。

「草木国土悉皆成仏」・・という日本の仏教思想の言葉を大切にされていました。

「国土の一木一草まで成仏できる」という考え方です。

本田さんは、草木国土悉皆成仏という言葉について、「医療とか福祉ケアに携わる者にとって、切実な言葉というか、すごくビビっと来る言葉」だと・・表現されていました。

「山川草木悉皆成仏」という言葉も浮かんできました。

日本の神と仏教の仏が、融合したかのような「もったいない世界」です。

モノやカネばかりを信じて、根無し草のような社会であってはなりません。

そんな心を救う思想・・プロフェッショナルな言葉のように思えました。