百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

猿田彦さん

2014年04月20日 | 百伝。
今朝、導きの神とか、道開きの神とか・・そんな謂れのある猿田彦さんに出会うことができました。



先日、満月の日・・福井市郊外の限界集落化された地域まで出かけました。

子供が一人もいない・・住み着いていたのは、数年前、世間を騒がせてニュースにもなったパナウェーブ研究所という白装束の宗教団体でした。

地域にある小学校が廃校になるという事は、30代、40代の若い夫婦世帯の家族が、その後、住まなくなるという過疎の現実を突きつけられるということでした。

子供への教育環境・・それほど、小学校という存在は、地域の大事な重点項目なのです。

百島に仕事を創るよりも、百島に学べる教育機関があること。

労働環境よりも、教育環境を優先するのが、日本の家族、日本社会なのです。

百島小学校、百島中学校が、廃校なり、休校なり・・そうなると、現実的な悲しいニュースになります。

つまり、小学校もない場所で、一般的な若い夫婦世帯の家族が暮らす理由がないという悲しい現実です。

近未来の百島が、ほんとうに無人島になるという可能性も、非常に大きくなるのです。

少子化というのは・・人がいなくなるということ。

・・日本全国、子供が少ないです。

地方の都市部の中心さえ、ドーナツ化現象で、子供の姿をあまり見かけなくなりました。

今日は、近所の神社のお祭りでした。

だんだんと、こじんまりとした祭りになっています。



神輿を担ぐ子供たちも、数えるぐらい少ないです。



幸いにも、その先頭を歩く「猿田彦さん」に元気があったのが何よりです。



百島の氏神様へ・・猿田彦さんよ、あらわれよと。