ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百島恋綴り 其の1。

2018年08月25日 | 百島恋綴り

矢島真砂子さんのエッセイを紹介させていただきますね。

穏やかさ、朗らかさ、優しさ、そして力強い文筆力に魅了されます。

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満天の星が見たかったら、百島がおすすめ。

火星も大きく見えるし、北斗七星や、夏の大三角形もはっきり確認できます。

圧巻は流れ星☄️

ペルセウス流星群の時期を外しても見ることができます。

島の人に言うと「夜に出歩かんけぇ見ることもなぁわ」とあっさり。

希少な体験ができるのにそれを当たり前の日常にしてたらもったいない。

でも空気が澄んで空が綺麗なだけではなく、おそらく照明が極めて少ないから星が見えるのね。

あの暗さなら夜に出歩かないのも頷けます。

鼻をつままれても分からないような暗さで、イノシシに出会ったら命に関わるもんね。

もう一つ、綺麗なのが水!

ともかく島にいる間は髪の毛がしっとりする。

シャンプーやコンディショナーは島でも横浜の我が家と同じ品である。

きっと空気も綺麗なのだろうがとくに女性には嬉しい。

そこに居たら分からない良さが他処から来たものには見えてくる。

逆も真なり。

(作:矢島真砂子)