ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百島恋綴り 其の8。

2018年08月31日 | 百島恋綴り

感動するエピソード。

凄いね。

感動しました!

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温暖化の象徴、クマゼミの北限が年々北上しています。

昔、百島でセミ捕りをしていた時、子供達に教えました。

「クマゼミの北限は静岡周辺で箱根を越えられないんだよ。」

ところがある夏の日娘が「お母さん!クマゼミが箱根を越えたよ!」と公園から帰って来た。

確かにクマゼミが鳴いていた。

それを娘は大学教授に話した。

すると教授は百島もよく知っていて意気投合。

一緒に海水表面温度をあげないために頑張ろう!って話に発展した。

たかがセミ捕りと笑うなかれ!

何からでも学べるし、どんな体験からも気付く事がある。

机上の学習では分からない事も体験学習からいっぱい学べる。

身近な場所にしっかり目を向けて変化を見守るというのは非常に興味が持てる。

第1は感動する事、第2は楽しんで興味を持つ事、第3は好きになる事、好きな事は続けられる。

地道に続ければいつか頂点に立てる。

これで研究者が育つ。

とにかく最初は感動。

感動のない子は学びに無関心になって行く。

(作;矢島真砂子)


百島恋綴り 其の7。

2018年08月31日 | 百島恋綴り

教育問題です。

若い移住者が気になるのは学校。

幼稚園児は非常に少ないのに園舎は立派。

小学校も人クラスに満たない全校生徒に対して設備は立派。

誰にも大きな声で挨拶できる良い子が育って居ます。

中学校は廃校になって今はアートベースとして活用されて居ます。

当然高校も島から出て尾道や福山に通います。

さて、うちの子たちは毎夏、島で大きな影響を受けて育ちました。

以前書いたように島では理系脳が発達します。

赤ちゃんの頃から島で夏を過ごした娘は東京海洋大学に進んで、海洋汚染対策の研究をしました。

スイミングスクールにも通いましたが、プールと海は違います。

海洋大の太平洋遠泳でも、娘は男子を尻目に泳ぎきり、航海訓練でも酔って研究どころじゃない男子たちの分までやりこなしました。

好きこそ物の上手なれと言う通り、好きだから喜んで学べる。

だから結果が出る。

自然が大好きになる百島で学んだことが人生に彩りを添えたのです。

ちなみに娘のお婿さんも東京海洋大学で生分解性プラスチックの研究をし、現在は全漁連勤務です。

お婿さんも百島が大好き!

(作;矢島真砂子)

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素晴らしいです!


百島恋綴り 其の6。

2018年08月31日 | 百島恋綴り

環境問題です。

横浜では流しやゴミ入れにストッキングネットをして細かいゴミも流さないし、油も処理し、極力下水を汚さない。

「流し即海」と思っている。

ところが!島こそ海と直結しているにもかかわらず、流しの水がそのまま川に流れ海に流れ込み、汚水が海の生物に深刻な影響を与えています。

横浜と変わらず島もゴミの分別は厳しくて、いっときはゴミ袋に名前を書いて出していました。

ネットで申し込めば粗大ゴミを回収に来てくれる横浜でさえ大きな家具や電気製品を処分するのは気が重くなるものですが、島ではもっと大変。

と思いきや、なんと!粗大ゴミが野山に廃棄処分されているのをよく見ます。

ご自分の土地だから放置しても良いと思うのでしょうが、それは違う!

環境汚染物質が流れ出し土壌を汚染し水を汚染しやがてあさりが取れない浜になってしまう。

お盆前に浜のお掃除をしたそうですが、そのボランティアに参加したおじいさんに聞いたら、孫が来るからとの事。

そう!子や孫に美しい海を残してあげようよ!

はアサリだけじゃなく、ヒトデ、イソギンチャク、シャコ、蟹、マテ貝、いっぱい居たよ。

失うのは一瞬、取り戻すには何世代もかかる。

(作;矢島真砂子)

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海辺、海岸沿いの浜辺へ漂流して辿り着くゴミ問題。

砂浜も含めての土壌の力、汚染を考えさせられます。

ただ、砂浜も、田畠、畑と同じく日々耕さないと、アサリ、貝(きゃぁ)も増えてきません。

かつての百島の貝(きゃぁ)は、日本一美味かった!

今は、どうかな?