ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ポツンと。

2019年06月17日 | 百伝。

NHKの大河ドラマ「いだてん」の視聴率が低迷しているとのこと。

僕の気持ちも、同じく走り去ったかなぁ?

来年の大河ドラマが、楽しみではあります。

いつの頃か、大河ドラマよりも、裏番組の日本テレビ系の「世界の果てまでイッテQ」の方が、高視聴率だとのこと。

その要因・・・理解できます。

さらに、その「イッテQ」の視聴率が、これまた裏番組のテレビ朝日系の「ポツンと一軒家」に追い抜かれたとのこと。

視聴率20%超え・・・そう、「ポツンと一軒家」は、とても興味が湧く番組です。

どんな方が、不便な山の中にある一軒家で、どういう事情で、どういう生活をしているのか?

その生き方、人生を考えさせられるのです。

「経済的に成り立たなければ」・・・その土地で暮らせないのが現実です。

それが・・・どうして、山の中の一軒家で成り立つのかという不思議さが魅力でもあります。

今日のNHKの「鶴瓶の家族の乾杯!」

舞台は、山口県の離島、めでたい地名の「祝島」でした。

この祝島・・・前々から、どんな島なのか興味があったのですが、いいなぁ。

祝島・・・凄く好い島ですね。

大抵、島生まれ島育ちの人間は、他の島のことを褒めないのですが、この祝島は、百島ぐらい好いです。

何が好いかというと、ポツンと離島なのです。

多勢と繋がらず、ポツンと孤立性を保っている人間同様、孤高な地域的なアイデンティティーの魅力があります。

今の日本では、船大工という職業は、僅かだとのこと。

子供の頃、百島でも伝馬船が一杯係留していて、昔は、其々が船大工だったと聞いた憶えがあります。

そういう技術の伝承、継承が、どんどん消えてゆく島の文化が、物哀しいかな。

ポツンとは、原点のことです。

誰でも、夢や目標があれば、そこに辿り着くまで、方向を見失い、迷い、身の危険までさらして、心も疲弊することもあります。

迷わない人間は、いません。

知り尽くしている山道、潮の流れでさえも、突然状況に変化があれば、その判断、方向に迷います。

その時は、初心に戻りましょう。

原点に立ちましょう。

プラス、マイナスの両界に、「ゼロ 0」の概念を考えたのが、インド人だと聞きました。

10x10 より、百 x 百 までを、暗記させるのもインドの教育方針だとか。

インドで生まれた仏教の教えに、彼岸(あの世)と此岸(この世)があって、その間を「三途の川」が流れているとのこと。

その三途の川が、もしも何も水が流れていなかったら、彼岸も此岸も同じひとつの世界に繋がるとのこと。

三途の川とは、煩悩だとのこと。

先日、ポツンと腑に落ちた法話の原点から。

今日は、インドカレー店で、昼食を頂戴しました。

大変美味でした。

感謝。