ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

思い残し桜。

2020年03月24日 | 千伝。
東京オリンピックの延期が確実とのニュース報道。

新型コロナウィルスの感染拡大によって、東京封鎖とか、首都圏封鎖という予測もあります。

その時は、新しく出来上がった国立競技場やらスポーツ施設を、新型コロナウィルスの重度感染者の隔離病棟施設に転用できるのでは?

個人的に気になるのは、まだ感染者が出ていない鹿児島県。

今年の秋には、鹿児島県で国民体育大会(国体)開催の予定です。



地方にとっては、全国から集う国体開催はオリンピックよりも重要な大イベントなのです。

国体は、延期も中止も難しいのでは?

東京オリンピック終了後予定だった国体開催ですが、どうなるのかな?

自粛、不要不急の外出規制の要請・・・桃、桜の花見時季なのにね。



今年、福島県三春町の滝桜を見終えると、自分の桜見遍歴に思い残す事はないと考えていますが、福島県行きを来年の春まで延期にしようかどうか? 思案中です。

思い残す事のない生き方の生きる意味は何だろうなぁ?

自分を想い遺す事かな?

呼吸法の奥義・・・知っていますか?

福島県と鹿児島県は、今、いちばん訪ねたい場所です。

非合法の暴力と言葉。

2020年03月24日 | 千伝。
映画「三島由紀夫vs. 東大全共闘 ~50年目の真実~」観て参りました。

昭和44(1969)年5月13日、場所は東京大学駒場校舎900番教室。

右派の三島由紀夫氏と左派の全共闘が、 形而上学、倫理学、意識、認識、自意識、文学、哲学、政治学、歴史学、その存在論を論じます。

右派と左派、認識と行動、知性と反知性、合法の暴力と非合法の暴力肯定、エロとか野次とか自然とか、日本人やら天皇やら盛り沢山、非常に満喫できる討論会に参加した面持ちです。

翌年、昭和45年11月25日、三島由紀夫氏、割腹自殺。



あの日のことは、まだ中学1年生でしたが、暴力を振るった一日で憂鬱気分。

帰宅後、三島由紀夫氏の自決ニュースは、かなりショックな出来事でよく覚えています。

5年後、昭和50年に東京に出た頃は、下宿屋の同じ浪人生に誘われて民青のデモ隊に参加したり、未だに革マル派と中核派の内ゲバが盛んで、大隈講堂の前で起こった実際の乱闘も目にしました。

新宿の歌舞伎町界隈では、シンナーを吸ってフラフラしていた若者も多くいた時代です。

あの時代は元気がありましたが、地方から出た僕には、東京は集団暴力が蔓延る危険な都会に映りました。

大学に入れば、当時の東京の大学勢力は、左派よりも幅を効かせていたのは、国士舘大学をトップにした右派でした。

それでも、嫌がらせやイジメ集団相手に対しての喧嘩やら暴力は、「サシで勝負せいや❗」と言えば? 殴れば?・・・まだ通用した時代でした。

三島由紀夫氏の言う非合法の暴力、個人的な肯定に繋がります。

全共闘の学生リーダーが、「野次を飛ばすならば壇上の舞台に上がって、三島を殴れ。」と言っていたのも、格差階級が見え隠れします。

「金持ちが戦争を起こし、貧乏人が死ぬ」 (神はいないと叫んだサルトルの言葉)

気違い、気狂い、キチガイ、その集団とは、何だろうか?

言葉の暴力もない、言霊(こだま)が響くようなドキュメンタリー映画でした。