ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

朱子(1130~1200)

2022年02月18日 | 空木宝剣

舞う雪や  蝋燭火さえ  温かい

「少年老いや易く  学なり難し」南宋の儒学者、朱子(1130~1200)の格言。

「鎌倉殿の13人」と同時代の人だが、源義朝(1123~1160年)、源頼朝(1147~1199)に比べれば、古稀までの長寿。

団塊が、10才の頃、1年は10分の1年だった。

光陰矢のごとく少年は老いるものかと反発していた。

その少年も、今日で、71才よさようなら。

明日は、72才よこんにちは、1年は70分の1に。あっというまだった。

太く短い蝋燭。

細くとも長い蝋燭。

さまざまな命の火も、明るく、温めれば良火。
倒れて、火災となれば悪火。

よって、平和は良火。

戦争や災害は悪火。

2年にも及ぶ、コロナ禍や、近況のウクライナ情勢。

むかし、「アニーよ銃をとれ」という西部劇があったが、ウクライナ女子高生の、銃の訓練ニュースには驚いた。

平和のともしびは、安定安全な燭台の上に灯る。

老いて短い蝋燭としては、悪火が良火を駆逐せぬ事を、只祈るばかりである。

山桃桜の花