あれから79回目の夏。
平和を祈るだけでは、平和は来ない。
一瞬にして、14万人にも及ぶ人命を奪った原子爆弾。
第二次大戦(1936年~1940年)の経験者が80歳代90歳代という現状。
戦後生まれの所謂「戦争を知らない子供たち」は、平和のバトンタッチを真面目に引き継ぐのが、役目である。
このところ、マンハッタン計画に因んだ映画、「オッペンハイマー」や、大戦中、核燃料生産拠点となったワシントン州の「リッチランド」が話題となっている。
戦争になると、「敵は悪」という公式で破壊が正当化される。
昭和45年の頃、映画館貸与のサングラスを付けると、スクリーンが立体的に見えるのが流行った。
令和はAIの時代。
あのキノコ雲の下の地獄絵や焼け爛れた惨状を知れば、「キノコ雲は我が町の誇り」副題も方向性を失うかも知れない。
いろんな角度と言っても360度しかないが、三角四角八画と多角的な視野思考で、外(敵)と内(味方)を判断すれば円、すなわち丸く治まるに相違ない。
その意味では、近江の守護大名六角氏を忘れてはならない。
「飲み鉄の六角」同様、ノミニケーションや角力、あの手この手で、足利幕府を支えた事だろう。
人類何人も明日の事は分からない。
解らない乍も、先見の明と平和を手にするには、先人の知恵に頼る以外はない。
パリでは平和の祭典オリンピック。
中東では、ハマスの最高指導者が暗殺された事によるイランを巻き込んだ戦争が懸念されている。
昭和30年代は、アラビアンナイトの中近東は、日本人にとって新婚旅行憧れのメッカだった。
関口宏さんの千夜一夜物語という番組があったほどである。
色いろあるのが世界だが、8月6日は平和一色で世界の空を染めて欲しい。
平和を願うだけでは、平和は来ない。
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