ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

志賀直哉 (1883~1971)

2017年01月29日 | 空木宝剣
列車窓 車道を突っ切り 春の風

電車の景色と自動車のそれとは異なる。
地図上の違う線上を走っている。
それに電車だと、隣席の会話が耳に入ってくる。
広島から宮島口まで。
中年の女性は、東京に住む娘の話をしている。
ふと、志賀直哉の「網走まで」を思い浮かべた。
一本道のレール社会を嫌って、自由に道を選べる自動車社会を選択した団塊も、今や高齢者。
人生の運転に疲れた時は、地図を俯瞰して、レールの線上を網走まで走って見るとすべえ。


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