まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~』レンタル版 30話まで

2020-05-02 17:15:13 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

知らせを受けたオソルは、最初、躊躇しました。

もう関係無いとハインに言いました。ハインは言いました。

「ソンギョルに罪は無い。彼も会長の犠牲になった一人だ。それが自らを傷つける理由だ。虐待による潔癖症の子がいる。そしてその子が頼れるのはお前だけだ。お前を待ってる。」

オソルは駆け出しました。

 

オソルの前にチャ会長が立ちはだかりました。

「ここに何の用だ。お前の来るところじゃない。」

いいえ、会長こそ来るべきじゃない・・・と、オソルは臆せずチャ会長を真っ直ぐに見つめて言いました。

「唯一の孫を追い詰め、罪のない人たちを死に追いやった。全て会長のせい。もう逃げたり避けたりしません。怖くても隠れません。恨みながら後悔することはしません。後悔するのは私じゃなく、会長の方です。苦しむべき人は社長じゃなく、私の前にいるあなたです。」

チャ会長は、怒りとショックで言葉が出ませんでした。

 

ソンギョルはたくさんのチューブでつながれていました。かなりの重傷だったようです。

待ったでしょ、ごめんね。目を開けて。何してるの?・・・。

どれほど会いたかったか、どれだけ恋しかったか、会いたくないと言ったのは嘘よ・・・。

泣きながらオソルはソンギョルに話しかけました。

 

それから、毎日オソルはお見舞いに行きました。

ソンギョルの意識が戻るまでは・・・と。

 

そして、ある日、やっとソンギョルが目を開けました。

クォン秘書から会社が自分の手から離れたと聞いたのかな?潰れたのか、AGグループに吸収されたのかは不明です。

全てを失ったとソンギョルは思ったでしょう。

そんな時、母からオソルが毎日見舞いに来ていたと聞かされました。

絶望の中の唯一の光だと感じたでしょうね。

「そろそろ来る時間よ。」

と、母が言ったので、ソンギョルはそわそわしながら待ちました。

でも、その日はとうとう来ませんでした。

 

出かける間際に、父とハインがソンギョルの意識が戻ったらしいと話すのを聞いてしまったのです。

父はソンギョルの人となりを気に入っているのは事実でした。

でも、結ばれない縁だと考えていました。それを知ったら、オソルは見舞いにはいけませんでした。

 

ある日、ソンギョルの姿が病院から消えました。もう退院しても良いという診断は下っていたようですが。

ソンギョルが行ったのは、チャ会長のところでした。

こうなった今、もうチャ会長もオソルの家族への手出しは止めるだろうと期待していたソンギョル。

チャ会長は、AGグループに入るなら、願いの一つでも聞いてやる・・・と言いました。

やっぱりチャ会長は変わらない・・・とソンギョルは思いました。

6年前の事故を、あくまで自分に責任は無いと言い張るチャ会長。ソンギョルが代わりに謝罪しようと思って現場を訪ねたと聞いても、その考えは変わりません。

「私は約束した期日を守り、法的な手続きに従い、それに見合う補償もした。」

その基準を決めたのは、お祖父さんだろ・・・とソンギョル。

「遅すぎるけど、被害者を訪ねて謝罪し許しを請うんだ。あなたの孫としての最後のお願いだ。」

一礼して、ソンギョルは背を向けました。

チャ会長が何度も呼んでも振り向くことはありませんでした。

 

ソンギョルは、テコンドー協会の役員に、懲戒委員会の追加名簿にある人物は全員AGグループの人ばかりだという資料を提出しました。

判断に恣意的なものが含まれていると示したのです。

でも、協会側としても不正の事実を指摘されたようなものですから、そう易々と判断を覆すこともできないかもしれません。

ソンギョルが建物を出たところで、オソルとばったり。

オソルも資料を提出に来たのです。

 

なぜここに?・・・とオソル。

ただ、傍観できなくて・・・とソンギョル。

そして、ソンギョルはオソルに謝りました。すまない、僕のために・・・と。

 

「ありがとう。君と一緒に過ごした時間は僕にとって奇跡のような時間だった。」

オソルは手を差し出しました。

「最後の挨拶をしてなかったよね。」

でも、ソンギョルは手を出せませんでした。まだ深い傷が残っていたのです。

「お元気で。」

オソルは背を向けました。


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『とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~』レンタル版 29話まで

2020-05-02 16:27:24 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

突然別れを一方的に宣言した理由を言ってくれ・・・とソンギョル。

それ以前に、ゆっくり話がしたい・・・と。

 

「嫌いになったの。」

と、オソルは言いました。

でも、それが理由とは、ソンギョル、信じられません。嘘だと感じました。

「僕はまだ君が好きだし、君も本心じゃないだろ?だから、別れない。そう言ったら?」

と、ソンギョル。

すると、オソルはお好きなように・・・と行ってしまいました。

取り付く島もないとはこの事です。

 

ハインはオソルに言いました。オドルの件は何もしないつもりか?・・・と。

落ち込んでいる場合じゃないと言う事です。

再審請求は1週間という期限があるそうで。だから、その間になんとしても手続きをしなくてはいけないのです。

それを知ったオソルは、立ち上がりました。

 

コーチからオソルに連絡が入りました。オドルが学校を欠席していると言うのです。

オドルは、ソンギョルを訪ねていました。

本当は、チャ会長に直談判しようと思ったのですが、門前払いを食ったようで。

だったら、孫であるソンギョルに口を利いてもらおうと貰おうと思ったのです。

ソンギョルは、オドルの件を知ることになりました。

 

チャ会長の前に立ちはだかったソンギョル。

オソルの家族を傷つけたことを、激怒し猛抗議しました。

でも、チャ会長は、これが最善の策だと信じていますから、聞く耳を持ちません。

チャ会長の体調が悪いことにもソンギョルは気づきませんでした。

「何をされても彼女を諦めない。いいや、逆に良かった。僕を避ける理由が分かったから。お祖父さんが何をしようと、別れない。」

言い捨てて行こうとしたソンギョルに、チャ会長は、昔の事故でオソル母が犠牲者となったことを告げました。

これはオドルから聞いて無かったようです、ソンギョル。

最初から縁が無かった相手だ・・・とチャ会長に言われ、ソンギョルは流石に言葉が出ませんでした。

 

実は、事故当時、ソンギョルは祖父の代わりに現場を訪れていました。

共同の祭壇に花をささげたのです。

周囲には、遺族や関係者が悲しみにくれる姿がありました。その中にオソルも居たことを知ったのです。

出会う前のどうしようもない因縁に、ソンギョルはショックを受けました。

 

オドルは、再審など無駄だから止めろとオソルに言いました。

どうせテコンドーを止めるからと。

でも、オソルは再審請求の書類を整え、コーチに託しました。

 

ソンギョルはオソルを遠くから見守っていました。

因縁を知った今、近づくことは出来ませんでした。

オソルが躓きそうになった道路や、点滅していた街路灯のメンテナンスをし、オソルが困らないようにしました。バス停近くでオソルの姿を見つめたりしました。

ハインがオソルを迎えに来ているのを見て、ほっとしました。

 

ソンギョルの潔癖症は以前以上に悪化していました。

血が滲むほどに手を洗いました。そのせいで、手は傷だらけになっていました。

クォン秘書は心配していました。危険だと思いました。

ソンギョル母は、その報告を受け、心配で不安でたまりません。

オソルに会いに行きました。

ソンギョルに会って・・・と頼みました。ソンギョルに罪は無い、危険な状態なの・・・と。

でも、オソルは断りました。

 

ハインは、ソンギョルの治療を再開すると言いましたが、ソンギョルはそれを断固として拒否。

必要ない・・・と怒鳴りました。

治療する意味がない・・・と。

でも、ハインは手の傷の塗り薬や絆創膏を渡し、ソンギョルに主治医として助言を続けました。ソンギョルが拒否しても。

 

ソンギョルの家から出て来たところで、オソルに会いました。

オソルは、ソンギョル母の願いを拒否したものの、気になって来てしまったのです。

オソルはハインにソンギョルの状態を聞きました。

「心配するな。俺が見守ってる。」

と、ハイン。

オソルはどうすればよいのか、分かりませんでした。

ハインは、そっと俯くオソルの肩を抱きしめました。

 

ハインは、諦めた筈のオソルへの想いが再燃するのを感じたようです。

そんな自分が卑怯だと思いました。隙を狙って近づこうとしていると。

長い時間抱いてきた想いです。そう簡単に消せるものではありません。

ただ、オソルを笑顔にできるのは、自分じゃなくソンギョルだと言う事も分かっているのです。

 

ソンギョルの清掃会社が、本当はAGグループと関係のある株主の出資によって成り立っていることを、ソンギョルは知りました。

これまで、自分の力で築き上げたと思ってきたのに、本当は祖父の手のひらから逃げられてはいなかったことが分かったのです。

チャ会長は、この清掃会社が大事なら、AGグループを継げと言いました。そうしたら、この会社は残してやると。

要するに、チャ会長の意向一つでソンギョルの会社は潰れもするし、社長の座を解任することもできると言う事です。

おまけに、信じて来たクォン秘書までもが、チャ会長の意向によって、自分に仕えていたと知ったのです。

 

全てを失った思いでした。

ソンギョルは呆然とした気持ちのまま運転し、トラックと正面衝突してしまいました


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