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イ首席秘書官は、地検の面々と一人一人握手し、祝意を受けました。
そして、勤務中だから・・・と、ワインを一人が代表して飲んでほしいと、グラスを差し出したのは、シモク。
今、一番苦労している人間だから・・・と言いながら。
「君には聖域というのは無いようだな。皆も気をつけるように。いつ標的にされるかわからないぞ。」
勿論、冗談です。カン部長検事たちも、苦笑しましたが、シモクは笑いませんでした。で、言ったのです。
「罪を犯した人は気をつけないと。」
シモクは、飲むのかと思いきや、グラスを棚に置きました。車で来たので・・・と言って。
なかなか大胆な怖いもの知らずの行動です。
ハン刑事は、ヨンジェと相対していました。
病院の看護師が姿を見たと証言した・・・とハン刑事。
呼吸器に触りましたね?枕で何を?
ヨンジェの返事を待たずに、次々と質問しました。
ガヨンの写真を見せましたが、ヨンジェは動じません。
防犯カメラを見てないの?・・・とヨンジェが問いました。
見ました・・・とハン刑事が答えると、見てないわね・・・とヨンジェが言いました。
「ま、そのままの筈ないわね。素人じゃあるまいし。」
その言葉で、防犯カメラに何か写っているとハン刑事は確信しました。だから、原本をキム刑事が持ち去ったのだと。
ヨンジェの姿だけじゃないと思ったでしょうね。
ヨンジェに対して出国禁止令を出します・・・とハン刑事。
ヨンジェはヒステリックに笑いました。
彼女、精神的に不安定なようですね。相当な種類の薬を常用しています。
防犯カメラに写っていたのは、署長でした。
ガヨンの呼吸器を外したのも、枕で顔を押さえて殺そうとしたのも、署長なんです。
ヨンジェはそれを目撃したわけです。まぁ、手慣れてる感じでしたもんね。
地検の面々が帰った時、署長からイ首席秘書官に電話が入りました。
焦っています。今すぐ駐車場まで来いと言いました。
もち、助けてくれというものです。
渋い顔のイ首席秘書官ですが、仕方がありません。辞表を出して待ってろ・・・と言いました。落ち着いたら連絡すると。
署長は、これで助かったと思いました。詳細を知らなくても、何とかしてくれるって信じてるのね。権力って怖いわ
この二人の様子を、まだ駐車場でいたシモクが目撃しましたよ。グッドタイミングです
そのまま、署長を尾行し始めました。
一方で、ハン刑事に連絡し、ある計画を開始したのです。
病院を変えて匿っているガヨンを、又別の病院に移送すると見せかけました。
で、後をつけて来たキム刑事が署長に連絡するように、わざと見逃したのです。口を封じろとイ首席秘書官に言われていましたからね。絶対に会おうとするとシモクは踏んだのです。
車いすに乗ったガヨンを、署長が無理やり奪い、どこかに連れて行くように仕組んだのです。
まんまと引っ掛かりました。
ハン刑事は、協力したキム刑事を手錠でベッドにつないだ後、署長を追いました。
その様子は、防犯カメラの映像でシモクがチェックし続けていました。で、屋上に行ったのを確認し、シモクもハン刑事も向ったのです。
屋上で、署長はガヨンに懇願しました。
お金も全部あげるから、知らないと言ってくれ。ミナや・・・二人の仲じゃないか・・・と。
そこに、シモクとハン刑事、そして龍山署の面々が現れました。
ハン刑事が同僚たちを呼んでいたのです。
直前に、ハン刑事とチャン刑事はチーム長から散々に叱責されていました。仮にも自分たちのトップである署長を取り調べるなんて・・・と。
仲間を売る様な事が、良くできるな・・・とね。
だからこそ、現実を見せて、真実が何なのかを分からせたかったのです。
署長がガヨンだと思っていたのは、特任チームのチェ・ヨン事務官でした。
本物のガヨンは、直後に母親とユン課長に伴われて現れました。
そして、シモクとハン刑事の問いかけに、指差しました、署長を。
毎週月曜日に会っていた人物は?・・・という問いの答えです。
「青少年保護育成条例違反、拉致容疑で逮捕します。」
チーム長が言いました。
龍山署の面々は、皆、何とも言えない表情をしていました。失望、怒り、情けなさ・・・ですかね。
ヨンジェの出国禁止令が出ました。
イ・ユンボムは、それが殺人事件の関係者と言う理由だと知り、シモクに対していっそう警戒感を持つとともに、怒りも込み上げてきたようです。
イ首席秘書官は、この事を告げられると、動揺しました。
まさかとは思ったでしょうが、狙われたのがガヨンだということは、予想できたのかもしれません。
で、ソ検事にイ・ユンボムの元を離れて、自分の下につけと言いましたよ。
どーいうつもり
ヨン検事は、イルジェの再審請求をしました。
絶対に無罪になると確信してのことでした。
でも、イルジェ本人は、期待していません。9割方、棄却されるモノだと知っているからです。
それより、娘が傷つくことが心配でした。
そして、それはイルジェの予想通りになりました。棄却されたのです。
ヨン検事は、それがイ首席秘書官の仕業だと思いました。で、秘書官室に乗り込んで怒りをぶつけたのですが、相手が悪かった。
まだまだ彼女は世間知らずの若造なのです。イ首席秘書官の相手じゃありませんでした。
そんな小さな事まで自分は預かり知らない・・・という態度を取られてしまったのです。
署長の尋問は、カン部長検事が担当しました。
やはり、気が重いものでしょう。
でも、シモクの活躍には内心驚いているようで、嬉しそうでもあります。
カン部長検事が取調室に入って来た時、署長は電話を貸してほしいと頼みました。
かけた相手は、イ首席秘書官。
でもね、用件を話す前に、きっぱりと言われてしまいました。
「どこにいるか知っている。よく聞け。お前はもう終わりだ。秘密は守り通せ。さもなければ、お前の家族が傷つく。」
愕然とした署長。がっくりと肩を落とし、絶望的な表情になりました。
ガヨンに、シモクは、イ首席秘書官の写真を見せました。知っていますか?・・・と。
でも、無反応です。
帰ろうとした時、ガヨンが小さな声で呟きました。
「0、7・・・。」
それだけです。
まだ意味は分かりません。
ガヨンは、“寒い、湿っぽい”という言葉も呟いていました。
それが、何を意味するのかと考えた結果、シモクは、監禁場所だったのでは?・・・と思いました。
あれは、パク・ムソンの家の地下室かしら?
それにしても、ソ検事は、いったいどういう考えで動いているのでしょうか。
イ・ユンボムについたと見せかけて、実はイ首席秘書官の秘書的な地位についてるし・・・。
かと思うと、二人の会話をひそかに録音しようとしてますし。
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