

It has good sense of Bokeh.
「いいボケ具合です」
今日は、「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm」(以下Elmarit)のボケチェック画像です。
上下どちらの写真も、上の方は絞りを開放で撮影した元画像、下の方はフォーカスを合わせたポイント付近を元画像から切り出したものです。
コスモスのフォーカスポイントを拡大したシベ部分は、シベ全体がしっかりと解像していてビックリしました。
フルサイズのデジタル一眼レフカメラにマクロレンズを装着して撮影した場合、こんなにシベ全体は解像しません、被写界深度エリアがもっと狭いですからね。
だから、マイクロフォーサーズのF2.8のボケ具合は、フルサイズのF5.6前後のボケ具合に感じます。
マイクロフォーサーズの方が、イメージセンサーが小さい分だけ、被写界深度の深いエリアが広いですから、当たり前といえば当たり前ですが。
そうは言っても、ボケ具合はLeicaの血筋を引いているかなと思います、綺麗です。
Elmaritには手ぶれ補正機能が付いています、ただし被写体に近づくに従って手ぶれ補正は弱くなると取説には書かれています。
今回撮影した距離感だと、手ぶれ補正がそれなりに動作するので、手持ち撮影だとありがたく感じました、ファインダーで被写体を見ると安定して見えます。
マクロ撮影でもAFは効きますが、一度AFを外すと中々フォーカスが合ってくれません。
フォーカススピードは、イライラするほど遅くは感じませんでした、マクロレンズが活躍するシーンでは問題のないスピードだと思います。
ただし、被写体が連続で動く場合は、たぶん使えないでしょうね。
マクロレンズは、フォーカスを担当するレンズが重たいと聞きますので、やむを得ないと思います。
聞く所によると、Elmaritはフォーカス用モーターを3台も使っているらしいですから、仕方ないのでしょうね。
フォーカスを外した時やフォーカススピードについては、私がデジタル一眼レフカメラで使っているマクロレンズも似たようなものですから、Elmaritだけの問題ではありません。
あと、被写体によってはAFが全くお手上げ状態になりました、これはマイクロフォーサーズのコントラストAFに起因する部分だと思います。
こんな時、マニュアルフォーカスを使うしかないのですが、マイクロフォーサーズの場合はマニュアルフォーカスが使いづらいように感じました。
デジタル一眼レフカメラの場合、レンズのフォーカスリングを回せば自動的にマニュアルフォーカスを使えるので、とても簡単です。
この点、最近のマイクロフォーサーズレンズのように、マニュアルフォーカスへ切り替えるスイッチが欲しいなと感じました。
Elmaritはマクロレンズとしてはとても小さくて軽いレンズです、そのうえ私が使っているカメラ(DMC-G7)も軽いので、歩きながら花などを撮影する場合、体の負担になりません。
デジタル一眼レフカメラ+マクロレンズと比較すると、重さが全然違います。
フルサイズカメラレベルのボケがどうしても必要でなければ、DMC-G7+Elmaritはとても使い勝手が良いコンビです。
今日の写真は、福島潟(新潟市北区)で撮影しました。
撮影したコスモスの花ですが、12月なのに何本か咲いていてビックリしました、決してヤラセではありませんので、念のため。

