マッタリ風景

散歩写真と戯れ言のブログ

不公平

2016年12月16日 | 戯言





It would be unfair to us.
「不公平だなー」

最近、田中角栄の業績が復権していますね。
彼がやったことは、功罪相半ばするかもしれませんが、新潟県人で彼を悪く言う人は少ないと思います。

写真は、今朝撮影したものですが、上の写真と下の写真は随分と異なると感じませんか。
新潟県で、毎年雪に苦しめられている地域では、これから憂鬱な時期です。
実は、今朝布団から抜け出して、外を見たら一面が真っ白でした、だいたい10cmくらい積もっていました。
上の写真は、朝出勤する時に撮影したものです。
さて、下の写真は事務所近くで撮影しましたが、こちらはほとんど雪が積もっていませんでした。
距離にして10Km程度しか違わないのに、雪の降り方がこんなに違います、だから不公平だなと感じたんです。
まあ、豪雪地域の人に言わせれば10cmなんて問題外の積雪で、こちらはもう1m近くも積もっているので、不公平だと言われそうです。
話を大きくすると、日本海側は積雪をほぼ一手に引き受けていますから、関東地方側の人に対しては不公平を感じています。
だって、脊梁山脈の手前で雪が降るから、冬の関東地方はあんなに太陽が燦々です。
しかも、雪がもたらす水源で、関東地方は干上がらないで済んでいます。
さらに、同じ水源で発電した電力を関東へ持っていって、恩恵を受けています。
どこかの鉄道会社が信濃川の水を泥棒して発電していましたが、何とか水利権を継続したいので、無理してSLを走らせたりして、地元のご機嫌をとっています。
その電力は東京の電車を動かすために使われていて、某鉄道会社は相当なコストカットができているはずですから、ご機嫌取りなんて安いものなのでしょうね。
実際、雪がもたらす恩恵は、日本海側も太平洋側も、相当大きいと思われますが、ほぼ一方的に日本海側が不利に感ずるから、不公平感を感じてしまうのだと思います。

そんな雪に対する不平に対して、田中角栄は脊梁山脈を平らにしてしまえ、そうすれば日本海側に雪は降らないと言ったと聞きました。
まあ、はっきり言えば嘘のような話ですが、スケールの大きな嘘は耳に心地よく聞こえます、だから彼は人気があるのかも知れません。
うろ覚えですが、もし脊梁山脈がなかったとしたら、日本はこんなに四季がはっきりして緑豊かにはならないと何かで読んだことがあります。
まあ、温暖化が進むと、関東地方の夏は気温40度が普通になるとも聞きます。
そうなれば、日本海側の方が住みやすいということになるかもしれません。

豪雪地域に生まれ育った者の戯言です。






コメント
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