今日も朝から青空が広がりました、外は初夏の暑さと日差しでした。
お昼前に散策へ行きまして、外出先は福島潟の遊潟広場からオニバス沼という私の定番コースの一つです。
大型連休中ですが、遠目で対岸の潟来亭を見ると、観光客の姿は少なく見えました。
まあ、連休の売り物は菜の花ですが、これが終わってしまっているので、仕方ないでしょうね。
それでも訪れる人はゼロではありません、撮影をしていたら目の前の水路を観光客を載せた潟舟が通り過ぎて行きました。
現在、私の住んでいる周辺は田植えのピークです。
田んぼを貫く道路は田植え作業の車が沢山止まっているので、通り抜けの時は要注意状態です。
写真の田んぼ福島潟で撮影したんですが、この田んぼは元々福島潟だったろころです。
福島潟を埋め立てた福島潟干拓地と呼ばれる場所で、現在は広大な穀倉地帯の一角になっています。
福島潟の干拓は古くは江戸時代から始まったようですが、写真の干拓地は昭和43年から国営干拓が開始されたそうです。
食糧増産が目的でしたが、干拓が完成した頃には米の生産調整の時代となって、米が作れなくて農民と国との間で闘争となった不幸な歴史があります。
本当は、福島潟全体を干拓する予定だったのが、干拓中に発生した水害で潟の治水機能が見直されて、現在の状態になったと聞きました。
歴史に「もし」はないのですが、もし国営干拓を行っていなければ、現在の福島潟は倍の広さだったと思われます。
そんな福島潟も見てみたかったなと妄想しちゃいました。
福島潟の土手(堤防)は、菜の花からヒメジョオンとハルジオンの群落へ主役が交代しました。
ヒメジョオンとハルジオンも延々と続く群落になると見ごたえがあります、その花へベニシジミが蜜を求めて羽を休めていました。
ムラサキ色の花は桐の花です、私の散策コースの堤防には、どういう訳か3本ほど桐の木があります。
花が咲いている時期に遭遇できたのは今回が初めてです、生まれ故郷では畑に桐の木を結構植えてあったので、花は良く見ていたのですが、久しぶりに見るとこんな形だったけと思っちゃいました。
遊潟広場は、コウホネの黄色い花がチラホラ開花していました、また蓮の葉っぱが芽吹いてきました。
初夏の開花が楽しみです。
散策しながら、相変わらずタンポポパトロールを続けています。
散策コースのタンポポはセイヨウタンポポが優勢ですが、写真のタンポポは総苞片から見てニホンタンポポのようです。
福島潟は自然環境が良いので、在来種復活の予感がします。
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