OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

やっぱり珈琲が好きっ!

2016-01-13 18:19:52 | 歌謡曲

コーヒールンバ / 西田佐知子 (ポリドール)

巷間、あまり云われませんが、ドイツは珈琲が上手い国だと思うのはサイケおやじだけでしょうか。

もちろんドイツで産出の珈琲豆云々じゃ~なくて、あくまでもドイツで煎れられて供される珈琲という話なんですが、それはなかなか丁寧な味わいがあって、サイケおやじは好きなんですよ♪♪~♪

で、思い出してみると、あの紙フィルターを使う「メリタ式」の淹れ方って、ドイツで考案されたわけですし、珈琲豆の産出国のひとつ、ブラジルには昔っからドイツ系の資本や人脈が入り込んでいるあたりにも、何かの関連があるのかもしれません。

あっ、それともうひとつ、サイケおやじが美味しいと感動した珈琲が、マレーシアで飲んだ1杯で、それはそれは不思議なほど陶酔させられる香りとコクのある味わいが今も忘れられない、通称「ルアック」と呼ばれる品種なんですが、その時に仰天させられたのが、件の珈琲豆が山猫の糞から採取されたという事実!?

いゃ~、飲んだ後に聞かされたその真相には、なにか騙されたような気分でしたが、所謂「騙されたと思って~」という慣用句って、まんざらウソでもないと目からウロコでしたねぇ~~♪

ちなみに「ルアック」は、美味しい豆しか食べないとされる山猫が出した糞の中の未消化な残滓という事らしく、その山猫の腹の中で発酵熟成みたいな結果として、前述したような不思議な美味が生まれるというんですから、これを最初に飲んだ人物の偉大さは、神様の思し召しかもしれません。

そして当然ながら少ししか採取されない貴重品ということで、とても高価なところから、サイケおやじが飲む事が出来たのは、本当に小~さなカップ、ちょいと大きめの盃ぐらいの量でしたが、結局は少量飲むからこそ、美味しいという気もしています。

さて、本日、そんなこんなの珈琲の話ばっかり書いてしまったのは、ある事情から美味くもない珈琲ばっかり、何杯も飲まされたからで、本音の愚痴の裏返しを皆様には、ご容赦お願い致しとうございます。

そして掲載したのは、ご存じ、西田佐知子が昭和36(1961)年頃からロングセラーの大ヒットにした「コーヒールンバ」であります。

とにかくエキゾチックと言えば簡単明瞭ではありますが、原曲は確かベネズエラの大衆曲で、そこに附された日本語の歌詞は中沢清二の作であり、それほど本歌とは関係ないと言われていますが、我々日本人にとっては西田佐知子のバージョンによる珈琲賛歌は絶対的でしょう。

また、もうひとつ有名なのがザ・ピーナッツの歌詞違いバージョンで、両方の印象が異なる理由は、アレンジの味わいである事も確かだと思います。

それは西田佐知子のバージョンではジャズっぽいベースやギター、マラカス等々のシンプルなスタイルにフェロモンの滲みも絶妙な彼女の節回しがたまらないのに対し、ザ・ピーナッツのバージョンは派手なストリングも入ったラテンポップスがど真ん中という仕上がりで、好き嫌いを別にすれば、実は両者に優劣なんかは無用でありましょう。

本日、サイケおやじが、あえて西田佐知子のバージョンを選択したのだって、実は気紛れという事も否定致しませんよ。

ということで、さあ、これから珈琲、もう一杯♪

あっ、そういえば、ボブ・ディランにそんな歌もありましたですねっ!?!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする