OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

どうにもならない望み

2016-07-22 15:49:35 | 歌謡曲
もうどうにもならない / オックス (日本ビクター)
 
東京都知事選挙も終盤に入り、その必然的として各候補者それぞれにドロドロした話が巷を駆け巡っていますが、それにしても鳥越俊太郎に関する「文春」の記事は如何にもの内容だったんですが、サイケおやじが一番に呆れたのは、肝心の鳥越候補のそれに対する対応の拙さで、特に本人自らが会見しての態度と発言には失笑どころではありませんでした。
 
だって、あれだけ熱くなって所謂「淫行」という記事内容を否定していたら逆効果でしょう。
 
庶民にとっちゃ~、あの態度だけで、やっているにちがいないっ!
 
と思うのは必定であり、しかもさらに耳を疑ったのが「自分も週刊誌に携わってきたから、その遣り口は良く知っている」云々、それじゃ~、あんたも同じ事をやってきたんじゃ~ねぇ~かっ!?!
 
まさに語るに落ちたとは、この事でしょう。
 
おまけに、自分は「聞く耳を持っている」とか訴えていながら、件の記事の核心に触れる質問は聞こうともせず、事実関係を明らかにする説明もしないというんじゃ~、全くジャーナリストという履歴肩書は詐称みたいなもんですよっ!
 
それこそ、騒ぐのが商売の無責任マスコミの思うツボじゃ~ないですかっ!?
 
あぁ、あそこまでボケていたとは情けない……。
 
ということで、発作的に口ずさんでしまったのが本日掲載のシングル盤A面曲「もうどうにもならい」で、朝っぱらレコードまで取り出して、鳴らさずにはいられませんでした。
 
とにかく無機質で暗~いAメロから激したサビのコントラストが、まさに「もう、どにもならぁ~ないぃ~~」という絶望を歌い込んで強烈!
 
実はこれ、オックスが昭和46(1971)年に発売した作詞:多木比佐夫&作編曲:淡の圭一が提供のラスト作とされるシングル盤なんですが、当時は全く売れていなくて、しかもジャケ写が完全にムード歌謡グループの佇まいですからねえ~~!?!
 
おそらくはGSファンやマニアにとっても、通念的なロックっぽさが感じられないという受け取り方が一般的のようで、つまりは今も昔も評価&人気は否定的な歌のようですが、天邪鬼なサイケおやじにとっては、イントロから芝居がかって悲劇的なギターとストリングスオーケストラの演出が相当に好みの作風ですし、アップテンポでありながら、抑揚の無い歌メロがサビでは野口ヒデトの情念の節回しに繋がる作編曲の見事さが流石と思うばかりですし、間奏のギターソロが、これまたチープな狂おしさに満ちていて、最高なんですよぉ~~~♪
 
いゃ~、野口ヒデトは本当に素晴らしいボーカリストだと思うばかり!
 
 お別れだよ… さよなら… さよなら…
 
というラストのキメを、これほどリアルに歌えるんですからねぇ~~♪
 
あぁ、願わくば大切重要な選挙や政治に、こんな絶望を感じさせないでもらいたいものです。
 
ところが、小池ゆり子には殺害予告とか、他にも雑多な誹謗中傷合戦ばっかりが前面に出ていて、肝心の政策がほとんど争点になっていない現状が、やっぱりねぇ……。
 
また、単純に考えたって、多くの候補者が訴える公約の内容が、とても一期じゃ~不可能だと思われるものばかりで、つまりは議会を纏め、都民世論の動向を把握し、さらに時事諸々の情勢を鑑みつつ行政を遂行していくには、現実的に最低二期ぐらいは安定して都政のリーダーシップを発揮出来る人物が必要でしょう。
 
しかし、マスコミの本音と狙いは騒動と混乱であり、おそらくは鳥越俊太郎の当選を願っているにちがいないという推察も易く、例え都民の選んだ結果であろうとも、それを大切にしようなんて気持ちが微塵も感じられないのは悲しいですよ……。
 
こんなバカげた選挙になっているのは、誰の所為?
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする