■夢をみるだけ c/w つのる想い / モコ・ビーバー・オリーブ (東芝)
旅先でゲットしてきました♪♪~♪
モコ・ビーバー・オリーブのシングル盤です。
ちょっと高かったんですが、それは言わない「お約束」でしょうね。
で、歌ってくれるのは、もちろん彼女達が得意技だったオールディズポップスの日本語カパーで、まずA面の「夢をみるだけ / All I Have To Do Is Dream」は、ご存じのとおり、エヴァリー・ブラザースを代表的する1958年の大ヒット曲なんですが、モコ・ビーバー・オリーブのバージョンはオリジナルよりも幾分テンポアップし、しかも微妙に色っぽい訳詞を得たところから、如何にも彼女達らしい軽いタッチのセクシーさが、お洒落な気分を横溢させる仕上がりになっています。
もちろんタイトルどおり、ストリングスやハーモニーコーラスはソフトなフィーリングが優先され、まさに夢見るようなアレンジが効果的だと思います。
一方、「つのる想い / To Know Him Is To Love Him」も聴けば納得という、あのフィル・スペクターが出世作としたテディ・ベアーズのヒット曲ですから、これまた1950年代末期のムードが滲み出た甘~いオールディズポップス♪♪~♪
こちらではピアノやギターが主体のシンプルなサウンド作りとちょいと薄めでチープなストリングスが微妙なところでしょうか。当然ながら彼女達の素人っぽいコーラスが、ちょっぴりせつない日本語詞と相まって、なかなか良い感じですよ。
まあ、今となっては彼女達に思い入れが無いと苦しい部分もありますが、これも昭和元禄の産物という以上に、我国歌謡ポップスのひとつの形態として、ご理解願いたいところです。
ということで本日は、辛い出張も仕事先で中古盤屋巡りが出来れば結果オーライという、例の如くのお話で、失礼致しました。