■19回目の神経衰弱 c/w クモとハエ / The Rolling Stones (Decca / キング)
これも今回の旅先でゲットしてきた1枚で、実は既に所有しているシングル盤でありながら、中古の状態が良くて、しかも値段が信じられないほど安い!?
思わず夢かっ!?
と思った瞬間には、しっかりと手の中にありましたですねぇ~♪
実は現在、某国から仕事関係のお偉いさんが来日していて、その案内を仰せつかり、あちらこちらと国内をウロウロさせられているんですが、昔は外人接待なんて、しゃぶしゃぶ食わしてソープランドという定番コースが、今は何かと我儘を言う奴が多くて、それだけじゃ通用しません。
そこで必要以上に気も遣い、珍しく精神的にも追い込まれる感じだったりしますから、このシングル曲邦題「19回目の神経衰弱」も暗示的でした。
ちなみに楽曲そのものはミックとキースのコンビが書いた原題が「19th Nervous Breakdown」で、ストーンズは1965年12月の北米巡業中にレコーディングし、翌年の2月には発売するという、まさに当時の勢いがダイレクトに伝わって来るギターロックの大傑作! 終盤でキメとなるギターとベースのテケテケが、たまりませんよねぇ~♪
またB面の「クモとハエ / The Spider And The Fly 」は、我国独自のカップリングとされた脱力系ブルースロックの名演で、一応はメンバーの共作とクレジットされていますが、根本的なオリジナルは黒人ブルースマンのジミー・リードですから、そのフニャフニャでイナタイ雰囲気を個性的に表現するミック・ジャガーが流石の存在感だと思います。もちろんブライン・ジョーンズがリードする2本のギターのアンサンブルも味わいの深さを彩っていますよ。
ということで、このあたりは拙サイト「サイケおやじ館」の「転石音盤史 1966 part 1」をご覧いただければ幸いでございますが、いゃ~、それにしてもストーンズの魅力って不滅と再認識しております。
それは実際、気疲れした今回の出張も、このシングル盤に針を落した瞬間から霧散した現実と符合するのでした。
ストーンズらしい演奏でいいですね。
尚この時 ナーバスの意味覚えました。
今でこそナーバスという単語はよく使いますが
1966年ごろこの単語使う日本人、マスコミ(テレビ、新聞等)は殆んどいませんでした。
中学生の頃、「サティスファクション」、「黒くぬれ」そしてこの「神経衰弱」と3枚のEP盤は、それこそ歌詞も覚えるほど聴き倒しました。リアルタイムにおける私的ストーンズシングル御三家とでも言いましょうか…(笑)。
で、日夜聴き続けるうちに初期ストーンズの黒いサウンドに開眼したのはそれぞれのB面曲。なかでもこの「クモとハエ」は当時一番のお気に入りでした。
ビートルズとの違いが何となく分かった気になったB面曲たちでした。
コメント、ありがとうございます。
そうでした、洋楽で覚える英語・外国語ってのは確かにありましたですね。
個人的にも英語の勉強に勤しんだのは、それが何を歌っているのか、知りたかったからでした。
ストーンズ経由で知る黒人ブルースの歌詞の「わからなさ」に目覚めたのは、後年の事ですが(笑)。
お久しぶりです。
そしてコメント、ありがとうございます。
シングル盤「サティスファクション」のB面に入れられた「ウエスト・コーストの宣伝屋」もブルースロックの名曲名演で、大好きです♪
まさにビートルズとの違い、ここにありでしたね(笑)