OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

クリームの素晴らしすぎるライブの世界

2019-12-09 17:40:51 | cream
■Goodbye Tour Live 1968 / Cream (UMC)
 
バンド・オブ・ジプシーズの越年ライブ箱の興奮も冷めやらぬサイケおやじの前に、またまた強烈なブツが登場するという、ちょっぴり早い来年のお年玉がクリームの所謂解散ツアーからの音源集です。

で、公表された情報によれば、収録されているのは下記4ステージのライブ音源!

 ★Disc-1:1968年10月4日、オークランドコロシアム
   01 White Room / ▲
   02 Politician / 政治家 ▲
   03 Crodssroads
   04 Sunshine of Your Love
   05 Spoonfull
   06 Deserted Citied of the Heart / 荒れ果てた街 ▲
   07 Passing the Time
   08 I'm So Glad
 ★Disc-2:1968年10月19日、L.A.フォーラム
   01 White Room
   02 Politician / 政治家
   03 I'm So Glad
   04 Sitting On Top of the World
   05 Crossroads
   06 Sunshine of your Love
   07 Train Time
   08 Toad
   09 Spoonful
 ★Disc-3:1968年10月20日、サンディエゴ・スポーツアリーナ
   01 White Room
   02 Politician
   03 I'm So Glad
   04 Sitting on Top of the World
   05 Sunshine of your Love
   06 Crossroads
   07 Train Time
   08 Toad
   09 Spoonfull
 ★Disc-4:1968年11月26日、ロイヤル・アルバート・ホール
   01 Introduction
   02 White Room
   03 Politician
   04 I'm So Glad
   05 Sitting On Top of the World
   06 Crossroads
   07 Toad
   08 Spoonful
   09 Sunshune of Your Love
   10 Stepping Out

      ※ グッバイ・クリーム
      ▲ ライブ Vol.2
      ◎ LIFE IN 12 BARS / エリック・クラプトン
 
ということで、実は皆様ご存知のとおり、上記した音源はクリームのブートの中でも特に知られているソースで、これまでも度々様々な闇商品が出回っていたもんですから、新鮮味が薄いのは確かです。

なにしろ一番に売れたと思われる「The Last Goodbye」は、発売予定の公式盤と同じ中身の4枚組で、しかもほとんどがサウンドボードのマルチトラック音源であり、きっちりたステレオミックスは、それまでのブートとは一線を画した素晴らしさでしたからねぇ~~~♪
 

サイケおやじもゲットして直ぐに聴きまくりでしたから、これがオフィシャルのリマスターを施されたならば、まさに怖いもの見たさ以上の喚起悶絶は必至としか言えません。

ちなみに、ここまでのクリームのオンタイムの実情は既に歴史にあるとおり、同年7月10日、エリック・クラプトンが突如として解散を表明した事からの流れであり、名盤「クリームの素晴らしき世界 / Wheels Of Fire」の発売直前という全盛期の衝撃ですから、ファンもマネージメントも愕然としたにちがいありません。

もちろん、この背景にはメンバー間の人間関係の縺れが大きな要因と認められているとおり、ジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーの対立はステージでの演奏の中にも、強烈な自己主張となって表れており、それがクリームというハードロックなジャズバンドの即興演奏パートでは最高の魅力に繋がっていた事は、残されたライブ音源を聴けば明らかでしょう。

しかし、エリック・クラプトンにとっては、やはりそれが重荷だったんでしょうか……。

過密スケジュール等々の問題もあったそうで、「他の道を見つけた」という様な発言を後のインタビューで語っていたエリック・クラプトンの言葉からしても、クリームは常にギリギリの危険な限界の上に成り立っていたのかもしれません。

そして必然として、新作アルバム「クリームの素晴らしき世界 / Wheels Of Fire」を携えての巡業は「サヨナラ公演」となり、だからこそレコード契約等々の諸問題を解決する手立てのひとつとしてでしょう、各地でのライブギグが録音されていたという推察は易いところです。

実際、解散後に発売されたクリームのアルバムやエリック・クラプトンのサントラ盤には、その音源が使われていた証として、上記した収録トラックに注釈を入れておきましたが、それと同等の演奏にたっぷりと浸れるだけでも、ワクワク感は否定出来ません。

またロイヤル・アルバート・ホールのライブは、映像も残っていて、テレビ放送からビデオソフトまで作れている事は皆様ご存知のとおりであっても、純粋な音源だけのリマスター盤は、おそらく今回が初めてのオフィシャル化と思われますので、これまた大いに楽しみです。

気になる発売日は来年の2月に予定されていますので、サイケおやじとしては再び前述のブートを聴き直し、幾分かの内容紹介を試みる所存です。

あぁ~~、凄く楽しみだぁ~~~!
 
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