OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

藤丸のギターは歌謡曲もロックに変える

2016-07-21 16:45:48 | 日本のロック
哀しみの舗道 c/w ハイウェイ / 藤丸バンド (キングレコード)
 
我が国の芸能界でギタリストの存在を考える時、吉野藤丸のプレイを聞かなかった人は皆無でしょう。
 
もちろん、それは「無意識の内に」という語句も必要とされる現実なんですが、つまりは裏方のセッションミュージシャンとして夥しいレコーディングや歌謡スタアのバックバンドでの活躍も含めて、数多残された吉野藤丸のギタープレイには、自然に耳と心が惹きつけられる魅力があるわけで、時に有名なところでは太田裕美の「木綿のハンカチーフ」や石川さゆりの「天城越え」あたりは決定的に知られるところだと思います。
 
また、本人メインの活躍としては凄腕セッションプレイヤーの集合バンドだった SHOGUN や AB’S はもちろんの事、先輩から聞いた話では、つのだ☆ひろが昭和47(1972)年結成したキャプテン・ヒロとスペースバンドでのプレイも凄かったそうですが、もうひとつ、実は妹が西城秀樹のファンで、そのライブコンサートに行ったら、バックバンドのギタリストがカッコイイ!
 
とか云々言っていたので、話半分の気持ちで仲間内に喋っていたら、それは本当だよぉ~~!?
 
なぁ~んていう答えが返ってきたもんですから、クリビツテンギョウ!
 
それが昭和49(974)年頃の話で、また後に知り得た真相ではありますが、ロッド・スチュアートが在籍していたフェイセズの来日公演でも前座に出ていたというのですが、これはサイケおやじも現場に行きながら、どうにも記憶に無く……。
 
ただし、それがジョー山中のバンドだったというのであれば、思い当たるフシもあって、当時はなかなかブリティッシュなギターを弾いていたように思います。
 
しかし、吉野藤丸が流石なのはバックに回ってのリズムプレイの上手さや伴奏でのセンスの良いコード選び、それとオカズの入れ方の巧みさであり、同時に臨機応変なギターソロの切り替え等々、スタジオの仕事で売れっ子になるのも当たり前田のクラッカーです。
 
で、掲載したシングル盤は前述した西城秀樹のバックバンドとして活動していた通称(?)藤丸バンドのデビュー作で、発売されたのは昭和52(1977)年頃ですから、中身は所謂ニューミュージックと思いきや、個人的には歌謡ロックという印象です。
 
それはなにしろ作詞:片桐和子&作曲:吉野藤丸によるA面曲「哀しみの舗道」からして、ミディアムスローなベタベタの歌謡曲であり、ところがイントロから泣きまくる吉野藤丸のギターがあるもんですから、殊更夜の酒場の有線あたりから流れてくれば、自然にグッと惹きつけられるサムシングがある事はサイケおやじの実体験に基づく報告です。
 
ちなみにこのレコードにおける藤丸バンドのメンバーは吉野藤丸(vo,g) 以下、中島正雄(Key)、渡辺和義(b)、金沢順一(ds,per) という布陣であり、アレンジは中島正雄が担当していたと言われていますが、全篇から滲み出る「シブさ」は、まさにAORの実践かもしれません。
 
ですから、作詞:みうらよしこ&作曲:吉野藤丸によるB面曲「ハイウェイ」が、素敵な歌謡ボサノバになっているのも最高で、失礼ながらそれほどパワーを感じさせない吉野藤丸のボーカルが、ここではそれゆえの洒落たセンスに結実したのも、狙っていたと思わざるをえません。
 
例えれば後の寺尾聡が「ルビーの指輪」期にやっていそうな、そんな雰囲気が先取りされているんですねぇ~~♪
 
サイケおやじとしては心底、このB面曲「ハイウェイ」が大好きで、過言ではなく、レコードが擦り切れるほどに聴きましたですよ♪♪~♪
 
そして気になるここでのギタープレイは、的確な伴奏が本当に見事で、しかも最後の最後でしかギターソロをやらないという思わせぶりはがニクイばかりです。
 
ということで、何時の時代も裏方の存在が強い印象を残すのは音楽の世界だけではありませんが、しかしレコードという文明の利器が使われ、しかも商業主義的な道筋が用意されながら、それでも裏方が似合うスタアという、いやはやなんとも相反する才能の持ち主は決して侮れないと思っています。
 
吉野藤丸は、まさにそうした中で輝くプロであり、今も昔もギターを弾くことが好きな若者からリスペクトされ続けている名手でしょう。
 
機会があれば皆様にも、ぜひ意識していただきたいギタリストです。
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明日はどっちだっ!

2016-07-20 19:41:10 | Weblog

あぁ……、今日は全然余裕が無くなりました。

朝はそんなつもりじゃ~なかったんですが、ひとつ予定が狂うと、後はガタガタに崩れてしまい、サイケおやじは現在旅中です。

帰着は明朝のはすなんで、レコード諸々については、それからにさせていただきます。

よし、これからメシだぁ~~♪

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オリエンタル歌謡のミステリアスシンガー

2016-07-19 19:24:04 | 歌謡曲
ジャスミン c/w SAD MOON / スナイダー (オレンジハウス / 徳間音工)
 
この、どっかぁ~んっ! と迫って来る大アップのジャケ写に強烈なインパクトを受けたサイケおやじが掲載のシングル盤をゲットさせられたのは、確か昭和も末の頃、当然ながら中古屋の、それも店先に置いてあった捨て値盤コーナーの1枚だったんですが、中身は所謂エスニック風味の和製アジアンポップス♪♪~♪
 
というか、昭和歌謡曲の世界では時折にヒットしていたオリエンタル歌謡いうべき、いやはやなんとも折衷主義が良いベクトルを示せば、こうした歌も出来上がるという好例なんでしょうか。
 
なにしろ島武実の綴った歌詞には香港辺りの観光名所、例えば水上レストランとかタイガーバーム・ガーデン等々が歌い込まれ、しかも作編曲が一時期、そのものスバリのオリエンタル趣味に染まっていた(?)筒美京平なんですから、マイナー調の曲メロに強いビートを含ませる展開は過言ではなく、薬籠中の技の冴え!
 
そして歌っているスナイダーという女性ボーカリストが、これまた上手い節回しで、英語&日本語ちゃんぽんの歌詞を巧みに聞かせてくれますが、残念ながらサイケおやじは彼女については知るところが今もって何もなく、しかし声質がどっかで聞いたような感じなので、もしかしたら案外と有名なボーカリストの変名企画盤?
 
なぁ~んていう推察さえ浮かんでしまいます。
 
その意味でB面に収録された「SAD MOON」が、やはり同じソングライターコンビが提供した、これまたオリエンタル歌謡になっているのも、その変化の無さが勿体無いほどで、なぜならばスナイダーの歌唱からは幾分鬱陶しいとさえ感じられるミステリアスなソウルっぽさが滲んでいますから、個人的にはブラコン、あるいはディスコ歌謡みたいな作品を望んでしまうわけです。
 
ちなみにこのシングル盤が世に出たのは昭和54(1979)年頃らしく、だとすれば筒美京平が浅野ゆう子等々でもお馴染みの「セクシー・バス・ストップ」等々で正体を自ら明かした(?)例の「Dr.ドラゴン&オリエンタル・エクスプレス」に象徴される東洋ディスコサウンド期も一時収束していたわけですから、もしかすると当時のアウトテイクか未発表楽曲を流用したのが、このジャスミンの音源だった?
 
なぁ~んていう妄想も浮かんでしまうのですが、いかがなものでしょう。
 
ということで、もちろん掲載盤は全くヒットしていたという記憶がサイケおやじには無いもんですから、ここまで述べてきた事は十八番の独断と偏見であります。
 
しかし、こんなブツに巡り合うという喜びは、何度も書いているとおり、最高の幸せであり、心底大切にする所存です。
 
最後になりましたが、このジャケ写ポートレートはジャスミン本人なんでしょうか?
 
それも大いに気になるのでした。
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気分一新

2016-07-18 20:52:49 | 歌謡曲
■クリスタル・シティー c/w FUNKY LITTLE QUEENIE
             / 大橋純子&美乃家セントラル・ステイション (フィリップス)
 
世間は連休最終日、しかも東京は都知事選の真っ只中という安寧と慌ただしさのバランスも好ましいと思うのは、それだけ日本が平和な証拠かもしれません。
 
実際、サイケおやじにしても、本日は某所で件の選挙の有力女性候補の演説の場に遭遇し、「ゆり子」で良いのは「ひし美」だけっ! という持論があるもんですから、思わず壁際で寝返りを打ちたくなってしまったですよ。
 
さて、そんなわけですから、せめて車の中では直球勝負の好感度ボーカルを欲してしまうわけで、その中でも本日掲載のシングル盤のA&B両面に収録の歌と演奏にはノー文句でシビレさせていただきました。
 
演じている大橋純子は、これが発売された当時、ライブの現場で一緒に活動していたバックバンドだった美乃家セントラル・ステイションとレコーディングも共に行っており、つまりスタア歌手とセッションバンドというよりも、確固たる実在を示していたグループとしての表現が見事に結実していたわけで、結果的にこのシングル盤が発売された昭和53(1978)年前後が彼女の第一期黄金時代のど真ん中であった事は間違いないと思います。
 
ですから、ジャケットにもきっちり「美乃家セントラル・ステイション」のクレジットがあるのも当然が必然! 佐藤健(key,arr) 以下、土屋昌巳(g)、見砂和照(ds)、高杉登(per) 等々の腕利きレギュラーのプレイも素晴らしく、同時に数人の助っ人&新参メンバーの活躍が新しい空気感を滲ませているのも賛否両論はあろうとも、サイケおやじには結果オーライ♪♪~♪
 
で、まずは作詞:竜真知子&作編曲:佐藤健が提供したA面の「クリスタル・シティー」はバイオリンが奏でるロマンチックなメロディに導かれた、これぞっ! 都会派歌謡曲とニューミュージックの美しい結婚みたいな、なかなかの説得力が情熱的なんですねぇ~~♪
 
ミディアムテンポでもグルーヴしまくるボーカルと演奏パートのコンビネーションは、もちろん別録のはずですが、流石に凄いと唸ってしまいます。
 
一方、土屋昌巳が作詞作曲&アレンジまでも担当したB面曲「FUNKY LITTLE QUEENIE」が当時としては先鋭的なファンク歌謡になっているのも強烈な印象で、とにかくこのカラオケは永久保存の文化遺産候補であり、それに一歩も引かない大橋純子の歌いっぷりも痛快至極!
 
こ~ゆ~、如何にもB面という曲想と仕掛が楽しめるのも、アナログシングル盤の良さかもしれません。
 
そして、この両面2曲が収録された同時期制作のLP「CRYSTAL CITY」も素晴らしい傑作なので、皆様にはぜひともお楽しみいただきとうございます。
 
ということで、どうやら西日本では梅雨が明けたらしいという報道もあり、これからは真夏に一直線ではありますが、そうなれはなったで、今度は猛暑が怖い……、なぁ~んていう取り越し苦労も平和の証でしょうか?
 
晴々した気分というのが一番の幸せなんでしょうねぇ~~。
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倉田まり子の運否天賦

2016-07-17 17:47:20 | 歌謡曲
HOW! ワンダフル / 倉田まり子 (キングレコード)
 
昭和のアイドルシンガーを思い出す時、特に倉田まり子は様々な意味で芸能界やそれを取り巻くマスコミのあれやこれやを考えさせれる存在かもしれません。
 
それは彼女が如何にもアイドル王道のルックスと素晴らしいプロポーション、さらには当時第一線の売れっ子作曲家だった都倉俊一の秘蔵っ子としての扱いの良さもあって、NHKの歌番組「レッツゴーヤング」ではレギュラー、また他局の歌番組やテレビバラエティーでの出演も多く、しかも歌唱力にも安定感がありましたから、昭和54(1979)年の公式レコードデビュー時には既に相当な人気があったように思います。
 
で、本日掲載のシングル盤A面曲「HOW! ワンダフル」は、もちろん都倉俊一の作編曲に山上路夫の作詞を得た、これが彼女の代表的なヒット曲のひとつで、同年夏の終わり頃から年末にかけて流行りまくったのは間違いのない事実でした。
 
たしか、何かのお菓子のCMタイアップ曲だったような記憶もあるんですが、何よりもサイケおやじがグッと惹きつけられるのは都倉俊一が書いたメロディとアレンジの好ましさで、まずはイントロからのAメロがタートルズの「Happy Together」を強く想起さられるあたりはたまりません♪♪~♪
 
そして一転、サビからのメジャーな展開がこれまたジャストミートの爽快さですから、倉田まり子の弾んだ節回しは、まさにアイドル歌謡ポップスの王道がそのまんまですよっ!
 
しかも歌詞の中身のちょっぴりアブナイ印象も高得点!?
 
 男がいてぇ~ 女がいてぇ~ 恋ができるのぉ~~♪
 あなたがいてぇ~ 私がいてぇ~ キスができるのぉ~~♪
 なんて素敵なことぉ~ なんて不思議なことぉ~♪
 HOW! ワンダフル~ワンダフルラ~ブ♪
 
いゃ~、倉田まり子の清涼な声質にジャストミートの女性コーラスも良い感じですし、これが流行らなかったらヒット曲の神様からの天誅は必至というところでしょうねぇ~~♪
 
こうして倉田まり子はトップアイドルのひとりとして華々しい活躍をしている中、好事魔多し!?
 
ある事件で逮捕~有罪となった某投資家の愛人というマスコミ報道が流れた昭和60(1985)年から人気は急降下し、結局は引退に追い込まれたという芸能史には、その真偽が今もって様々な問題を提起し続けているという現実があり、それゆえに彼女の残した音源等々の復刻も芳しくないのは、ど~にもやりきれません。
 
個人的には前述した愛人云々という報道は、やはり無責任の極みであり、そりゃ~、一応は「融資」という名目の贈与があったらしいという事実は認めざるをえなかったんですが、「愛人」という生臭いイメージは、それこそ今も昔もアイドルには絶対のタブーだった事を鑑みれば、なにやら芸能界の裏事情も勘繰られて当然のような気がします。
 
しかし、彼女が素敵な歌謡ポップスを残してくれたという事実だって、絶対でしょう!
 
それは虚心坦懐というよりも、素直に聴いて楽しんだって、十人十色の感性として充分に納得のはずです。
 
また、人それぞれの幸運と不運のコントラストの強弱をあらためて考えさせられますねぇ……。
 
ということで、サイケおやじは、この「HOW! ワンダフル」以外にも、彼女の歌が相当に好きで、レコードもがっちり集めているんですが、実はその何れもが中古盤で、もちろん皆様がご推察のとおり、前述した騒動以降に中古市場で最安値になっていたブツを漁ったという、いやはや何とも現実はせつないのでした。
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一寸先の混乱混迷

2016-07-16 17:27:45 | Weblog

今日は久々にゆっくり……、なぁ~んて思っていたらっ!?

朝っぱらからトルコでのクーデター騒動の対応に追われています。

一応、収束の方向らしいですが、関係仕事先に出向している数人の安否確認と今後の展開のあれやこれやに振り回されました。

今夜も油断は禁物ということで、本日はこれにて失礼させていただきます。

平和な日常が当たり前の幸せと思うばかりです。

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素敵な世良順子

2016-07-15 19:52:52 | 歌謡曲
ハバナムーン c/w グッバイ・ナウ / 世良順子 (テイチク)
 
今日はまたまたフランスでのテロ事件、そして日本では局地的豪雨という悪いニュースに接しながら、しかし何かお気楽な事象を求めてしまうサイケおやじが取り出した1枚が掲載のシングル盤では、皆様からは顰蹙とお叱りでしょうか……。
 
でも、こんな時こそ!?
 
そんな気持ちに寄り添ってくれるのが、まずはA面曲「ハバナムーン」でありまして、それはスバリッ! 愛を失い、恋に破れてカリブ海にやって来た一人旅での新しい出発ですから、ロマンチックでちょっぴり泣きのメロディが良い感じ♪♪~♪
 
もちろん、陽気なトロピカルなフィーリングも満載という楽曲は作詞が作詞:島エレナ、そして作曲が湘南サウンドを象徴していたブレッド&バターの岩沢幸矢ですから、比呂公一のアレンジも含めて、やはり説得力がちがいます。
 
そして肝心の主役たる世良順子は、これが世に出た昭和54(1979)年頃にデビューしたアイドル系シンガーという事ぐらいしかサイケおやじには知るところが無いのですが、個人的には高い声のパートを歌う時の彼女の節回しに不思議なセクシーさを感じてしまうので、なかなか気になる存在だったんですがブレイクせず、フェードアウト……。
 
もしかしたら別な芸名での活動もあったのかもしれませんが、所有しているレコードにしても、これの他にシングル盤がもう1枚だけという現実はせつないです。
 
ちなみに前述したとおり、この「ハバナムーン」の作曲が岩沢幸矢ということで、バックコーラスにはブレッド&バターが参加しているのも、マニアには要注意なところでしょうか。
 
一方、作詞:みずのみほ&作曲:平川大四郎が提供のB面曲「グッバイ・ナウ」は、そのタイトルとは逆イメージ(?)のディスコサウンドになっていて、しかし絶妙のマイナーメロディがニクイばかり♪♪~♪
 
まさにニューミュージック全盛期に作られた歌謡曲の深層的実態を今に伝えるカップリング盤だと思います。
 
ということで、厳しい現実から逃避しようにも、それが叶わぬ願いであればあるほどに、こ~ゆ~レコードが求められたんじゃ~ないでしょうか。
 
また、夏の失恋っていうのは齢を重ねても、その甘酸っぱいフィーリングは大いに魅力ですし、だからこその歌の世界は何時の世の中にも求められているはずです。
 
そして最後になりましたが、なかなか男好きのする世良順子のルックスも大好き♪♪~♪
 
あぁ~、まいっちゃうなぁ~~~~♪
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どゃぶりの中じゃ~、思考回路もショート気味

2016-07-14 19:36:20 | 歌謡曲
雨の中で / 惣領智子 (RCA)
 
今日は突然の大風雨に見舞われ、サイケおやじは全身びしょ濡れになったんですが、皆様はいかがでしたでしょうか?
 
何事もなければ、それが一番ではありますが、しかし日常生活のそんなこんなもひとつの刺激として、良い方向へと繋げていきたいものです。
 
しかし、と書いていても、昨夜接した天皇陛下が「生前退位の意向」という報道には仰天させられましたですねぇ~~~。
 
もちろん、陛下は高齢ですし、これまでも病に臥した事を思えば、常に多忙な公務の連続では、国民の象徴とはいえ、やはりサイケおやじは恐縮に堪えないわけで、宮内庁は否定しているようですが、陛下の御心に背くようなことは決してあってはならないと思っています。
 
確か陛下が即位された年齢は、現在の皇太子と同じ頃だったという記憶に鑑みても、流石のご判断と感服するのも不敬ではないと確信する次第です。
 
そして何かと政治的な駆け引きとか、国内外との関係云々も含めて、日本国民は広く理解を深め、皇室と国の在り方や民衆との関わり等々、あらためて認識する最良の機会なのかもしれません。
 
繰り返しますが、個人的には陛下の御心は大切というには恐れ多く、平たく言わせていただければ、誰も言い出せなかった事柄に対しての聖断にちがいないと思うわけですが、皆様はいかがなお気持ちなのでしょうか。
 
ということで、大雨に遭遇しながら、そんな事を漠然と考えていたら、カーステレオに仕込んである好きな曲リストから鳴らされてきたのが本日掲載のシングル盤A面曲「雨の中」でありまして、これぞジャストミートの極みつき♪♪~♪
 
歌っている惣領智子シングアウトジム・ロック・シンガーズでの活動を経てソロシンガーとなった、所謂ニューミュージックの都会派ボーカリストとしての認識が一番であり、それは絶対的な真実ではありますが、もうひとつ、シンガーソングライターとしての側面も忘れてはなりません。
 
この「雨の中」にしても、当然ながら本人の自作曲でして、それをソフトスイング調にアレンジしたのが当時の彼女の夫であった惣領泰則ですから、イントロにあの「雨に唄えば」のメロディを引用しているあたりの稚気もニクイばかり♪♪~♪
 
全体としてはソフトロック風味も心地良い仕上がりになっていますよ♪♪~♪
 
ちなみにこの曲は昭和51(1976)年に惣領泰則のプロデュースで制作された名盤アルバム「やさしく愛して」からのシングルカットなんですが、そのLPもなかなか素敵な作品集であり、同時にジャケットのセクシーさも特筆ものですので、興味のある皆様はネット等々で検索してみて下さいませ。
 
うむ、土砂降りでびしょ濡れってのも、時には心地良いものですぇ~~♪
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翳りも前向きならば晴れるはず

2016-07-13 17:15:57 | 歌謡曲
青空の翳り / 太田裕美 (CBSソニー)
 
様々に嫌いなものが多いサイケおやじにしても、殊更なのが晴天時、急に陽射しが翳ってくる、あの瞬間です。
 
それは暗くなってくるというよりも、真っ暗になってきた!?
 
としか思えない感じで、それは決して自然現象だけでなく、社会全般~自分の日常生活においてさえ、同様の気分に陥ってしまうことが本当嫌なんですよ……。
 
で、現在巷が騒がしい東京都知事選挙のあれやこれやについても、とりあえず立候補を表明している面々の中で、特に有力とされている4人に対し、決して素直になれなれないサイケおやじの本音が、冒頭に述べた「陽射しの翳り」でありまして、包み隠さずに書かせていただければ、「寝返り百合子」「無気力相撲の増田」「昔の名前の宇都宮」「場当たり鳥越」というのが個人的な評価になっています。
 
特に鳥越俊太郎の会見に接しては、あまりのテキトーさに呆れるばかりで、出馬するにあたっての公約すら纏めておらず、自身の健康問題についての質問に「癌になる以前よりも元気」云々というオトボケを放たれては、ど~しようもありません。
 
これまで報道する側として、散々意地悪な質問をしてきた経験があるくせに、あんなボンクラな受け答えに終始し、おまけに途中で元官僚で何かと反権力を装ってきた某氏を登場させるという演出もあざとく、それが野党統一候補という疑似「錦の御旗」を振りかざすのであれば、失笑ではすまされないでしょう。
 
いゃ~、まさか……、あそこまでボケているとは思いもよりませんでした。
 
極言すれば、大病を患い、もはや余命も短いと分かった今になり、冥途土産に「もうひと花」っていう個人的願望ばかりが目立つのであり、それを担ぐ野党の幹部連中はともかくも、件の党支持者にしてみれば、なんだか煮え切らない気分の人達だっているにちがいないと思うんですがねぇ……。
 
十八番の勘違いが出たといえばそれまでなんですが、そんなに国を憂いているのなら、国政の場に打って出るのが本筋じゃ~ないですかっ!?
 
また、小池百合子の相変わらずのコテコテぶりっ子もイヤミだし、自分が悲劇のヒロインみたいな振る舞いで票を集めるという魂胆がイヤミ過ぎるでしょう。
 
東京都民に、どれだけの人気があるのか? 彼女は理解しているんですかぁ~~。
 
その意味で増田寛也も「軽い神輿」になろうとする努力は理解出来るにしても、これまでどんな業績を残しているのか、それだって東京都民には???というのが本当のところですよ。
 
さらに分からないのが宇都宮健児で、以前は共産党からの熱烈な支持があったから善戦出来ていたところが、今回はそ~ではないし、鳥越が「野党統一」で出るのであれば、てっきり降りると思いきや?▼?▼
 
もう少し、分別のある人だと思っていたこちらが甘かったんでしょうか……。
 
そんなこんなの暴言嘆き節について、皆様からのお叱りは覚悟しております。
 
でもねぇ~、やっぱり言いたいわけですよ、サイケおやじは。
 
ということで、そ~した今の気分に鑑みて、本日は太田裕美が昭和54(1984)年に出した、これがしっとりシリアスなバラードの名曲「青空の翳り」であります。
 
もちろん、彼女の個性のひとつは「甘え口調」の節回しだと思いますが、この「青空の翳り」は予想外に力強い地声での歌唱になっていて、確かテレビ出演やライブの現場でも本人がピアノの弾き語りで聞かせてくれたほどでしたから、地味ながら、なかなか今でも強い印象を保っている名曲名演だと思っています。
 
それは作詞:来生えつこ&作曲:濱田金吾という作家コンビとの新機軸であり、悲しい歌の内容とは逆に清々しい太田裕美の存在感が際立つ仕上がりは秀逸♪♪~♪
 
正直、大ヒットしてはいませんが、彼女の残したレコーディングの中では上位にランクされるんじゃ~ないでしょうか。
 
うむ、こ~ゆ~前向きな気持ちをストレートに歌われてしまうと、世俗の諸々なんか、当て所ない繰返しの産物という気分にさせられてしまうサイケおやじです。
 
最後になりましたが、誰が立候補するにせよ、まずは東京都民の幸せを優先してくれる人物を期待するばかりなのでした。
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お詫びと言い訳、ご容赦下さい

2016-07-12 17:03:56 | Weblog

早朝からスケジュールに縛られ、追い回されてクタクタヘナヘナになっています。

しかも、これから本日の大一番が待っているとあっては、最後の気力をなんとやら!?

ということで、本日の1枚、心苦しくも休載させていただきます。

そして皆様へのお返事の遅れ、本当に申し訳ございません。

今しばらくのご容赦、お願い致します(__)

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