OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

早く帰って、なんとかしないと…

2017-07-21 20:01:13 | Weblog

くうぅぅぅぅぅ~~っ、昼過ぎからスマホが……、反抗期っていうか……?

急に動かなくなるのは、それなりですけど、いきなりメールソフトが起動したり、メールが消えたり???

ついにはネットにアクセス出来ません。

リモートアプリもダメみたいなんで、本日の1枚は休載ご理解下さい(__)

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夏のひばりは涼しくもあり

2017-07-20 20:22:31 | 歌謡曲
太陽と私 / 美空ひばり (日本コロムビア)

本日も猛暑でグッタリ……、でしたが、皆様はいかがでございましょうか。

という愚問しか浮かばないほど、サイケおやじは気持ちが抜け気味なもんですから、とにかくエネルギーを充填しなければと、先ほどから取り出して聴いているのが、美空ひばりが昭和43(1968)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲「太陽と私」であります。

それは皆様ご存じのとおり、もちろん前年に大ヒットさせたGS歌謡の傑作「真っ赤な太陽」の路線を狙ったにちがいなく、作詞:加藤和枝&作曲:井上忠夫、そして編曲:森岡賢一郎という制作スタッフの顔ぶれの中では、歌詞を綴ったのは加藤和枝=美空ひばり? というあたりが興味津々でしょうか。

しかも曲調が井上忠夫のメロディですから、ほとんどブルーコメッツがモロ!?

ところが流石に森岡賢一郎のアレンジは面白く、おそらくはオカリナを用いたであろう印象的な演奏パートの彩やロシア民謡系の歌謡曲を想起させられる全篇の印象は、夏向きでありながら、涼やかなところもあって、サイケおやじは好きです。

もちろんGS歌謡という観点からすれば、「真っ赤な太陽」に軍配が上がるのは当然の帰結かもしれませんが、まあ、十人十色のお好みという事で、皆様もお愉しみ下さいませ。

あぁ、アップテンポでシベリア鉄道にでも乗りたい気分♪♪~♪

ということで、夏は始まったばかりというのに、バテバテの泣き言、失礼致しました。

もうちっとは、涼しい音楽をご紹介したく、気持ちは前向きです。
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時間無制限一本勝負

2017-07-19 20:02:10 | Weblog

という状況で、欲ボケの老婆と戦っています。

悔しいけれど、勝ち目が薄いんですよ……。

本日の1枚は休載、ご理解下さいませ(__)

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ジョージ・ロメロの不死不滅

2017-07-18 20:03:57 | Movie
■"ゾンビ"メインテーマ / Goblin (Cinevox / キングレコード)

我が国では殊更1979年春に公開されたホラー映画「ゾンビ / Zombie / Dawn Of The Dead」で知られる映画監督のジョージ・ロメロが天国へ召されました。

故人はアメリカ人ながら、ハリウッドよりは最初にヨーロッパで認められ、特にイタリアの映画プロデューサーにしてホラー映画の鬼才でもあったダリオ・アルジェント監督との邂逅が大きく、前述「ゾンビ / Zombie / Dawn Of The Dead」の制作にも絶大な支援を受けていると言っても、実は製作費は百万ドルちょいという低予算でスタートしながら、結果的に世界中でヒットしたのは、やはりジョージ・ロメロの天才性を証明したものと思います。

と同時に、死者が蘇り、怪物となって人間を襲い、襲われた者が蘇った死者と同様の怪物に変化するという設定が、ゾンビと呼ばれる怪物の基本的特質となって、以降同系の映画演劇の世界で多種多様に用いられた一事を鑑みても、故人の影響力は計り知れないものと思います。

もちろん、所謂ゾンビという概念はジョージ・ロメロの発明ではなく、一説によればアフリカ起源の呪術的存在と云われているらしく、映画の世界でも既に1930年代から登場しているキャラクターなんですが、それを拡大解釈したSF的発想を盛り込んで故人が1968年に自主製作(?)した最初の劇場公開映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド / Night of the Living Dead 」では、堂々と後のゾンビの本質を提示し、それは人食いや共食い、あまりにも救いの無いラスト等々、完全にモラルを欠いた展開や描写があるもんですから、リアルタイムでは興行的に大失敗しつつも、それゆえにカルトな評価は高く、今ではホラー映画の古典にして聖典のひとつになっているのですから、時の流れは偉大です。

そしてダリオ・アルジェントがジョージ・ロメロを認めたのも、おそらくはこの作品があったからと思いますが、いかがなものでしょう。

実際、サイケおやじは大ヒット映画「ゾンビ / Zombie / Dawn Of The Dead」を観て後、件の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド / Night of the Living Dead 」を鑑賞したんですが、その密度や意志の強さ(?)は、勝るとも劣らないどころか、個人的には後者の方が好きなほどです。

しかし、それでも「ゾンビ / Zombie / Dawn Of The Dead」が傑作と思うのは、映像に付随した音楽やSE、つまりサウンドトラック音源の素晴らしい効果に魅せられているのも大きなポイントで、それを担当していたのがゴブリンと名乗るイタリアのプレグレバンド(?)であり、掲載したのは、そのテーマ曲と挿入曲をカップリングした日本盤シングルであります。

ただし、サイケおやじはゴブリンというバンドの実態や履歴はほとんど知りません。

それでもゴブリンはダリオ・アルジェントがお気に入りの御用達バンドらしく、この鬼才が監督した「サスペリア」「サスペリア2」「シャドー」等々で起用され、主要メンバーはマッシモ・モランテ(g)、クラウディオ・シモネッティ(key)、ファビオ・ピニャテッリ(b)、ウォルター・マルティーノ(ds,per) 等々らしいという事から、実は決して実態の無いバンドじゃ~なくて、バンド名義のアルバムも出しており、ライブ活動もやっている存在感の強さは、特にドイツでは人気が高いという真相らしきものを、サイケおやじは1990年代になって、ドイツで確認しておりますが、今はど~しているんでしょうかねぇ~~。

告白すれば、ゴブリンのレコードは、本日掲載のシングル盤だけしか持っていませんし、実はジャケ写のキワモノ的魅力に惹かれ、中古屋の捨値コーナーから狩った1枚なんですが……。

まあ、それはそれとして、今に続くゾンビ映画の系譜を辿る時、絶対に無視出来ないのがジョージ・ロメロ監督の存在であり、この偉人こそは、ゾンビになって人類文化に今後も貢献するにちがいない!?!

そんなふうな妄想を膨らませつつ、故人の冥福を祈るばかりです。

合掌。
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ジョン・コルトレーンの最初の黙想

2017-07-17 15:26:41 | Jazz
First Meditations (For Quartet) / John Coltrane (Impuise / ABC)

 A-1 Love
 A-2 Compassion
 B-1 Joy
 B-2 Consequences
 B-3 Serenity
 
本日はジョン・コルトレーン没後50年目の命日……、にしては巷でそれほどの追善供養が行われているような気がしないのは、既にサイケおやじがジャズを真っ向勝負で聴く生活から遠退いている所為でしょうか……。

そこで原点回帰として、朝一発目から故人のレコードをあれやこれやと取り出し、まずは針を落としたのが本日掲載のLPなんですが、この凡そ「らしくない」ジャケットデザインは、発売されたのが1977年という所謂フュージョン全盛期だった時代背景を考慮しても、なんだか煮え切らない気持ちは今も昔も変わりません。

しかし、現実としてのリアルタイムじゃ~、まさかの嬉しさに大歓迎されたんですよっ!

なんたって演奏メンバーがジョン・コルトレーン(ts) 以下、マッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルビン・ジョーンズ(ds) という黄金のカルテットで、しかも収めらていたのが1966年に世に出た、あの混濁と静謐の名盤「メディテーションズ」と同じ曲目だったんですから、これはもう、聴く前からドキドキさせられるのがジャズ者の宿業でありましょう。

とにかく「ファースト・メディテイションズ」というアルバムタイトルに偽り無し!

それは、説明不要かとは思いますが、件のLP「メディテーションズ」がお馴染みのカルテットにファラオ・サンダース(ts) とラシッド・アリ(ds) を加えての得体の知れなさというか、1965年の問題作「アセンション」以降、ますますフリージャズに傾倒していった故人の音楽性を肯定するが如き新旧世代の対立の構図は、そのまんま、リスナーを戸惑わせるものになっていたはずで、リアルタイムのコルトレーン信者はもちろんでしょうが、後追いでジャズを聴く楽しみを知ったサイケおやじを含む一般のファンにしても、聴く前から腰が引けてしまっていたのが、この時期のジョン・コルトレーンのレコードだったように思います。

しかし、ジョン・コルトレーンがそれでも愛想を尽かされなかったのは、フリージャズと言っても、決して出鱈目の垂れ流しでは無く、独自の文法らしきものを打ち立てる、その前向きな(?)姿勢がどうにかリスナーに伝わってきたからだとすれば、前述のアルバム「メディテーションズ」が激情と狂乱を演じるファラオ・サンダースに対し、静謐な衝動で威厳を示すジョン・コルトレーンの有様こそが、混濁しながらも爆発力を失わないリズム隊共々に、ひとつのジャズ的精神宇宙を成り立たせ、スピーカーの前のファンをそこに引き込むブラックホール!?

ですから、聴いていて、どうにも疲れるし、それが心地良さに転化する瞬間のエクスタシーだったとしても、余程の気持が入っていなければ、自室では気楽に針を落とせないのが「メディテーションズ」という傑作LPだと、そんなふうにサイケおやじが決め込んでいたところに、この「ファースト・メディテイションズ」の発売は、故人没後10年目の1977年でありました。

そして、そこには正統派ストロングスタイルのジャズが大好きなファンならば、聴く前から演奏メンバーのクレジットを確認して歓喜悶絶!

さらにレコードを聴きながら、シビレが止まらないほど昇天させられる桃源郷に連れて行かれるわけですが、しかし不肖サイケおやじも、そのひとりだったとはいえ、生来の天邪鬼の身としては、なんだか妙な物足りなさを覚えたのも、また正直なところ……。

それは結論から述べさせていただければ、まずジョン・コルトレーン本人の出来がイマイチ、調子が出ていないんじゃ~なかろうか?

という非常に不遜な気持ちであり、カルテットとしての纏まりも、所々で迷いや模索が滲んでいる感じあるような、う~ん……、こんな事を書いてしまうと、皆様からのお叱りは必至だと思いますが、そんなこんなの収録演目に対する正直な感想は――

まずA面ド頭「Love」は、暑苦しい曲調のスローな演奏で、巷間云われるところのスピリチュアルなムードが横溢しているあたりは、如何にもの人気があって、なにしろ前述のLP「メディテーションズ」の中にあっても、グッと惹きつけられる魅力は否定し難いものでしたからねぇ~~。

ちなみに、このアルバムに収録の全曲は1965年9月2日、「メディテーションズ」は同年11月23日のセッションから作られたという歴史を鑑みれば、その2ヶ月足らずの短期間に何がどのように変化し、進化したのかは興味深いところだと思いますし、その意味で続くミディアムテンポの「Compassion」におけるジョン・コルトレーンが痙攣シビレ節で咆哮すれば、ドスドスに敲きまくって物分かりの悪さを露わにするエルビン・ジョーンズの対峙こそが、黄金のカルテット全盛期を論証しているのでしょうか……。

そしてレコードをひっくり返してB面に針を落とせば、いきなりアップテンポの「Joy」が始まりますが、最初っからエルビン・ジョーンズのタイミングが合わないようなドラミングが耳触りですし、リズム隊も隙間だらけの伴奏というか、これはサイケおやじの独断と偏見なんでしょうが、だからこそアドリブパートに入ってからの猛烈なノリで突進する演奏は流石、黄金のカルテットの面目躍如!

しかし、逆に言えば、だからこそこの「Joy」は6人組で作られた本篇アルバム「メディテーションズ」では不採用で演奏されず、実はここでのセッションから間もない同年9月22日に再演レコーディングされたバージョンが、なんとっ!

1972年、つまりジョン・コルトレーンの没後に未亡人となったアリス・コルトレーンが様々に意味不明なオーバーダビングを施して仕立て上げた「インフィニティ」というLPに流用されるという、これまたなんともな仕打ちが……。

だからでしょう、現在では故人の遺作がCD復刻された際、この「Joy」のオリジナル再レコーディングバージョンがオーバーダビング抜きで聴けるようになり、その安心印が尚更に強くなった演奏は素晴らしいかぎりなんですが、そ~ゆ~保守性が感じられるところに、賛否両論があるのも、また事実だと思います。
 
閑話休題。

で、いよいよこのアルバム「ファースト・メディテイションズ」の佳境に入るのが「Consequences」で、実は思いっきりフリーな演奏でありながら、エルビン・ジョーンズはきっちり4ビートを感じさせるドラミングをやっていますし、マッコイ・タイナーは本領発揮の大爆発ですから、後半でのジョン・コルトレーンの大噴火は、全てのジャズ者を納得させる伝家の宝刀でありましょう。

そして間断無く入ってしまう「Serenity」は、厳かで勿体ぶった雰囲気に溢れていて、これが終局を演出するには最良のやり方だったのかもしれませんが、安らぎよりは微妙に悪い予感が滲んで来るような……。

う~ん、ジョン・コルトレーン……、何も途中で無理やりっぽく咆哮することはないだろうに……。

という、またまた不遜の極みを吐露してしまったサイケおやじではありますが、やっぱりこの「ファースト・メディテイションズ」はリアルタイムでゲットさせられたわけですし、当時のジャズ喫茶では、ほとんどの店でリクエストが絶えなかった人気盤でありました。

以下は全くのサイケおやじの独断と偏見、そして妄想ではありますが、「ファースト・メディテイションズ」の魅力は、まずは黄金のカルテット最末期の演奏が聴ける事が一番なのは言わずもがな、決して絶好調とは言い難いジョン・コルトレーン自身のプレイから伝わって来る前向きな姿勢とそれに対する迷いが、後年神様に祀り上げられる偉人の素顔の一面を感じさせるからかもしれません。

告白すれば、サイケおやじは、この「ファースト・メディテイションズ」を聴き込んで後、本篇「メディテーションズ」が好きになったのであって、それもまたサイケおやじの OLD WAVE な体質を証明する事象に他なりません。
 

さあ、今夜は「メディテイションズ」をしっかり聴いて、故人を偲びましょうか。

合掌。
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自由が欲しいからね

2017-07-16 20:41:35 | Weblog

所用にて遠出し、先ほど帰宅しました。

これから、もう一丁、仕事があるんで、本日はこれにて失礼させていただきます(__)

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潮風のマリーの思い出

2017-07-15 20:43:40 | Pops
潮風のマリー / Raymond Lefevre et son Grand Orchestre (Barclay / キングレコード)

今日も朝っから暑苦しいので、何か爽やかなレコードはないかいな……?

という気分で自室の棚を漁って取り出したのが、本日掲載のシングル盤なんですが、まあ、中身よりもジャケットのデザインイメージが、その決め手だった事は皆様ご推察のとおりです。

しかもA面曲タイトルが「潮風のマリー」と表記されていちゃ~、たまりませんよねぇ~~♪

ところが、これは決して爽やかな夏向きイージーリスニングじゃ~なくて、1975年にダリダがディスコアレンジでリバイバルヒットさせた1930年代のシャンソンの人気曲「待ちましょう(潮風のマリー) / J'ATTENDRAI」にして、その本家本元はカンツォーネだったらしいのですが、サイケおやじは後者のオリジナルバージョンは聴いた事がありません。

しかし、ダリダのディスコバージョンは我が国でもそれなりにラジオ等から流れていましたから、さらにフュージョン風味を強めて演奏された、このレーモン・ルフェーヴル・グランド・オーケストラのインストバージョンが、すんなりと耳に入って来た事も自然の摂理!?

というか、実は告白すれば、そのリアルタイムの昭和51(1976)年、船橋市の某ストリップ劇場にて出演していたダンサーが、このレーモン・ルフェーヴルのオーケストラバージョンを踊りで使っていたのを、ちょうどその場に居合わせたサイケおやじが気に入って、思わずこのシングル盤をゲットしてしまったのが真相でして、それゆえにこのインストバージョンを聴く度に、あの夜のステージで踊っていたストリッパーを思い出してしまうという、いやはやなんともの……。

ということで、猛暑は続くし、政治の世界は茶番ばっかりだし、鬱陶しい事が絶え間ない毎日ではありますが、とにかく前を向いていきましょうよっ!

それには楽しい事を作っていくのが人生だと思っている不肖サイケおやじも、自己矛盾はしていないはずと、言い聞かせております。
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真夏の知世もニクイって!

2017-07-14 20:25:37 | 歌謡曲
太陽になりたい c/w 本日晴天 / 原田知世 (CBSソニー)

未だ8月になっていないのに猛暑でゲンナリしているサイケおやじとしては、それは受動的なところから感じるんじゃ~なかろうか?

なぁ~んていう、実に主体性も論理性も全く無い思考に落ち込んでいるもんですから、ど~せならと、思わず取り出したのが、そのものズバリ!

という、原田知世が昭和63(1988)年初夏に出した本日掲載のシングル盤であります。

それはなんたって、作詞:谷穂ちろる&作編曲:後藤次利が提供のA面曲「太陽になりたい」でキマリでしょう!?

これは某車メーカーのCMタイアップ曲だったんですが、とにかく時代を反映したシンセサウンド全開で彩られたタツロー系メロディの楽しさは最高で、実際、初めてこれを聴いた時のサイケおやじは、てっきり山下達郎から提供された楽曲かと、足が地につかない心持ちになりましたですねぇ~~♪

しかも原田知世のガールポップ味満点のボーカル&節回しは、なるほど業界内にファンが多いという実情も頷けるものがあります♪♪~♪

とりとめのない歌詞の中味も良い感じ♪♪~♪

一方、B面収録の「本日晴天」が、これまた矢野顕子がモータウンしたような、実にポップな仕上がりで、流石は彼女が主演のテレビドラマの主題歌になったのも納得するしかないという、作詞:谷穂ちろる&作曲:松浦雅也、そして編曲:後藤次利という制作スタッフの狙いは的確ですねぇ~♪

当然ながら、こちらもシンセサウンドがいっぱいの作りながら、本来はそ~ゆ~音が苦手なサイケおやじにしても、素直に楽しめるあたりがニクイんですよっ!
 
そして、妙にキッチュなジャケ写も、可愛さあまって憎さ百倍ってもんです♪♪~♪
 

ということで、原田知世は歌う映画スタアというキャリアが、そのデビュー時から定まっていた事は歴史的事実なれど、歌手としての魅力は女優としての彼女とは別物の輝きがあると思って幾年月、相当に充実したレコードやCDを出して来たと思うのはサイケおやじだけの気持では無いはずが……。

どうにも、何かしらマニアックな存在という印象が強いのも、また事実かもしれません。

うむ、広く認められる事を望むばかりです。
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十字路はどこだ

2017-07-13 19:45:21 | Weblog

覚悟を決めて、旅に出ました。

明日、帰ります(__)

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アルバートとスティーヴィーのブルース侠骨伝

2017-07-12 16:03:09 | Blues
Albert King with Stevie Ray Vaughan In Session (Stax = CD + DVD)

アルバート・キングは、黒人ブルースマンの中では恣意的とも思えるほどにロックやソウルに接近した音楽性で幅広い人気がありましたから、ブルースロックをやっている白人ミュージャンとの共演においても、すんなりマイペースでやっていたという証拠物件のひとつが、本日掲載のCDとDVDのセット物です。

内容は、1983年12月6日に収録されたテレビ放送用のスタジオセッションで、なんとっ!

アルバート・キング(vo,g) のバンドにスティーヴィー・レイ・ヴォーン(vo,g) が特別参加したという、これはもちろんブルース愛好家よりもロックファンが大喜びの企画でしょう。なにしろその時期は、スティーヴィー・レイ・ヴォーンがメジャーデビューして忽ち注目を集めていたわけで、しかも自らのギタースタイルに大きな影響を受けたのがアルバート・キングと公言していたのですから、願ったり叶ったり!?!

そこで、まずは本篇とも言える映像を収めたDVDからご紹介させていただきます。
 
 Act Ⅰ
  01 Introduction
  02 悪い星の下に / Born Under a Bad Sign
  03 Texas Flood (feat. Stevie Ray Vaughan - vocal)
  04 Call It Stormy Monday
  05 "Old Times" (talk)
 Act Ⅱ
  06 Match Box Blues
  07 "Pep Talk" (talk)
  08 Don't You Lie To Me
  09 "Who Is Stevie?" (talk)
  10 Pride and Joy (feat. Stevie Ray Vaughan - vocal)
 The Finale
  11 I'm Gonna Move to the Outskirts of Town
  12 Outtro

で、演奏本篇は、これぞっ!

ルーツ・オブ・ブルースロックとも言うべき、アルバート・キングの代名詞でもある大ヒット曲「悪い星の下に / Born Under a Bad Sign」が演奏されるのは、殊更スティーヴィー・レイ・ヴォーンのファンにとっては安心印ではありますが、やはり御大を前にしてのギタープレイには緊張からでしょうか、慎重に傾き過ぎたような遠慮とプレッシャーが感じられるのは、至極当然だと思います。

そして、そのあたりを懐の深さで受け止めるアルバート・キングが見事なお手本を示すのは、もちろん貫録でもマンネリでもなく、常に真摯なプレイを積み重ねてきたブルース魂のナチュラルな発露に他ならないでしょう。

ちなみに映像をご覧になれば一目瞭然、左利きのアルバート・キングは弦の張り方が右利きそのまんまなので、低音弦が下に、そして高音弦が上に位置する事から、押弦運指は全く独特であり、チョーキングにしても高音弦は押し上げるのではなく、引き下げるという変則奏法!?!

しかもピックは使わず、指弾きなんですから、以下はサイケおやじの独断と偏見による考察ではありますが、エグ味の効いたヴィブラートやダブルノートのチョーキングにおける大袈裟感は、それゆえに可能な必殺技のような気がしますし、当然ながらチューニングもレギュラーではない事が、映像を見ながらコピーするまでもなく、まさに一目瞭然でしょう。

おそらくは低い方から「C(♯)BEG(♯)BF」かと思われますが、これまた確証はございませんので、皆様からの御意見をお伺いしとうございます。

それとアルバート・キングのギタープレイの個性というか、速弾きはやらず、所謂「間」を活かした、それでいて息の長い(?)フレーズを出していくのは、それだけひとつひとつの音の強弱を大切にしている事が明白♪♪~♪

また、マイナースケールの頻繁な使用が逆にソウルやロックを強く感じさせる要因かもしれません。

ですから、スティーヴィー・レイ・ヴォーンが公式デビューアルバムのタイトル曲にしていたスローブルースの「Texas Flood」では、最初っから些かカッコつけ気味のギタープレイに入ってしまう白人の若者を諫めるかの如く、最初はわざとらしくも抑えたところから、グイグイと熱く盛り上げ、しまいには座っていた椅子から立ち上がっての力演を披露するアルバート・キングに感動ですよっ!

また、そうなれば、スティーヴィー・レイ・ヴォーンだって、甘えていられるはずもなく、十八番の手癖も出せるほどリラックスしたところから、いよいよの本領発揮ですから、これには御大もニンマリと上機嫌♪♪~♪

画面の前のサイケおやじも、我知らず惹きつけられてしまいましたですよ♪♪~♪

なにしろ演奏はそのまんまの熱気で、ブルース&ブルースロックの有名曲「Call It Stormy Monday」に雪崩れ込み、グリグリのエレトクリック・ギター・ブルース大会に発展するのですからっ!

長い長い演奏が終わってから、新旧ブルースマンががっちり握手を交わすのも、演出以上の衝動があればこそでしょう。

以上が前半の「Act Ⅰ」ですが、既にここまでの40分弱で、このプログラムの真髄は堪能出来るんですが、続く「Act Ⅱ」は、それゆえに和みも好ましいパートで、軽い雰囲気の「Match Box Blues」では、律儀なスティーヴィー・レイ・ヴォーンに対し、ノリが大きいアルバート・キングが流石と思わせますよ。

それは8ビート主体のファンキーブルース「Don't You Lie To Me」にも引き継がれ、必死の表情も印象的なスティーヴィー・レイ・ヴォーンがブルースに拘れば、アルバート・キングが余裕でブルースロックなギタープレイをやってしまうあたり、いゃ~、ニクイばかりの演出とでも申しましょうか、たまりませんねぇ~~、実に♪♪~♪

こうして演奏は、いよいよ佳境へ突入、スティーヴィー・レイ・ヴォーンが十八番の自作曲「Pride and Joy 」は皆様ご推察のとおり、イケイケのシャッフルビートでノリまくった演奏は、新旧両ギタリストがボケとツッコミを双方やらかす楽しさに溢れていて、こ~ゆ~リラックスした味わいこそが、ブルースロックのひとつの醍醐味かもしれません、と独り納得!

ですから「The Finale」でじっくり&じんわり演奏される「I'm Gonna Move to the Outskirts of Town」こそは、モダンブルースの盃事でしょうか、その神妙にして真摯な儀式の如き作法の伝承には、グッと惹きつけられてしまいます。

それは前向きなスティーヴィー・レイ・ヴォーンを緩急自在に翻弄するアルバート・キングの老獪さでもあり、少しずつビートを強めながら展開される魂の会話は熱くて濃密!

もちろん最終盤で、ブルース&ブルースロックのギグでは定番のアクションもご覧になれますし、演奏終了後の和んだ会話は、このセッションの雰囲気の良さをダイレクトに伝えるものだと思います。

あぁ……、これがエレクトリック・ギター・ブルースの奥儀なんでしょうねぇ~~、サイケおやじは畏敬の念を抑えきれません。

ちなみに演奏の合間に入る「語り」のパートでは、様々な内輪話っぽいところから、業界(?)の大先輩から新人への「アドバイス」と「余計なお世話」のバランスの妙が味わい深く、意味不明な言葉=スラングもあるもんですから、サイケおやじには解せないところもあるんですが、それはそれで面白いんじゃ~ないでしょうか?

書き遅れましたが、このスタジオセッションには観客が入っていませんので、尚更に両者の気持の交流がストレートに伝わってくるあるような気も致します。

以上、とにかく鑑賞する度にシビレるスタジオライブ映像には収まらなかった演奏パートがあったということで、CDには、それも含む以下のトラックが入っています。

 01 Call It Stormy Monday
 02 "Old Times" (talk)
 03 Pride and Joy
 04 Ask Me No Questions
 05 "Pep Talk" (talk)
 06 Blues at Sunrise
 07 "Turn It Over" (talk)
 08 Overall Junction
 09 Match Box Blues
 10 "Who Is Stevie?" (talk)
 11 Don't Lie to Me

上記の演奏中、DVDで楽しめる楽曲は基本的には同じテイクなんですが、幾分の編集やミックスの違いもあり、曲順が異なるのもそうですが、例えド頭「Call It Stormy Monday」は、映像パートでは「Texas Flood」からの流れの中でアルバート・キングが転調して始めていたところを、ここではそれを巧みに編集してありますが、それを知っていれば些かの物足りなさはあるものの、許せないとは申せません。

それよりも、このCDオンリーのトラックは、やはり気になるウリでありましょう。

それがまずはB.B.キングの「Ask Me No Questions」では楽しいブルースロック仕立てながらも、それゆえにリラックスしたスティーヴィー・レイ・ヴォーン、さらにお気楽なアルバート・キングという連鎖反応的なプレイは、こ~ゆ~セッションならではの結果オーライかもしれませんが、続く「Blues at Sunrise」はアルバート・キングがステージライブでは十八番にしている独白(?)のスローブルースですから、油断は禁物!?

情感溢れるアルバート・キングのギターは言わずもがな、スティーヴィー・レイ・ヴォーンが本領発揮以上の凄さ全開!

ですから御大も上機嫌なのがサウンドだけからでも伝ってきますよっ!

あぁ~~、最高だあぁぁぁぁぁぁ~~~~♪

この、15分超っ!!

ちなみに、これは映像パートでも同じだったんですが、右チャンネル寄りにアルバート・キング、そして左チャンネル寄りにスティーヴィー・レイ・ヴォーンのギターが定位したミックスなんで、丁々発止のギター合戦、ボーカルに寄り添ったり、ツッコミを入れたりするオカズのフレーズ、さらには伴奏コードの様々な用い方等々がストレスを感じずに判明するのも、このセット物が高得点の証です。

そして、これまたアルバート・キングの十八番たるインストの「Overall Junction」は、ヘヴィなシャッフルビートでノリにノッた演奏ですが、前曲「Blues at Sunrise」が凄過ぎた所為か、美味しいデザート感覚と書けば、こりゃ~、不遜の極みと反省するしかございません。

特にアルバート・キングの手慣れているようで、実は深味満点のギターは、やっぱり強烈ですからっ!

ということで、今週は初っ端から仕事で苦しみましたが、そんなこんなの「気分はぶる~す」なところから立ち直るのにも、サイケおやじは大好物のブルースロックを欲してしまうわけです。

最後になりましたが、このセッションを支えたアルバート・キングの子飼いのリズム隊は流石に手堅く、時にファンキーな、あるいはロッキンソウルなリズムとビートを提供しているあたりも聴き逃せませんというよりも、自然に耳がそっちに惹きつけられる事も度々でしたねぇ~~♪

また、ここまでの拙文ではギタープレイばっかり書いてしまいましたが、アルバート・キングのボーカリストとしての魅力だって決して侮れません。ゴスペル系のシャウトやコブシはそれほど出ませんが、抑揚を大切にした哀愁フィーリングのソウルフルな節回しは、サイケおやじの好むところです。

うむ、ここで繰り広げられた名演&熱演に接しながら、思わず傍らにあった自分のギターに手を伸ばしてしまった己が恥ずかしい……。

虚心坦懐に、端座して鑑賞するべしっ!

と、自分に言い聞かせているのでした。
 
 
※追記:DVDは日本製の再生機器で全く問題無く鑑賞出来ます。画質も良好♪
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