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今日もランニング  文科系

2006年11月13日 21時31分55秒 | Weblog
本日は6.5キロを、10キロ時までのLSDをやった上で、11キロ時の1000歩走で走った。1000歩走での最後のころの心拍は、装着したハートレイトモニターで175ぐらいまで行った。まだまだ心肺機能は落ちていないということである。
明日の疲れ具合を見て、ここ1ヶ月ほどのトレーニング計画を作るつもりでやった2日連続走なのであるが、どうなるか楽しみだ。明日疲れが少なければ、以降1日おき程度で走る積もりだ。それも、かなり無理が利くということである。
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北朝鮮の核実験をめぐる七つの謎 千里眼

2006年11月13日 11時11分28秒 | Weblog
 北朝鮮の10月7日の核実験以降、それをめぐって様々な報道がなされた。しかし、私には、その報道には納得できないもの、不思議に思うこと、などなどの思いを抱かざるをえなかった。「七つの謎」という大袈裟なタイトルをつけて、投稿する。ただし、中日新聞と、NHKなどテレビの報道しか見ていないので、他の新聞などでは報道されていたのかも知れない、という問題はあるが。

 その第一は、その爆発規模をめぐる問題である。アメリカは1万トン、ロシアは10万トンの爆発だと言う。長崎に落とされたプルトニウム型原爆の爆発規模が、10数万トンであったのに対して、北朝鮮の核爆発の規模ははるかに小さい。
 地震測定技術は世界最高であり、測定網が張りめぐられている日本であるから、当然、北朝鮮の核爆発のエネルギー量は気象庁の観測で分かっているはずである。地震波の測定図は公表されたが、その爆破のエネルギーの大きさは発表されていない。日本より離れたアメリカで爆発規模が分るのに、日本で分らないはずはない。
 気象庁は平和機関であるから、その数値を国民に示すことができないのは、理解できる。が、政府を通して防衛庁等関連機関へ通知され、詳細な分析が行われたはずである。なぜ発表されないのか。報道機関を始めとして。この点に疑問を持つ者がいないことに不思議さを感ずるのは、私だけであろうか。

 第二に、北朝鮮の核実験は成功したのか、失敗したのか、どちらなのであろうか。これについての詳細な報道がない。これまた不思議である。爆発規模が小さいことは分っても、それほどの小型核爆弾を造る高度な技術を北朝鮮が持っているのかどうかという問題に直接関わっているのだ。
 現在、アメリカが開発しようとしている小型核兵器の爆発規模はどの程度なのか。それとの比対で、北朝鮮の核技術の水準がある程度推定できるのだが。

 第三に、北朝鮮には、ソ連の援助で建設した泰川にある黒鉛型原子炉(20万キロワットの発電能力)が一つあるだけである。その稼動期間は分っているはずなので、その核廃棄物から抽出できるプルトニウムの量は簡単に推定できる。その量から核爆弾をいくつ作れるのかも、簡単に推定できる。こうした情報が、この期間に報道されなかったことは何故なのか。

 第四に、北朝鮮の経済力、軍事力についての総括的報道を私は欲しかったのだが、これについての報道もなかった。

 第五に、北朝鮮の権力機構・政治機構がどうなっているのだろうか。金正日の独裁体制とはいうものの、軍部の発言力はどうなのか。この核実験をめぐって、北朝鮮の実態を摑み直す絶好のチャンスと思ったのだが、この私の要求に答える報道はなかった。

 第六に、北朝鮮の核実験について、強烈な反応を示し、核拡散防止に強い意欲を示したアメリカは、現在「使える核兵器」の開発計画「コンプレックス2030計画」を立案し、その実戦使用段階・配備段階までを念頭に置いた開発計画を進めようとしている。2008年までに環境調査を完了し建設地を決定し、製造体制に入ると計画している。2030年には配備を完了すると計画している。
 「抑止力としての核兵器」の考え方から脱皮・脱却(いい言葉を思いつかなかった)して、実戦に使えるより小型の効果的な核兵器の実戦配備を急いでいるのだ。これが、「先制攻撃戦略」と結合した場合、その恐ろしさははかり知れない。こんなことが許されてよいのか。民主党政権に変わっても、この開発計画はスピードを落しても、放棄しないのではないかと、私は思っている。核兵器を通常兵器なみに使用しようとする、このアメリカの考え方は許せない。
 この計画そのものを俎上に挙げて批判している文献を見たことがない。北朝鮮の核実験で、あれほど騒ぎ立てたのに、世界の政治家や知識人はどうしているのであろうか。これもまた不思議である。各国のジャーナリズムは何故取り上げないのか。

 第七に、私は、この北朝鮮の核実験を契機に、核拡散防止、核廃棄への動きが強まると私は予測したが、そうはなっていない。これをどう判断したらよいのだろうか。
 新聞報道によると、11月11日のドイツの新聞紙上に、ドイツとノルウェーの外相が共同で寄稿した次のような内容の文章が掲載されたようである。「核不拡散体制を崩壊させないために、米国とロシアは核軍縮についての交渉を再開するよう求める」と。こうした動きがジャーナリズムで活発に論じられ、そうした動きが強まるのを私は期待したのだ。情けない話だが、こんなことは日本政府にはまったく期待できないので、ヨーロッパ諸国の政治家と知識人に期待したのだが。
コメント (4)
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