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イラク戦争が教えること  文科系

2006年11月14日 19時14分40秒 | Weblog
右の方々は総じてこういう哲学を持っておられるようだ。①人間は争うもので、戦争は減っていないし、これからも減らない。②よって国際的問題は武力で解決する点が多いはずだ。③例えばイランでも、いずれアメリカが思うとおりにするだろう。というようにまー、性悪説のオンパレードなのである。
これに対して僕は無い知恵を振り絞ってこう語ってきた積もりだ。第2次大戦以降戦争は減っている。倫理的には人の命が平等に大切に見られるようになってきたし、政治的には民主主義が発達してきたからだ。民主主義は、例えポピュリズムを招くことがあるにせよ、小国の民族自決心から、大国では女性参政権も含めた普通選挙が為政者の暴走へのチェックとなるようになったことからなどなど、戦争抑止に繋がっている。などなどと。そして、これらの点から僕はイラク戦争の決着を注目すると語ってきたものだ。
そしていま、つくづく思う。「軍事力で横暴を通せる時代ではますますなくなってきたな」と。アメリカにとっては、ベトナムと並んで痛恨の教訓となったはずだと。これだけ世界的にも国内的にもマスコミが発達してきたら、大義名分が余程はっきり味方してないと、戦争はもう起こせないだろうなとも。還元すれば、相手にそんなに大きな大義名分を与えるような「大それた犯罪」を、どの国も重ねにくくなっただろうとも。そして、国連の戦争制止の役割が高まる中で、大国が絡んだ戦争はますます減るだろうなとも。
こうして、アメリカが今年に入って脅し続けてきたイラン戦争も、当面なくなったと言えるだろう。

声を大にして言いたい。「歴史は9条守れの方向だ」

コメント (5)
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