先日の放送人9条の会での
長峰信彦先生のお話を紹介します。
今回は「押し付けられた憲法だから論」です。
確かにGHQに押し付けられた形でした。
では、押し付けられたのは誰か?
国民か?政府権力者か?
当時の政府権力者が、自分たちのものとする憲法案は
どんなものだったのでしょうか?
当時の政府は、軍部はなくなっても良い、
しかし、なんとしても天皇は残そうとしていたので、
その憲法案の天皇の地位は、明治憲法と同じものでした。
これではGHQはNOでした。
では、現在の憲法の象徴天皇案は、誰のものだったのでしょうか?
アメリカ案だったのでしょうか?
いいえ、日本人の案だったのです。
鈴木安蔵氏らがつくった憲法研究会の草案でした。
GHQは、憲法研究会の案を下敷きに、彼らの草案をつくったのです。
また、国民が健康で文化的な生活を保障する
憲法25条のような「社会権」も、憲法研究会の考えたものでした。
国民の自由の権利とは、国家の介入を排除する権利です。
これはアメリカ人の頭のなかにあった自由です。
しかし、国家が介入して国民が自由を享受する権利は
アメリカ人の頭には全くありませんでした。
こんな憲法を持っている国民は珍しいそうです。
これは憲法が国民を縛るものではなく、
国民が国家権力を縛るためのものだからです。
形式は「押し付けられた」ものですが、
内容は「日本人が考えた」ものだったのです。
そうなのか!知らなかった。
長峰信彦先生のお話を紹介します。
今回は「押し付けられた憲法だから論」です。
確かにGHQに押し付けられた形でした。
では、押し付けられたのは誰か?
国民か?政府権力者か?
当時の政府権力者が、自分たちのものとする憲法案は
どんなものだったのでしょうか?
当時の政府は、軍部はなくなっても良い、
しかし、なんとしても天皇は残そうとしていたので、
その憲法案の天皇の地位は、明治憲法と同じものでした。
これではGHQはNOでした。
では、現在の憲法の象徴天皇案は、誰のものだったのでしょうか?
アメリカ案だったのでしょうか?
いいえ、日本人の案だったのです。
鈴木安蔵氏らがつくった憲法研究会の草案でした。
GHQは、憲法研究会の案を下敷きに、彼らの草案をつくったのです。
また、国民が健康で文化的な生活を保障する
憲法25条のような「社会権」も、憲法研究会の考えたものでした。
国民の自由の権利とは、国家の介入を排除する権利です。
これはアメリカ人の頭のなかにあった自由です。
しかし、国家が介入して国民が自由を享受する権利は
アメリカ人の頭には全くありませんでした。
こんな憲法を持っている国民は珍しいそうです。
これは憲法が国民を縛るものではなく、
国民が国家権力を縛るためのものだからです。
形式は「押し付けられた」ものですが、
内容は「日本人が考えた」ものだったのです。
そうなのか!知らなかった。