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バブルはなぜ住宅や土地と関係が深いのか?  落石

2008年10月19日 19時45分23秒 | Weblog
朝鮮日報を読んでいたら、ドイツと日本は、
今回、あまりバブルの影響をうけていないという。
その理由について、次のように述べています。

  

ドイツと日本は共通点が多い。世界大戦を引き起こして敗れ、
戦後廃虚の中から立ち上がり、製造業を中心とした高度成長によって
短期間で先進国の仲間入りを果たした点がまず挙げられる。
また、質素で勤勉な国民性でも有名だ。
だが、米国に端を発する住宅価格の下落や金融危機が世界経済を揺るがす中、
経済学者たちが注目するもう一つの共通点がある。
それは住宅市場におけるバブル状態がまったくないということだ。
この10年、世界の多くの国々で住宅価格が急騰したが、
ドイツと日本だけはほとんど上がらなかった。
日本の住宅価格は1990年代初めのバブル崩壊以降、下落傾向が続き、
崩壊前の半分程度となっている。
また、ドイツでは地方はもとより首都ベルリンでも、
住宅価格が10年前と変わっていない。



 ドイツや日本の住宅価格がバブル状態にならない秘訣(ひけつ)は
何なのだろうか。
過去にほかのどの国よりもバブル景気に沸いた経験があるためだ。
日本では80年代、「不動産価格は常に右肩上がりに推移する」という
「不動産神話」が語られ、「狂気」ともいえる投機ブームに沸いた。
また、ドイツも90年代初め、同じような投機ブームに沸いた。
90年の東西ドイツ統一によって、旧東ドイツの住民たちの多くが
旧西ドイツへ移住し、住宅価格が急騰したのだ。

 ドイツでは公共賃貸住宅が発達し、持ち家率は40%台にとどまっていたが、
それでも住宅価格の急騰を抑えることはできなかった。
ドイツ政府は当時、住宅供給の拡大によって価格を安定させる目的で、
不動産投機に対して10年間税金を減免する制度を導入した。
富裕層はもとより、一般市民も「大もうけができる一生に一度の機会」と
とらえ、借金してまで不動産投機に精を出した。
これにより、年間25万戸ほどだった住宅の供給量は、
93年から99年には年間40万‐50万戸ほどにまで急増した。
ところが、統一の「後遺症」である景気の低迷が長期化したことで、
住宅価格は急落した。
一獲千金を狙った投資家たちを待ち受けていたのは「破産」だった。


 その結果、「急騰した住宅価格は必ず暴落する」という生々しい教訓を
残すことになり、ドイツの企業や国民が外国人による投資熱に
浮かされることはなく、そのため住宅価格はほとんど上がらなかった。

   

人間は失敗から学ぶわけですが、アメリカでもヨーロッパでも
バブルはあったのに、今回はダメでした。

日本でも土地神話があって、これがバブルをバブルと思わせない
心理を支えていたのを思い出します。
なぜ、バブルは住宅や土地への投資というカタチをとる時に、
悲惨な結果になるのでしょうね?





コメント (3)
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