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護憲派からの正しい自衛隊育成論が必要な時である。   天木ブログより

2008年10月30日 21時48分18秒 | Weblog
★9条仲間で話をする時、現在の防衛力や防衛省の実態についてお互いに良く知らないことに驚く。我々はもっと自衛隊や防衛の現実を知りコメントしなくてはならないと痛感する。だから天木氏の主張に耳を傾けたい。 (まもる)
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 最近やたらに産経新聞が防衛省改革の記事を流している。
 たとえば10月23日の産経新聞は、防衛力を整備するあらたな局を新設しそこに自衛官を多数配置するという改革案をスクープしていた。
 また10月30日の産経新聞は、作戦については内局から完全に独立した自衛官中心の統合幕僚監部が全責任を負う体制を整える、そんな案が防衛省改革案に盛り込まれることになった、と報じている。

 これは防衛省のおける制服組の権限拡大だ。
 シビリアンコントロールへの大胆な挑戦である。
 こんな事を許してはならない。

 自衛隊を応援する立場の産経新聞は、このような記事を書いてせっせと自衛隊を応援している。自衛隊の復権を意図している。

★ このような由々しい事態が進行しているにもかかわらず、護憲派からの声がま ったく聞こえない。
 それは護憲派たちが自衛隊に対する関心と認識が不足しているからだ。
 いまでも自衛隊は違憲であるとか、非武装中立などといって、自衛隊から目をそらしている。

 それは大きな間違いだ。

 自衛隊は、たしかに憲法9条が成立した時は存在しなかったし、その立憲趣旨から見れば明らかに違憲だ。

 しかし米国のなし崩し的要求に従って出来た自衛隊は、その後の政治状況の変化と、自衛隊の災害救助活動などを評価する国民がその存在を評価し、受け入れるようになって、事実上自衛隊は今の憲法の下で容認されることとなった。

 そのような現実の中で護憲派が行なう事は、いたずらに自衛隊を敬遠するのではなく、自衛隊の現状をよく学び、自衛隊の動向を注視、監視して、憲法9条の枠の中に自衛隊を取り入れる、つまり憲法9条に忠実な専守防衛の自衛隊に徹するよう、自衛隊と自衛官に求めていく事である。

  いまのような米国の傭兵である自衛隊でいいのか。

  日本を守る事と何の関係も無い米国の「テロとの戦い」のために命を落としてもいいのか。

  日本に敵対しない人々を殺すような事をしていいのか。

  憲法9条に立ち返って、日本の国と国民を守るための誇りある自衛隊に戻らなくていいのか。

  そのための防衛省改革であるはずではないのか。

  そう防衛省、自衛隊に求めていく、それこそが護憲派が今行なわなければならない事である。

  自衛隊を産経新聞が応援するような自衛隊にさせてはいけない。

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Posted by 天木直人
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金主席の健康は?   落石

2008年10月30日 18時59分31秒 | Weblog
韓国・中央日報紙に、こんな記事が。

今月初めには中国高官らが北朝鮮を極秘裏に訪問した
という情報が入手され、韓国情報機関を緊張させた。
訪朝団は、金委員長への見舞いの性格を帯びていて、
朝中両国の親善関係を強調する胡錦濤・中国国家主席の親書も
携帯していたという内容だった。

この情報によると、中国代表団は金委員長に会うことができなかったようだ。
北朝鮮側は「将軍様(金委員長)は現在、外部からの訪問客に会えない」とし、
その代わりに金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長との会談を
提案したということだ。
こうした状況が事実ならば、金委員長の病状は胡主席が送った特使に
会えないほど深刻だという見方もできる。
しかし情報の真否を確認することはできなかったとみられる。

また朝鮮日報の記事は、

政府当局者は29日、
「北朝鮮の状況急変は、遠い未来のことではないかもしれない。
日本の麻生太郎首相は28日、『金総書記が病院に入院した
という情報がある。病状は良くない』と語った。
韓国政府はいったん否認したが、
金総書記が公式の場に姿を現さなくなってから76日が過ぎ、
北朝鮮の権力構造内部における不確実性はますます高まっている。
中国政府が徹底した情報遮断措置とともに閉口を命じていて、
金委員長の健康関連情報は外部に漏れていない」
と話した。

と報じています。


   

どうもきな臭い感じですね。
こうした情報を健康のPRと取るか、
死亡を隠すためのものと取るか?

いずれにせよ、金氏の生死は極東情勢に
大きな影響を持っていることは間違いないようですね。




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NPO善意のつまずき (井戸水による砒素中毒)      まもる

2008年10月30日 11時15分50秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 カンボジア支援プロジェクトに先進国から参加する多くのNPOが関わっている。今ネットを検索しても下記のような書き出しで、数多くのNPOが活動をPRすると共に何らかの形で我々の参加を求めている。

『カンボジアをご支援ください。カンボジアの中でも貧困に苦しむ地域の子ども達の為に教育、給食、井戸支援活動などをしています。
近年、首都プノンペンや、世界遺産アンコールワット遺跡群のあるシェムリアップでは、建設ラッシュで日に日にその姿を変えていっています。そんな中、地方は置いておかれたまま。国の中での貧富の格差は広がる一方です。いまだに村に電気、水道はなく、学校に行けない子どもの割合も都会と比べて高くなります。
 グッドネーバーズが行っているカンボジアのプロジェクトを定期的(月々1,000円より)に、または今回のみ(おいくらでも)ご支援して下さる方を募集しています。皆さまから寄せられる一つひとつの支援が、プロジェクト地域の子どもの成長を助け、地域社会の発展を支援する大きな力となります。』

 ところで先日、NHKがこうした善意のNPO活動の問題点として
「カンボジアの井戸づくりプロジェクト」の残した砒素中毒患者の発生について報告していた。
 1980年頃ポルポトの圧制から解放されたがすぐ内戦1990年頃やっと国情が落ち着いてきて貧困にあえぐこの国に日本を始め多くの国のNPOが支援を開始した。医療、教育、インフラ整備など様々であった。
 その中で、「井戸づくり援助」が大々的に取り組まれた。この国では水道施設は
ほとんど整備されておらず、人々は雨水に頼ったり遠い池や川まで水を汲みに行くことも日常的で苦しんでいたからだ。
 村々に次々とNPOによて井戸が掘られきれいな水を利用することが出来るようになった。(井戸堀は一日、設置は長くても2日ほどの労働で完成し、費用も高くて数万円という手軽さである)
 この活動は二十年ほどの歴史と実績がありカンボジアの人々からも感謝され高い評価をえていた。
 しかし、最近になって古くから使っている井戸のある村民から数多くの「砒素中毒者」が報告されるようになり、死者もかなり出ていることが判明した。
 政府も調査を始め、関係NPOも井戸の水質を調べ始めているという。
 しかし、未だに調査の進みは遅い上に、使用を止められた村では日常生活に不自由しているという。
 砒素の原因は地下の自然の砒素層からの溶け出しということであるが。援助に当たっての水質の調査の不備などの責任は免れない。

★NPOという世界市民的なヒューマンプロジェクトが、こうした失敗を繰り返さ ぬよう慎重にして欲しいものである。

★またNHKの映像の中で、井戸掘りに参加している日本の体験ツアーの若者が  得々と「自分探しの旅かな、気軽に参加しました。」というのを見て、何となく 不安を感じてしまったのは老人の性だろうか。 
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原辰徳氏は、「代表監督」と言えるの?  文科系

2008年10月30日 04時08分17秒 | Weblog
昨日もここに書いたが、原辰徳氏は「日本野球の代表監督」とは言えないと思う。プロ野球関係者の数人が話し合って日本野球の代表監督を決めたわけであるが、これと同じことをサッカー界でやったら、大変な騒ぎになって納まりがつかず、撤回せざるを得ないことになるはずだ。
日本サッカー協会!! 対して、日本野球協会はないでしょう?? 名は体を表し、体はその団体の精神を表す。日本プロ野球の精神が、いかに貧困なものであるかが分かるのである。それを示してみよう。

日本サッカーのプロ団体・Jリーグだけで「日本サッカーの代表監督」を決めたとしよう。Jリーグも加わっている日本サッカー協会がたちまち大紛糾になる。そこには、アマも学生サッカー団体も、地域団体も対等の権利・義務を持って加わっているからである。「俺らを無視して決めたんだから『日本サッカーの代表監督』とは認めない」と動き出して収集がつかぬ事になり、決定取り消しが必然である。

さて、今述べたことは、たいした意味はない単なる理屈とか、「為にする議論」とかではない。
「その国のそのスポーツを本当に育てあっていくために、その関係者全体を尊重しあって、そのスポーツ愛好国民すべてに責任を負おうとしているかどうか」という大問題なのだ。
そして、サッカー界ではアマも学生も、地域団体もそういう精神にそって自己主張するための場、機会を持っているが、日本野球界というところはアマチュアが己の利益に反することでプロに対して異議申し立てもできない、プロ以外は自己主張もできない組織なのである。つまり野球界は、国民全体に責任を負った「大義名分」が立っていない団体と言いうるだろう。

では、日本プロ野球の機構はどんな精神を体しているのか。
「巨人軍だけが飛び抜けて金儲けになる団体。他は巨人軍を離れてはろくに金儲けにもならず、まず別会社の宣伝媒体として存在している団体」であり、「野球の発展というよりも、こういう12営業団体の利益に傾きがちな互助会」、そう語るべきであろう。野球の発展を第一に考えているとしたら、「野茂英雄への石つぶて」「田沢の締め出し」、数々の「アマへの横暴」などは起こるはずがないものだからである。

こういう体制、「日本代表監督」に対して、誰からも大きな抗議が出ないのが僕には不思議である。それほどに、アマや学生野球界がプロの横暴に慣らされてきたと言うことなのであろう。

田沢の問題でも、文科省が乗り出すべきとさえ僕は思う。タニマチたちが、「私利の歴史と伝統」に、アグラをかいてきた構図!! スポーツは本来、もっと明るい、爽やかなもののはずだ。そういうスポーツをカネや脅しで、いかに私物化し、汚してきたかということである。

コメント (2)
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