九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

韓国・ネットの中傷記事の取り締まり強化   落石

2008年10月06日 19時36分12秒 | Weblog
朝鮮日報によれば、
韓国の警察庁は5日、インターネット上で虚偽事実を流布し、
悪質な書き込みを常習的に行う人物に対し、
逮捕を視野に捜査を進める方針を固め、
来月5日まで1カ月間にサイバー捜査要員900人を
総動員して集中取り締まりを行うと発表した。

警察の取り締まり対象は
▲個人または団体に関する虚偽事実を流布したり、
ネット上で悪質な書き込みを行う行為
▲インターネット掲示板、電子メール、
文字メッセージなどを利用した脅迫行為
▲恐怖心、不安感を誘発するネット上へのストーカー行為-などだ。

これは有名なタレントのチェ・ジンシルさん(39)の自殺が
ネットへの酷い中傷記事にも、大きな力があったとされているためで、
警察は自殺したをめぐる借金のうわさを最初に流布した人物を追跡している。

   

これは日本でも同じで、ここ1、2年の間に
小学生の裏サイトによる被害が激増している。
どんな便利な道具でも、使い方によっては凶器に。

表現の自由と規制との兼ね合いは難しい。
基本的には規制はないほうがいいが、
現実を見ると・・・・

昔なら噂話でも、直接、本人に聞こえるようにする
イヤガラセはあったけれど、今や質・量ともに
桁外れだから打撃は大きい。

日本で、この分野を担当するのは愛知県警。
でも充分に力を発揮しているところまではまだまだ。


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「解散先送りなら“矢野招致”」の小沢戦術     JANJANの記事より

2008年10月06日 18時39分09秒 | 国内政治・経済・社会問題
★解散の引き伸ばしには腹が立つが、どんなにずれ込んでも自民公明には地獄が待っているはず。このJANJANの田中龍作氏の記事からも確信を持てた。
                            (ネット虫)
*************************

 民主党は早期解散を求める構えを崩していない。言論を妨害されたとして創価学会を相手取って提訴している矢野絢也・元公明党委員長の参院招致で自民党に揺さぶりをかけている。
 米国発の金融危機を受けて衆院解散を先送りしたい麻生政権と早期解散を求める民主党との間で「矢野絢也・元公明党委員長の参院招致(※)」問題が浮上している。
 解散をめぐっては一時、補正予算案を6日と7日に衆議院で、8日と9日に参議院で審議し、9日にも解散するとの流れが形成されつつあった。
 だが、景気対策を最重要課題に掲げる麻生政権にとって、日本経済が不況の大波を被りそうな米国発の金融危機は見過ごせないものとなった。「解散などしている場合ではない」の声も自民党内に出始めていた。
 総裁選が長過ぎ新内閣の支持率が目論んだほど上がらなかったことや、中山成彬・前国交相の失言、河村官房長官の事務所経費問題などで、選挙に打って出れば惨敗となる―自民党独自の調査や報道機関の情勢分析を考慮した結果、麻生首相は解散先送りを決めたようだ。

 民主党は早期解散を求める構えを崩していない。言論を妨害されたとして創価学会を相手取って提訴している矢野絢也・元公明党委員長の参院招致で自民党に揺さぶりをかけている。
 小沢代表は2日、TBSの報道番組で「政治と宗教の問題。参院では一番大きなテーマである」として矢野氏の参院招致に積極的な姿勢を示した。
 鳩山由紀夫幹事長も3日、記者会見で筆者が「招致の本気度」を問うたのに対し「決してブラフ(=脅し)ではない」と言ってみせた。

 公明党が早期解散を主張する理由として、審議が長引けば「矢野氏招致」が噴き出してくるのでそれを避けるため、と見られている。

 ある民主党関係者はこの揺さぶりについて「公明党を自民党から剥(はが)すことが小沢さんの狙いだ」と説明する。参院では野党が過半数を占めており「矢野氏招致」は、民主党がその気になれば実現可能だ。

 麻生政権が解散を先送りし審議が続けば「矢野氏招致」は現実のものとなる可能性が高まる。自民党と公明党の間の亀裂は深まる。
 マスコミは「公明党・創価学会」と表記するが、創価学会イコール公明党ではない。圧倒的なまでに主導権を握っているのは創価学会であることは、踏み込んだ選挙取材をしたことのある記者なら誰でも知っている。学会員の一部が選挙で公明党を支持しないこともある。
 公明党が年金問題、後期高齢者医療制度、インド洋での給油などで自民党に同調していることに学会員の不満は募りに募っている。

 一方、自民党支持者の間にも公明党への不満は根強い。福田首相を辞任に追い込んだのは公明党だとの見方が自民党支持者の間にある。

 景気対策を優先したい麻生首相が解散をずるずると先送りし、「矢野氏招致」が現実のものとなった場合は、小沢氏の戦術に嵌(はま)ることになろう。

 ◇ 
 
※《矢野氏招致問題とは》

 矢野絢也・元公明党委員長が1993年から94年にかけて月刊誌『文芸春秋』で回顧録を連載、「政教一致だと言われても仕方がない部分があった」と述べたところ、創価学会の施設で幹部に囲まれ「政治評論活動を中止するよう」要求された。言論への弾圧であるとして矢野氏は創価学会と学会幹部を相手取り総額5500万円の慰謝料を求める訴訟を起こしている。

 憲法で定めた「政教分離」に反するとして民主党は矢野氏の国会招致を求めており、公明党は回避したいとしている。


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中日新聞の世論調査    落石

2008年10月06日 10時11分19秒 | 国内政治・経済・社会問題
今朝の中日の世論調査によれば
麻生内閣支持は37%
不支持は48%

民主党の政権能力については
あると思うが34%
ないが53%

望ましい政権は
大連立が26%
民主中心が21%
自民が20%

とても興味ある結果。

これは、アメリカの金融危機が大きく
影響しているように感じられます。
金融危機への処方箋は自民も民主も
持っているわけではないのですが。

とりあえず喧嘩せずに、危機に対処せよ
というのが国民のある程度の意向なのかな?
(これってある意味で危険。独裁に陥りやすい。
ヨーロッパのある国のように、
これに対する対抗軸に右派が台頭するということも。
日本は自民が充分右派か?)

みなさんは、この世論調査、どう読みます?
数字は、どう読むかによって意味が変わります。
正しい読み方なんてありません。



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『小泉首相が「ぶっ壊した」のは自民党より憲法』毎日コラムより        鼻眼鏡 

2008年10月06日 09時47分44秒 | 国内政治・経済・社会問題
★毎日新聞コラムに小泉の功罪について書かれてあったのか目をひいたので紹介する。          

・・・・ 発信箱:小泉さんと我が恥辱=広岩近広(編集局)・・・・

 自民党の小泉純一郎元首相が引退する。影響力のあるうちに息子を後継にしたいのか、小泉流の引き際の美学か、あるいは別の理由からなのか、私にはよくわからない。
 来る総選挙では、与野党とも小泉改革の罪に触れるようだ。長期政権だったので、功罪はあろうが、ここでは別の罪を振り返りたい。

 芥川賞作家でジャーナリストの辺見庸さんが著した「いまここに在ることの恥」
(毎日新聞社)を読み返していたこともあり、憲法に関する罪について思い至った。
 それは2003年12月9日のことである。当時の小泉首相は自衛隊をイラクに派遣するに当たり、「憲法の理念に沿った活動が国際社会から求められている」と記者会見で強調したのだった。
 辺見さんが「戦後最大の恥辱」と怒るのは、憲法前文の大事なパラグラフを省き、「国際社会において名誉ある地位を占めたい」とする後半部分のみを読み上げたことだ。
 辺見さんは「デタラメな解釈によって、平和憲法の精神を満天下に語ってみせた」と書いている 返す刀はマスコミにも向けられる。「総理、それは間違っているではないですかと疑問をていした記者がいたでしょうか」。私が記者会見場にいても、小泉流の演説を聞き流したことだろう。

 今にして、つくづく思う。小泉首相が「ぶっ壊した」のは自民党より憲法だったのではないか。事実、名古屋高裁は今年4月、自衛隊のイラク派遣は憲法9条に違反すると指摘した。永田町を去る小泉純一郎さんに、私は己の恥辱をみている。


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日本サッカー急成長の出来事(その1)  文科系

2008年10月06日 01時56分26秒 | スポーツ
はじめに
日本サッカーは今、急発展していると思う。Jリーグ首位攻防が、名古屋と大分が割って入ったことによって、大混戦になっているのが、その証拠の一つと僕は見る。これを、セルジオ越後のように「従来の強豪が、アジア・チャンピオンズ・リーグ戦などで疲弊して、ドングリの背比べになっているからだ」と見るのが正しいのかどうか。
確かに、日本代表のFWは今一歩であって、足踏みをしている。しかし、全体としては凄く成長を遂げていると思う。例えば最近、こんなことがあった。躍進名古屋の象徴・小川佳純が初めて全日本に招集されたあとの感想である。
「代表は凄く走るし、攻守の切り替えも速い。僕は走っているつもりだったが、まだまだ力不足。もっともっと頑張らなければいけない」
得点9点、アシスト8点を合わせた数字で合計17点、今季Jリーグ攻撃でダントツの結果を残している立役者が語る言葉なのだ。虚心坦懐に聞く必要があろう。

以下、日本の急発展をちょっと長い目で振り返ってみたい。三つの出来事を書きしるして、最後にそれをまとめ、4回物の随筆仕立てとする。

まず、1回目はオシムジャパンの最後の時期の大きな出来事から。2回目は、去年の天皇杯のある衝撃。そして3回目は、Jリーグ最近の混戦を分析してみたい。4回目がそれら全てを関連づけるまとめとする。


オシム・ジャパンの急成長

 オシム・ジャパンがここ二ゲーム、非常に「らしくない」闘いぶりを見せた。九月十一日、オーストリアでのスイス戦、十月十七日、大阪でのエジプト戦である。スイスは世界二十位、前年度アフリカ・チャンピオンのエジプトは四三位と、いずれもアジアには存在しない強敵だ。そういう相手に対して二点を逆転しての四対三と、四対一。こんな大量得点が最近の日本には「らしくない」こと甚だしいのである。
 いったい日本に何が起こったのか。七月のアジアカップで近年まれな惨敗を示したかに見えた日本だ。己より下位のアジアのチームからあれだけ点が取れなかったチームが、強敵相手にどうして一ゲーム平均四得点などというゲームを続けられたのか。
僕の理解では、アジア・カップでもチーム作りは順調に進んでいた。チーム評価やゲーム総括の第一関門は、十二分過ぎるほどに通過していたと思うから。よくボールを奪い取り逆に奪われないという、いわゆるボール・キープの闘いにはすべてのゲームで勝っていたのである。弱点は「ゴール前の崩し」。この崩しに足らないものはなんだったのか。
 さて、スイス戦である。
 一点目、松井に敵マーカーが付いていけなかった。二点目、ゴール前のフリーキック獲得も、巻がマークを振り切ったヘッド得点も、組織的敏捷性の勝利である。三点目も巻の連動的敏捷性勝ちにたいする相手反則から。そして最後は、中村憲剛のシュート・相手キーパー快心の弾き・矢野の速い連動反応ゴール。
「大きな自信をつかんだ」、「収穫の多い」ゲーム。「オシム監督の狙いがようやく形になってきたのを感じた」。毎日新聞のスイス戦観戦記で、相馬直樹(元日本代表)の表現である。かって日本リーグに君臨した全盛期鹿島アントラーズの名サイドだ。
 彼が語る「収穫」、「オシム監督の狙い」は全く僕と同じ見解である。「ボールを動かし、より良い状態の選手を作り出すことと、どうやってゴールを奪うのかということがリンクしてきたのである」。この「リンク」は全く異なったことの単なるリンクではない。「ボールを動かし、より良い状態の選手を作り出す」は「どうやってゴールを奪うのか」にそのまま生かせるはずなのに、そしてオシムがそれも期待して前者をこってりとやらせてきたのに、緊張しやすい日本選手がゴール前に限ってはこれを生かせなかったことなのである。
【誰かが体の接触を恐れずに突っ込んでいけば、皆がゴールへ詰めていく時間も、得意な素速い連動も生まれて、敵を攪乱し、ゴールが生まれる】、これが僕の見解である。これをしない日本はたんなる「爆発力もないチビの単調」、ちっとも怖くないと思う。こんな日本が「ゴール前への詰め、連動」で一皮むけかけてきた。それだけで十二位も順位を上げて、世界第三四位になったのだ。この皮むけは定着するのか。僕にとって、次のゲーム、エジプト戦はもう楽しみこの上ない見物になっていた。

 さて、エジプト戦である。
課題の得点は大久保の二点と、前田、加地の各一点だ。大久保の一点目は、ドリブルで持ち込んだ上に、遠目からふわっと浮かせ気味、加えてゴール右上の隅を狙う文字通りの「個人技」。至難のゴールであって、組織得点としては参考にならない。二点目は右クロスに合わせたヘッド得点だが、よく見るとこんなことが分かる。その左右に日本人一人ずつがいて、敵を分散させている。「ゴール前には味方が存在するだけで助けになる」のであり、大久保は敵一人に競り勝つだけで良かったのだ。
 前田の一得点はもうはっきりと、連動の極地。ゴール前に数人が詰めた末に、走り込む前田のすぐ鼻先の絶好ポイントへ山岸が最終パス。それも「ヒールパス」というおまけまでついている。ゴールの逆方向に走る山岸が、ゴールへとすれ違いに走り込む前田に対して、うしろはよく見えないから見当を付けた方向・ポイントへ、見当を付けたスピードを与えつつ、自分のカカトで出したパスなのである。これを前田は、ゴール右ポスト方向の斜め右前へと全速力で走り抜けつつ、飛び出したキーパーの右足をかすめて、左ポスト内側への切り返しシュートを悠々と沈めて見せた。前田は、そのままさらにスピードを上げたように見え、同時に、鼻を天に向けていたようにも見えたものだ。
 四点目は、さらに画竜点睛。敵ゴール前を左にパスされていった味方ボールが、一転右へ、大きくサイドチェンジパス。ボールが出されたときはまだテレビ画面に姿も見えなかった加地が遙かうしろから走り込んで来た。ボールの出し手、受け手だけに分かっていた阿吽の呼吸であって、もちろん敵の誰一人加地にはつけていない。あわててボールに飛び込んだ敵一人、その鼻先で加地の右足がボールを左に切り返すと、その敵はスライディングならぬ「尻餅」である。そのボールを左足内側でこするようなシュート。向かって左ゴールポスト外に飛んだように見えたボールは、突っ込んできたキーパーの右足先をかすめたあとに、くるくると右に回りながらゆっくりとゴール内側に吸い込まれて行く。「外れろ」と目だけでボールを追うキーパーには、この「くるくる」が「けっけっけっ」というようにも見えたことだろう。カメラのアングルが良かったせいか、そんなことまでが分かるようなゴールだった。

 こうしてこの二ゲームは、四年に一度のワールドカップめざして他国情報に鵜の目鷹の目の世界が刮目するような貫禄勝ちとなった。日本を見る目ががらりと変わったはずだ。オシム監督の世界的名声に加えて各国の日本リスペクトを高め、強豪国相手の今後のマッチ・メイクも非常に有利にしたと言える。さらに高度な勝負を始められるのである。

 追記 ここまで書き終わった後の十月二四日、日本が世界三十位になったと発表された。

なお、現在は世界35位であって、オシムが作ったこの上昇がはっきりと残っているのである。点取り術の向上だけが、残った課題となっている。
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もういい加減、海外NGO活動はやめませんか?・・・・・・・・・・・・・ 難波和郎氏の問題提起

2008年10月06日 00時40分31秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
★愛読するJANJANに難波和郎氏が下記のような問題提起をされていて、一面眼に鱗であった。是非お読みいただき、ご意見もください。(ネット虫)
**************************
「もういい加減、海外NGO活動はやめませんか?」・・・・難波和郎

「ペシャワール会」の伊藤和也さんが非業の最期を遂げ、彼の無事解放を待ち望んでいた人々には残酷な結末となった。何よりご本人が無念だったろう。自分の死以上に、自分に期待してくれた人々のもとに無事に帰れないことは、何よりもつらいからである。

 彼の仕事は立派である。戦乱で荒れたアフガニスタンの土地を自分の学んだ農業の知識によって回復させようとした。その志半ばでたおれたのである。悲劇である。

 彼の志に水を差すわけではない。だが、私は外国でのこうしたNGO活動には疑問を持っている。特にそれに従事する人々の純粋な熱意と善意に対して危惧を抱くのである。危ないからやめなさいと言われてやめますというような人々ではない。自分の信念を貫く意志の強さと行動力を持っている。だから危ういと思っている。

 少し意地の悪い見方をしてみる。このようなNGO活動をする人の中に顕示欲と賞賛を受けたい気持ち、また、人々に感謝されたり尊敬されたいという欲望が見え隠れしていないだろうか。活動内容は頭の下がることばかりである。日本では、彼らが活動報告をすれば必ず「偉いですね」「立派ですね」という賞賛の声がわき起こる。そこには批判を受け入れるゆとりはない。批判は多国籍企業の横暴と軍隊を派遣した国、そして政府要人など偉い人々の無策に集中する。自分も現地へ出向いて活動するつもりがなければ、黙って彼らを賞賛するのが無難であると考えられているのかもしれない。

 だが冷静に考えればこれはおかしい。

 海外だけでなく、日本にも問題は山積みだ。農業問題だけをとっても、荒れた土地は多いし、食料自給率は先進国の中では壊滅的である(関連サイト)。亡くなった伊藤さんはまず日本で活動するべきだったのではないか。今の日本でなら、少なくとも銃弾に倒れることはなかっただろうし、ご両親を悲しませることもなかった。世論には今回のできごとを美談にする動きもあるが、「命を粗末にした」と私はあえて批判したい。

 だが、日本には彼の熱意と野心に応えられるだけの仕組みがなかったのかもしれない。

 NGOの中には、そのあふれんばかりの熱意と善意に支えられた行動力のために、独り善がりな考え方に陥る団体も多い。そして彼らは普通、他者からの批判を許さないのである。だがアフガニスタンのことはまずアフガニスタンの人に任せるしかないのではないか? あるいはそれが出来ない事情も国際社会にはあるのだろうが、面倒でも私たち日本人は選挙を通じてしかその事態を変えることは出来ないのではないか。それよりも大事なのは、今ある自分たちの日常をいとおしむ気持ちだろう。

 マザー・テレサが初来日の時に述べたと言われる言葉を思い出す。

 「日本人はインドのことよりも、日本のなかで貧しい人々への配慮を優先して考えるべきです。愛はまず手近なところから始まります(1981.4)」
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