本日の毎日新聞・川柳欄の「秀逸」作品は、これだった。松戸市の方の作品である
「こんな時出てくるんだな独裁者」
僕も同じ事を考えていたので、この句を非常に複雑な気持ちで読んだ。折しも、一昨日のサブプライム関連の拙稿「サブプライム爆発とは何であったか」(これは、できるだけ多くの方々にお読み頂きたいと願っている)から、落石さんとコメントしあっていて「これからの情勢」などを考え込まざるを得なくなったからだ。そこで、最近読んだヒットラー本を引っ張り出してきた。1929年の世界大恐慌直後からの彼の大出世を簡単にまとめてみた。改めて凄いものであるとうなってしまった次第である。
以下、そこでの最後のコメントを投稿に格上げしたみた。
【 ヒットラーが、あれだけ短期間に政権につき、世界を引き回したのには、今と同じような情勢があったと言われていますね。
ちょっと調べてみました。
30歳までのヒットラーって、全くの無名どころか、いわば人生の脱落者。実業学校を中退し、美術学校の入試に落ちただけでなく、ウィーン、ミュンヘンで若年年金をもらってボヘミアンやってた。
彼がのし上がり、上り詰めていったのはほぼ40代の10年間。まさに情勢とかみあったということなのでしょうね。
恐慌の中から、軍隊と軍事産業で、失業者を「救い?」、景気を良くしました。国民は熱狂的に彼を支持し、選挙の倍々ゲームなどは、こんなふう。
1930年(彼は41歳)、国会選挙で議席が8倍に。
1932年、さらに倍増。
1933年、首相に就任。この年7月、対立政党を解散させる。
1934年、大統領とドイツ国防軍最高司令官となって国内全権力掌握。
ここからあとは、外交政策上の成功につながっていきます。なんと急激なのし上がり方でしょうか。
国民が困窮にあえいでいる時って、確かに怖いです。また、当時のドイツ大衆は愚かだったと思っても間違いない。それを言っちゃーおしまいよ、ですけど。】
「こんな時出てくるんだな独裁者」
僕も同じ事を考えていたので、この句を非常に複雑な気持ちで読んだ。折しも、一昨日のサブプライム関連の拙稿「サブプライム爆発とは何であったか」(これは、できるだけ多くの方々にお読み頂きたいと願っている)から、落石さんとコメントしあっていて「これからの情勢」などを考え込まざるを得なくなったからだ。そこで、最近読んだヒットラー本を引っ張り出してきた。1929年の世界大恐慌直後からの彼の大出世を簡単にまとめてみた。改めて凄いものであるとうなってしまった次第である。
以下、そこでの最後のコメントを投稿に格上げしたみた。
【 ヒットラーが、あれだけ短期間に政権につき、世界を引き回したのには、今と同じような情勢があったと言われていますね。
ちょっと調べてみました。
30歳までのヒットラーって、全くの無名どころか、いわば人生の脱落者。実業学校を中退し、美術学校の入試に落ちただけでなく、ウィーン、ミュンヘンで若年年金をもらってボヘミアンやってた。
彼がのし上がり、上り詰めていったのはほぼ40代の10年間。まさに情勢とかみあったということなのでしょうね。
恐慌の中から、軍隊と軍事産業で、失業者を「救い?」、景気を良くしました。国民は熱狂的に彼を支持し、選挙の倍々ゲームなどは、こんなふう。
1930年(彼は41歳)、国会選挙で議席が8倍に。
1932年、さらに倍増。
1933年、首相に就任。この年7月、対立政党を解散させる。
1934年、大統領とドイツ国防軍最高司令官となって国内全権力掌握。
ここからあとは、外交政策上の成功につながっていきます。なんと急激なのし上がり方でしょうか。
国民が困窮にあえいでいる時って、確かに怖いです。また、当時のドイツ大衆は愚かだったと思っても間違いない。それを言っちゃーおしまいよ、ですけど。】