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今年のJリーグとグランパス  文科系

2009年03月28日 09時10分57秒 | スポーツ
大リーグ「商売」が、WBCの成功をいろんな点で妨げていたと思う。
既成12球団だけが高校野球などの歴史的成果を盗み取りしているような日本の野球界! 
「商売」ばかりが目立つWBCを見ていて思ったが、やっぱりサッカー、Jリーグは良い。なんせ、ちゃんとやっている国が200カ国対30カ国ほど? WBCでは、負けたチームが何回も出てきて、まるで「生徒数の少ないお山の小学校の運動会」のオモムキ。4つの強国を6年生と見たてれば、他国は低学年ばかりというようにも見えて、そんな相撲を見ていてもちっとも面白くないのと同じこと。失礼。その点Jリーグは今年、新潟が現在1位、新参入の山形も強くって、地域密着だし、リーグ幹部や岡田監督がWBCにエールを送るなど、「住民がやるスポーツ」全体への目配りもあって、紳士的だ。
この国際化の時代、長い目で見ればこの日本でも残念だが、野球はサッカーに押されていくと思う。12球団のちゃんとした民主的な会議もないのだから、読売の良いようにされてきたのだし。読売が実権を握っている以上、「観るスポーツ重視で、やるスポーツの軽視」からも抜け出られないだろう。

さて、去年観客数で記録を塗り替えたJリーグである。その去年は、実力伯仲、下克上の時代に入ったかに見えていたが、今年はさらに激しいようだ。新潟が鹿島を負かし、京都がガンバを負かした。ますます力が接近してきたということであろう。近年走り回って防御に努め、全体として得点数がすごく落ちてきたのが、今年は持ち直すような気配もある。点取り術革新から、「点の取り合いで勝つチーム」が優勝するようであれば面白いし、点が取れないジャパンにも良い影響を与えてほしいものだ。日本人の監督たちが急成長してきたような気もする。
ちなみに、こんな数字を覚えておいていただきたい。06年~08年で総得点数は976-867-783と推移した。近年のJ1リーグでは、1ゲーム2得点平均だと、すごく強いチームということだ。年間612ゲームでこの総得点なのだから。今年は3節終了現在、これ以上のチームが5つもある。ガンバ8、広島7、新潟と名古屋と山形6点である。対して、去年34節での最多得点は川崎の65点であった。

ここで何度も独断的に近い予言をしてきたように、今年のグランパスは強いと言いたい。なによりも今年度末1ゲーム平均2点を超えるのではないかと今考えている。これまで3ゲームから見えたその根拠をあげてみよう。

①なんといってもダビがすごい。すごいというよりも、強い。早くも「グラのダビ」は今年Jリーグ最大の話題になっている。なぎ倒してでも相手に競り勝ち、得点をもぎ取るという個人展開力がある。といっても、最近までベルディにいたこの面では同タイプのフッキとは全く違って、守備にも走り回る良い選手だ。なおフッキは今、FCポルト(ポルトガル)からヨーロッパチャンピオンズリーグ・ベスト8に残っている。あんな選手でも通用させるポルトはどうかと思うが。

②グランパスの最大点取り術・サイド攻撃に田中が加わったのも、計り知れない大きなことだと考えている。そのわけは、こうだ。右サイドバックの彼が、右サイドアタッカーの小川と組めば、右好クロスが去年にも増して上がる。これを、ポスト・ダビが受け、その周りを玉田が走り回っていれば脅威というだけではない。田中のドリブル、小川のスルーパスとこれが結びついて、味方がゴール前に殺到する時間が稼げるのである。攻撃陣も守備に走り回り後ろ目が多いグラにとっては、これはとても大きいことだと思う。

なお、現在のリーグクロス数順位では、田中が3位、小川が6位である。チームクロス数でもグラはダントツの1位で63本、2位の浦和の48本を大きく引き離している。

③センター攻撃もすごく強化されている。これは去年から課題になっていたことであるが、今年は玉田と中村がこれを強く意識していると答えている。もちろん監督の指示もあるのだそうだ。ダビや、田中のサイド攻撃を相手に強く意識させることができるほどに、玉田、小川、中村がセンターから攻め易くなるというわけである。大分戦・中村から玉田へわたった2得点目、清水戦・吉村の2得点目などはその典型であったと言えよう。

④中距離シュートの前進もある。小川、玉田がいつもこれを意識していたが、ダビが入ってさらにこの意識が浸透してきたと思う。


こうして勉強したことをまとめていても、やっぱり今年のグランパスは強いと思う。「少々の失点をものともせず、責め倒すチーム」になってほしいと願っている。1ゲーム平均で2得点以上のチームがいくつか現れないことには、ジャパンの点取りも進まないと思うから。
そして、話の中に数字の裏づけが少なくて不勉強な評論家よりもよほど勉強しているとの自負もありますので、みなさんにも拙稿を今後もぜひお読みいただきたいと、お願いしておきたいです。よろしくおねがいします。

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