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チェコの闘いに学ぶ・・・チェコ首相、レーダー批准停止へ

2009年03月20日 10時55分09秒 | 国内政治・経済・社会問題
★野田さんから、チェコのアメリカレーダー基地設置について、ねばり強い市民の運動で批准停止まで勝ち取ったという報告がありました。
 日本の基地闘争も沖縄や岩国その他で地道で粘り強いが行われていますが、きっとチェコのように安保見直しへと進むことでしょう。(まもる)

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 転送します。(転送歓迎とのことです) 野田


  「どよめきの勝利」

チェコ内での米国レーダー基地建設反対の皆さんへ

2009年3月20日ニューヨーク

チェコ共和国に米国軍事レーダー基地を設置するという米国防総省の計画は
大きく頓挫することになりました。チェコ共和国が昨日、少なくとも今の
ところ(そしてもしかして永久に)、この基地建設の合意を批准する法案を
撤回したのです。チェコのミレク・トポラーネク首相は、下院がこの合意を
否決しそうであるとみえたため、批准を止めました。この2年以上の間
レーダー反対運動を繰り広げてきた、市民運動のノーベース・イニシアティブ
のリーダー、Jana Glivickaによれば、このレーダー建設は、現政権がこれまで
行った主要な政策の一つとして促進されていため、今回の撤回は非常に大きな
意味を持つものとなったといいます。

チェコ市民の3分の2が、2006年に初めて提案されて以来一貫して、このレーダーに
反対してきました。反レーダー運動の市民はくり返して、この問題に関する国民
投票を求め、政府よりはねつけられて来ました。その間2008年には、チェコ政府は
米国とのレーダー設置開始の合意に調印し、チェコの上院もこの取り決めを承認
しました。
しかしながらこの合意はチェコ議会下院が批准するまで実行することはできません
でした。ノー・ベース・イニシアティブとノンヴァイオレンス・ムーヴメント
という、チェコ国内の反レーダー市民運動グループによる疲れを知らぬ活動の
おかげで、国民の意見はレーダー設置に対し強い反対を示したままでした。
この国民の反対が、下院での否決の見込みに結実したのです。

その反レーダー運動は、ヨーロッパでのミサイル防衛計画、チェコでのレーダー
設置計画、及びそのレーダーとは付きものの迎撃ミサイルのポーランド配備という、
危険な軍事エスカレーションを警戒する、世界中の人々からの支援を引きつけました。


米国では、2007年11月以来、キャンペーン・フォー・ピース・アンド・デモクラシー
(CPD)が、公式声明を出し、ニューヨーク・タイムズとニューヨーク・レビュー・オブ・
ブックスに公開書状を載せ、また国連にチェコからの使節団を訪ねたり、デモや
ハンガーストを行ってきましたが、この一週間にわたり集めたチェコ下院議員
への公開レターは、48時間足らずのうちに550人以上の署名があつまる結果と
なりました。

CPDの集めた公開レターの署名は、この16日月曜日に、チェコ下院議員200名
全員に送られました。議員の1人は、もし批准が議決に移るのであれば、
この公開レターを議会演壇で読み上げることを計画していました。この公開
レターに署名した中には、ノーム・チョムスキーやエリアル・ドーフマン
などの著名人、米国の主要な平和運動団体の指導者が含まれます。ほとんどは
米国からの署名でしたが、一部にはポーランドの知識人、Adam Chmielewski,
イランの人権擁護運動家たち、そして英国、日本その他の諸国のひとびと
が含まれます。レター文面と署名者については、CPDのHPにあります。
http://www.cpdweb.org

チェコ共和国トポラーネク首相は、政府はレーダー計画を断念したわけ
ではないと述べました。「批准プロセスの断念を意味するわけではありません」と
首相はテレビのライブ放送声明で語りました。「我々は米政権との会談後、
ストラスブルグ・ケールでのNATOサミット後に、またこの問題に立ち戻り
ます。」(この情報はロイター通信による。) 目下のところ、米国の
メディアでは、チェコ政権の議会法案の撤回に関して目立った報道は
何もありません。 チェコ政府が実際に4月初旬のNATOサミット後に
レーダーに関して再度議会の議決にかけるかどうかは決してあきらか
ではありません。いずれにせよ、チェコ共和国での反レーダー運動の
人々と諸外国の支援者は、このレーダー設置案が決定的にそして、
永久に撤回されるその時まで、この運動を継続します。

THE CAMPAIGN FOR PEACE AND DEMOCRACY (CPD) は新しく、進歩的で
軍事的でなk米国の外交政策を訴えます。それは民主主義と、正義と
社会変革を唱えるものです。1982年に設立されたこのキャンペーンは、
「大衆の立場からの緊張緩和」を促進することで冷戦に反対しました。
このキャンペーンは旧ソビエト連邦と東欧における、反体制の民主主義者の
人権を擁護する運動に西側市民の活動家を関与させ、また東側の人権活動家
たちには、ニカラグアやチリのような諸国における反民主主義的な米国の
政策への反対運動に連ねました。このキャンペーンは平和、社会正義
そして民主主義の権利を求める運動が、すべてまとまると、巨大な勢力の
政策に対する、そして特権的なエリートによる社会支配に対する、
オルターナティブの萌芽であると考えます。

現在の他のCPDキャンペーンは、ニューヨーク・リビュー・ブックから
出された、人権擁護運動のリーダー、shirinEbadiを擁護する、イラン政権
官僚への公開レター、http://www.nybooks.com/articles/22511,そして
ガザに関する発言『ノー・モア・ブランク・チェック・フォー・イスラエル』
(CPDのHPで入手できます)があります。

Campaign for Peace and Democracy, 2790 Broadway,
#12, NY, NY 10025. Email: cpd@igc.org Web: www.cpdweb.org



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原辰徳・WBCジャパン監督への手紙 文科系

2009年03月20日 00時02分51秒 | スポーツ
僕は今、原監督にこんな手紙を出したい気分だ。以下、手紙形式で書いてみる。

【 原辰徳監督へ

貴方の先発投手3本柱の優先順位は間違っていると思います。結論から言えばこの大会では、松阪はともかく、2番目は岩隈ではないでしょうか。
球威から言えば難しい選択になりますが、少なくとも低めへのコントロールは岩隈が一番。ぶっつけ本番の、トーナメントは、日頃の闘い方とは全く違うはずです。1点でもやらないことが最も大切。ならば、以下が優先順位基準になるのではないでしょうか。第1はもちろん直近年の勝星数と勝率。弱いチームにいてこれらが良い投手こそ、目の付け所かと思います。第2が、防御率。第3が、ホームランを食いにくいこと。そして第4が、投手の大原則「一定以上の球威があれば、あとは低め、特に外角低めへのコントロール」。失礼ですが貴方は、去年の3人のこれらを比べてみたことがおありでしょうか。特に1と2と3は、去年開眼した岩隈の年間成績が3人の中でも断然良いはずです。4は、まー1、2、3の原因と見ても良い。

さて、第2ラウンドをまず松阪(キューバ戦)で勝ち、ダルビッシュ(韓国戦)で負けました。この敗北によって「負けたら終わりの、後のないゲーム」を一つ増やしてしまい、そこで岩隈を使わねばならなくなりましたね。この韓国戦は、岩隈で行くべきではなかったのでしょうか。そうしたら、後のない準決勝以降の2ゲームを心おきなく松阪、岩隈で行く確率が高くなったと思うのです。そうしなかったのは岩隈よりもダルビッシュを上と見ていたとしか僕には思えないことです。18日の韓国戦に破れればこうなるとは、初めから分かっていたことなのですから。韓国は今後のためにもやっつけておかねばならない強敵です。だから、そういう「敵へのリスペクト」も欠けていたとも思います。その点で韓国の監督は立派でした。いつも「日本は韓国よりも技術が高い」と語っています。

さて、昨日はその岩隈に救われましたね。第1ラウンド最後の韓国戦では、1点に抑え続けていた岩隈を、貴方の無策で見殺しにしてしまいましたが。しかし、間を多く開けないといけない岩隈は、準決勝以降にはもう使えないはずです。もしこれを使って負けたらそれはそれであなたの采配ミスだと、今から言っておきます。そして、ダルビッシュで万一決勝に負けても、以上の全てから言って貴方の責任です。これは全て、結果論の問題ではなく、18日の韓国戦の段階で計算できた確率の問題ですから。
あとは、決勝でダルビッシュに頑張って欲しいと、願うばかりです。

なお、以上述べたことが結果論ではない証拠として、岩隈の資料を一部添付させていただきました。(として、僕の当ブログ昨年の11月11日投稿文コピーを添える。)】
コメント (3)
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