朝鮮日報がアメリカの週刊誌に記事を紹介していました。
それを、孫引きならぬ、孫紹介です。
世界的な景気の低迷のあおりで、ほとんどの産業が危機に直面している。
だが、どんな状況であっても、少数の「勝ち組」はあるものだ。
米国の時事週刊誌『USニューズ・アンド・ワールド・リポート』は
今月16日、不況にもかかわらず相対的に利益を上げている10業種を
「景気後退期の勝ち組」と紹介した。
この中には、▲生活費の節約を手助けする
▲悪いニュースを忘れさせてくれる
▲失業者を助ける-といったサービスが挙げられている。
例えば、野菜の種の販売業者が好況に沸いている。自宅で安く手軽に
野菜を育てて食べる倹約家たちが増えているためだ。
世界最大の種苗会社である「アトリー・バフィー」社の今年の売り上げは、
前年度に比べ25%も増えると予想されている。
レジャーに掛ける費用を安く済ませようという人が増え、
ハリウッド映画も好況を呈している。DVDのデリバリーサービス会社
「ネット・ポリックス」の昨年第4四半期(10-12月)の利用者数は、
前年同期に比べ26%も増えた。
また、今年の米国における映画チケットの販売も、昨年に比べ16.5%も
増えている。このまま推移すれば、映画館の収入は昨年の16億ドル
(約1576億円)から、19億ドル(約1872億円)に増えると予想されている。
悪いニュースを忘れたいと思う人は、ロマンス小説にはまりがちだ。
ロマンス小説の代名詞である「ハーレクイン」シリーズの、
昨年第4四半期の北米における売上額は、前年同期に比べ300万ドル
(約2億9600万円)も増えた。
育児費用がかさみ、また余暇を自宅で過ごす人たちが増えたことで、
コンドームの消費も1年前に比べ6%増えた。
「トロヤン・コンドーム」社のジム・ダニエル副社長は
「外食を楽しむ代わりに、家で思い出を作りたいという人には、
わが社のコンドームが最適だ」と話している。
学費が安い州立大・公立大の志願者も増えている。
コネティカット州立大の今年の志願者は昨年より11%、
オレゴン州立大は同じく12%増えた。
気分転換のための費用も安く済ませようという人たちの間では、
チョコレートの人気が高まっている。北米最大のチョコレートのメーカー
であるハーシー社の昨年第4四半期の売り上げは2.6%増えた。
また、食費を安く抑えられるマクドナルドも、
米国の一部の店舗では売り上げが6.8%も増えた。
コーヒーも自宅で飲もうという消費者が増え、コーヒー豆のデリバリー業者や
コーヒーメーカーの製造会社が好況を呈している。
コーヒー豆のデリバリー業者「バーモングリーン・マウンテン」社の売り上げは
前年に比べ56%増え、またコーヒーメーカーの製造会社
「ミスティ-・コーヒー」社は同じく5%増えた。
一方、職を求める人たちが増えたことで、履歴書の代筆業者も活況を
呈している。履歴書代筆業者連合会の会員のうち54%が、
「経済危機に陥った後、お客さんが増えた」と回答したという。
同会のある会員は「12月から1月にかけ、お客さんの数が3倍も増えた」と話した。
また、インターネットの求職サイトの今年1月のアクセス数は20%も増えたという。
光あれば影。その反対、影あれば光があるも真?