中野翆がサンデー毎日にこんな文を書いていて大いに共感した。
それによると毎日新聞の10月3日二面に10行ほどの小さな記事があったという。
それは「感謝の表明 船員救助受け中国大使館」と題された記事の感想にについてである。
氏によれば「感謝」と「中国」という活字の取り合わせが近頃の厳しい対日姿勢の中国のイメージとかけ離れていて目を引いたという。
その記事によると太平洋を航行していた中国貨物船の乗組員が急病になり、救助を求めた結果通報を受けた日本側は海上保安庁の巡視船や海上自衛隊の航空機で東京の病院に搬送、一命を取り留めた。これに対して中国大使館は日本側に深い謝意を表明したこという。
中野氏は此の事件の報道について問題を提起している。そのひとつはこれを報じたのが新華社からのニュースだったこと、つまり日本のメディアは把握していなかったのかという疑問。そして、今日中の関係がぎくしゃくしているときこそ、もっと大きな扱いをしてもいいのではないのかということである。
何よりも日本の公正さの一面を内外にアピールする機会であり、中国もこれに対して相応の良識を表明したという友好のあかしでもあろう。
私も氏の言うようにこうした時期だからこそメディアは齟齬ばかりでなく、希望も積極的に報道してほしいと思う。
それによると毎日新聞の10月3日二面に10行ほどの小さな記事があったという。
それは「感謝の表明 船員救助受け中国大使館」と題された記事の感想にについてである。
氏によれば「感謝」と「中国」という活字の取り合わせが近頃の厳しい対日姿勢の中国のイメージとかけ離れていて目を引いたという。
その記事によると太平洋を航行していた中国貨物船の乗組員が急病になり、救助を求めた結果通報を受けた日本側は海上保安庁の巡視船や海上自衛隊の航空機で東京の病院に搬送、一命を取り留めた。これに対して中国大使館は日本側に深い謝意を表明したこという。
中野氏は此の事件の報道について問題を提起している。そのひとつはこれを報じたのが新華社からのニュースだったこと、つまり日本のメディアは把握していなかったのかという疑問。そして、今日中の関係がぎくしゃくしているときこそ、もっと大きな扱いをしてもいいのではないのかということである。
何よりも日本の公正さの一面を内外にアピールする機会であり、中国もこれに対して相応の良識を表明したという友好のあかしでもあろう。
私も氏の言うようにこうした時期だからこそメディアは齟齬ばかりでなく、希望も積極的に報道してほしいと思う。