九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

平和美術展アンケート結果 昭和区九条の会

2011年05月03日 19時52分41秒 | Weblog
 昭和区平和美術展は、第五回を迎え、千人を超す観覧者を集め好評のうちに無事終了しました。

 事務局の高橋さんが精力的にアンケートの集約をいただき、早くも結果が出ました。
集約が行ってくれました。回収は146枚でした。
 15%近くの人がアンケートに応じてくれたことになります。ありがたいことです。
 次回の展覧会に生かしたいと思います。
 結果は、下記のようになりました。ご覧ください。
 


第5回昭和区平和美術展」アンケートの集約結果(146枚)

2011)~4月24日(日)  名古屋市博物館3階ギャラリー


  作品をご覧になったご感想をお聞かせ下さい
ア.大変よかった 92 イ.よかった52   ウ.あまりよくなかった0
エ.よくなかった0  ( オ.ふつう1    カ.未記入1 )

※ よろしかったら理由をお聞かせ下さい。
 ○皆様の力作揃いに感心。戦争をしてよかったと思うことは何一つない、苦しみと悲
     しみが残るだけ。○絵画のみならず、たくさんの種類の作品が年齢を問わずに展示されていた。○皆さんがそれぞれの作品を出しておられてとても良かった。○バラエティに富んでいた、戦跡は良かった、今後も。○自分では描けないし、様々な年齢の方の個々の感性に刺激を受けました。○作品の数、そして場所が極めてbetter。○多彩な作品。○知人の作品もさることながら、幅広く作品が寄せられているから。○絵を
趣味としている、絵はもちろん写真なども興味あり大変良かった。○様々な方(年齢・
男女・作品…)の結果の成果。○平和のありがたさが実感できた。○それぞれの努力 
が現れていること。○素人です。○現在自然災害後、処理の只中、本展は戦争結果の
人災、戦後60年を経た今日、特に若い人たちにしっかり見つめてほしい。○皆さんの力作が。○皆さんの心込めた思いが伝わります。○素晴らしい作品ばかりでした。○
絵が大変印象に残った。○滝川の安藤さん、板津さん素晴らしいシャッターチャンス。
○高齢者の作品(例:美馬王山)を見て、自分も元気を貰った感じです。○色々な作品
があり良い。○平和の意義を感じる。○たくさんの力作を多方面にわたって見られる
のがよいです。○参加提示されている方が新しい方も多く拡がりを感じた(平和の輪が
大きくなっている!)○手作り感のある美術展で癒されます。○全てが戦争をテーマにそった重苦しい作品(大切なモチーフ・イメージですが)ばかりではなく、ジャンル
が多岐にわたっているのが良かった。○現在75才の戦中派。苦しくて悲しかったことも今は懐かしい。○どれも素晴らしい。○安藤日出彦先生の家の爆撃のすさまじさ、九条の絵に感動。○みんな一生懸命制作しているのが感じ取れた。○多くの方の参加協力を感じる。○伝えたいこと、表現したいことが見る側に届く作品が多い。○絵から木工、手芸と様々なジャンルの作品があって良い。○いつもながら初心者からプロ級まで様々な作品が見られて充実していた。○ゆっくり静かに見られた。○個性的な作品が多くあった。○毎回見ているが色々な作品が出展されており充実した美術展。○絵心が感じられて爽やか。○コメントに見入った。90才に、92才になりましたと誇らかに言われ、出展されているのがほほえましく楽しい。人間の手はなんて素晴らしいかと思った。○戦争をしないこと、世界中に等しく光があることを願う人達を作品から感じ取ることができた。○大東亜戦争を後世に語り、2度と戦争をしない資料に。○力のこもった作品を見ることが出来た。○小4に終戦を迎えた私だから戦争の悲惨さを伝える責任を一層感じる。○全体に落ち着いた感じで平和の大切さが感じられた。
○若い方から高齢の方までのすばらしい作品に感動。○作品の種類が多い、会場がうらやましい。○皆さん作風は違えど力作ばかり。○幅広い層の市民が参加、作品も多彩。コメントも本人の思いが入り良い。○それぞれの作品の作成への努力が目に見えるようだ。○活動があらゆる世代に広がっているのが良い。○絵画、写真等好みのものがあった。○力作が多く、目の保養になった。○特に戦跡の展示が良かった。小中学生に見学させたい。○展示がすべて見やすかった。○どれがよいではなく、すべてが感動。○バラエティーに富んでいた。○多くの人の、いろんなジャンルの出展で迫力を感じる。○ピースあいちからの作品が加わり、ビデオもありアピール力が高まった。○平和への気持ちが感じられた。○各人が平和への思いを込めての作品作りが伝わる。○身近な方々が素晴らしい作品を出されていて感動した。○展示の仕方が上手。
 ○名古屋空襲の展示む、安藤日出彦さんの絵などを核にしながら、書、工芸、絵、写真など本当に多彩。しかも普通の方々の素朴な作品から本当にレベルの高いものまで、
皆さんに支えられた皆さんの展示場であることが伝わった。○だれでも楽しめそう。
 ○名古屋空襲の上映や若原さんの体験談はすごく勉強になった。○年齢も様々な色々方が、生活の中で物づくりを楽しんでいることを感じられ素敵。○自由発想の写真表現
は素晴らしい。○展示品はどれもレベルが高く心に響くものばかり。

②ご覧になられた作品の中で印象に残った作品をお書き下さい。
絵画{新緑杉(伊藤)。ありんこ作業所2人。花(宇城)4人。安藤日出男氏の戦中画16人。
田舎の風景(岡田)3人。サクラノキ(西村)5人。追憶(後藤)。印度サリーの女(別役)。
(安藤)。桜(水谷)。冬(今枝)2人。扇子(棚橋)2人。樹(田尻)3人。阿修羅九条(安藤)
3人。仲の良い二人(古川)SOLAZ(田中)春、待ち倦む(中田)北緯70°
ノルウェー(山田)。自由(武藤)。花梨(野崎)2人。花(故やまかわみつる)3人。苔のシンフォニー(鬼頭)。神社(今枝)。
○中日新聞掲載の作品を見て今日ギャラリーに来ました。

写真{稚児祭り。唐津くんち曳山鳳凰丸(井上)2人。火宙の蝶(鈴木)2人。沈黙の兵士
 (近藤)2人。カワセミ(板津)7人。オリオン座の3つ星と・・(田中)4人。夕暮れ(安藤)
 イグアス滝(越山)。里の春(金澤)4人。馬頭星雲(田中)3人。バラ、スズラン
(中村)3人。写真俳句。戦跡(古田)。第三の貌(山縣)。

{汾上驚秋(小塚)6人(なかなか力強くて良い)。90歳の方の作品。私の好きな方②。
 百人一首(杉浦)。鳥は古巣に帰る(美馬)5人。石鼓文(美馬)4人。私の好きな言葉(藤井)3
人。 桜(水谷) 俳句](鈴木)無題(谷口)。
 ○97歳の方で「遅くはないよ。すべて今から」幾つになってもその気持ちを持てる
人なんて感動しました。       (2)
工芸{刺繍の村瀬さんの3点。薬箱(鈴木)。夢(木村)(缶アート)2人。月光(松浦)。
パンジー(村瀬)2人。その他(○戦争中のヘルメットなどドキッとさせられた。
絵てがみ(西谷)。すみれの庭(村瀬)2人。お父ちゃん捕れないよう(森)。夢(木村)
電気スタンド(木田)2人。陶器カメ(中畑)2人。桑名の千羽鶴(春日)2人。カトラリー
(橋)。編み物人形(石黒)。平和への祈り(後藤)2人。月光(松浦)2人。抹茶
茶碗(木村)。宇宙を駆ける(吉野)。)

戦跡{豊川海軍工廠。ランドセル。DVD名古屋城焼け落ち3人。若原さんの空襲体験5
人。 ビデオ設置も会場内で生きている。「画報躍進之日本」は初めて見ました、少年時代の記憶深く蘇りました。金とくの名古屋城の番組が見られたのが良かった。愛知時計空爆される。愛知時計が空襲を受けた時の様子を描いた絵資料。~んぷく水筒など。戦争の写真と軍服。焼夷弾。}

その他{ありんこの花火の絵2人。絵手紙2人。益川さんのメッセージ。くれよんBOX。
きららハウス。}

③ 来年も開催(4月頃に)する予定ですが、ご覧いただけますか。                              ア. みたい126 イ.わからない15 ウ.みたくない0 (エ.未記入5)

※ 理由は(○障害のある人の作品を展示してあるから。○平和を実感して戦争を世界からなくしてゆく為に。○今日時間が十分になかったため。○昭和区以外の作品もあってよかった。○反戦ですから。○良いものを見ることは心の安らぎとなる。○力作ぞろい、平和への訴えがよくわかる。○日付が分れば見に来ると思う。○その都度、新しい
表現支店の創造性に関心あり。○年々展示が大きく盛況になっていますね。○色々な
想いを感じ刺激になりました。○見せてもらってよかった。○絵は好きであり、心が
休まる。○おもしろい。○みんなが頑張っているのがわかる。○プロではなく庶民の美術展であるため。○出展作品のテーマを戦争や平和(というイメージ)に限定せず、  
 「平和だから、自由に文化・創作活動が出来るよ」というメッセージをよく表してい
ると感じたから(市民の誰もが自由に出せるのでしょうか)。○忘れないために思い続けるために。○作品の種類が多くとても楽しめる。○皆様の作品の素晴らしさに感動したから。○知人が出品。○いつ見てもそれぞれに味わいがあり楽しみ。
 ○平和について考える意味においても続けてほしい。○アートを多面から観賞できる。○楽しく、心が弾むから。○見て、他の人に知らせる。○一人でも多くの人たちに見て頂きたい企画に感心。○毎年楽しみ。○楽しみ!○心の安らぎになる。○ユニークな作品が多い。○平和展示品の充実を期待。テレビをもっと活用。○参考になり、励まされる。○毎年レベルアップしている。

④ 作品の展示について           ア. これでよい130 イ.みにくい1 ウ.工夫が必要8 (エ.未記入6)

※ 理由は(○見やすく展示してあるから。○前回に比べとてもまとまっていると感じた。○展示品はよい、レイアウトや置き方でもっと雰囲気は出せないだろうか。○大小、人物、風景など混ざっているので。○見やすかったです。○わかりやすい。○戦中の展示資料(ピース愛知提供)のうち、冊子類は中を見て触れてよいか否か、注意書きが必要だと思った。もしあったなら、もっと気づきやすいところに掲示してほしい。○見やすかった。○ジャンル別で見やすい、テーマ(戦跡)もよかった。○今年は広々と明るくて気持ちが伸びやかになった。○ゆったりしたスペース、落ち着いて観賞出来た。
○益川先生のメッセージが嬉しい。○スペースがとれて隣の作品と重ならない。○作品の質の向上。○学生や年少者を先に展示し、その反応も併せて展示することを期待。
○バランスが良い。○見やすく工夫されている。実物大焼夷弾なども良い。

⑤ 愛知の戦跡(名古屋空襲)について    ア. よかった49 イ.当時の様子がわかった63 ウ.戦争の悲惨さを感じた 53
エ.普通6  オ.よくなかった(場違い)0 カ.その他3 (キ.未記入10)

※ 理由は(○話だけであったので。○自分も空襲を受けた経験があり興味深く見た。
  ○ピースあいちからのパネルや実物資料の展示は具体的に訴える力が大きい。○戦争は絶対にノー。○9条の会の美術展にふさわしい企画。○遠くになった戦争を身近に感ずることができた。○当時の様子が分った。○時間がなくて見ておりません。○地味だが、ご当地の遺品の確認、何回も確させる意味有効。○戦後生まれなので。○映画やドラマの様なものではないと思いました。○「戦争、平和って?」と落ち着いて考える
  ようになる前に、当時を知る祖父が他界した、私にとって20年以上住んでいる土地
  名古屋や愛知の戦災についてあまりにも知らない、高校までの教育で「教えてもらわなかった」ことばかりだということを思い知った。○忘れないために言い伝えるために。
○当時の名古屋のことは知らなかった。私は小1の時四国で体験した。○中学時代の
体験記がリアルで怖かったが、伝えていかなければと思った。○大戦を経験した一人として感銘する場面に再会した。○当時中区に住んでいたのでおぼろげな記憶が。私
10才、父病死>20年1月3日の空襲の記憶が!○体験したことの再確認。○親族に
愛知時計で爆撃に遭った人がいた。○戦後近鉄電車の中から見た爆弾の跡を思い出す。
○戦跡の地図を出しておくと良かった。○このような展示物だけで戦争を見たくない。
○戦跡巡りの写真が良かった。○写真、グラフ表示、体験者の作文など良くできていた。年少者や若者の反響が加えられることを期待。○半田出身で、小学校当時戦跡で遊んでいた。今思うと大変なことをしていたと反省しきり。○実体験している。○改めて戦争の悲惨さを感じた。知らなかったこともあった。若い人たちに知ってほしい。

⑥ 来年の「昭和区平和美術展」に出展していただけますか。                                ア. 出展する19 イ.知人に出展をすすめる15 ウ.出展しない53 
(エ.迷っている3  オ.未記入57)

※ 理由は(○出すものがない3人。○趣味程度の作品です、外に出品する所も多いので○日頃何もしていない。○不器用で作品がありません。○誰でもOKなものなのね?
○見学者です。○洋画をしているが出品するかわからない。○無芸大食なので見せて
いただくだけで良い。○実力がない。○見るばかりで、手で何かを創ることを全くしないから。○天白区でも平和展が有ります。○別の区民だから。○まさに初心者の作品
 だが、そういうのもあっていいかなあと思って。○少しでも協力したい。○妻が展。
  ○自分は出展しないが知人に勧める。○今年はバタバタして出せなかったが来年は出品。○もう少し絵が上達したら出展してみたい。

⑦ 「憲法九条」についてどう思われますか。 ア. 絶対まもる104 イ.どちらかといえばまもる21 ウ.変えてもよい5
(エ.わからない1   オ.未記入15 )

※ 理由は(○守りたいが、これからの情勢で変えるようになるかも知れない。○九条の精神こぞ、人類が生き残り共存できる道だから。○人殺しは最大の犯罪だから。○戦
  争は絶対にやってはいけない、対話を大切に。○アジア・太平洋戦争のような戦争に若い人たちを巻き込んではいけない。○平和にとって当然のこと。○どんな内容でしたっけ?○解釈によってどうにでもなる以上、文章よりも実際に戦争しないこと、自衛隊かどうかは別にして自衛することは必要。○わからない。○将来異常事態が発生時の対処が不安。○戦争は悲惨だから。○戦い事はなくしたい。○今回の美術展の入り口で9joの会への益川博士からのメッセージがありましたが、この考えは以前中日新聞連載「あの人に聞く」で博士が語られたものです。(表現はうろ覚えですが、私が理解した内内容の主旨は『自分が殺されても、自分が誰かを殺す側にはなりたくないから。その
  (相手の)向こうには、その人の家族や国や大切な存在があるから。それを想像したら誰かを殺すなんてできない』というようなものでした。科学者や医療関係者の方々
は、特に技術が人を救うのではなく、殺す方向に使われないかと危惧し、それを阻止
  するため発言、行動されています。私は専門家でもない一般名古屋市民ですが、シンプルに「人殺しはいや」を言い続けたいです。○私の心ですから。○戦争を体験しているから、どんな理由をつけようと戦争は人殺しだから。○戦争反対だから。○未来のため。○子どもたちに平和な未来を残したい。○戦争は悪である。○「平和を守るのに戦争?」なんて日本人の考え方ではない。○平和の大切さを痛感。○二人の息子を戦争に取られたくない。○何の益もない戦争は反対だし、若者が死ぬだけだ。○平和のため。
 ○戦争中疎開をし、親子離れ離れになり苦労した。戦争の悲惨さは私たちの世代は
十分解っており、今の若い人にはわからない。是非若者たちにチャンスのある限り
知らせる工夫が大切だと思う。○戦争は人々の生活を破壊する。○人類は地球人、戦争反対。○殺し合いは憎しみを生み出すだけ。○平和の要だと思う。○専守防衛、核装備(北朝鮮問題)、教えて下さい。○軍縮の支えになる。○9条があったからこそ日本は戦争に巻き込まれなかったと思う。○この国を守るため。○子ども達のため。○平和は大切。

 欄外{○九条の会として原発反対運動を起してほしい。
    ○緑区の平和美術展は2011.7.16(土)17(日)緑区役所です。よろしく。
    ○搬入の日を忘れて出展できず残念だった。
    ○たくさんの出展に正直驚いた。思わぬ方の名前を見つけて多芸(?)ぶりに
     感心。主催者の皆様のご苦労がしのばれる。



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ピンラディン殺害命令はオバマ大統領自身を決定的に貶めた

2011年05月03日 19時41分32秒 | Weblog
櫻井智志です。

ニュースの第一報を聴き、驚いた。オバマ大統領の発言をきいて呆れた。
オバマ大統領はこういった。
「アルカイダとの戦いでは、ビンラディン容疑者の殺害か拘束を最優先事項とするよう指示した」。
 
 公式発表が虚偽でないとして、アルカイダの策謀でアメリカにおける9.11事態がひきおこされたとしても、ビンラディンがアルカイダの首謀者としても。
 それでもオバマ大統領は、決定的な過ちを犯した。

 ビンラディンを逮捕して裁くことと、はじめから殺害することを目的とするのでは全く異質なものである。
 世界でも最大の強国の最高権力者である大統領が、テロリストならば殺害せよと命じるようでは、世界国際秩序の国際法の精神は遵守されるだろうか。
 オパ゛マ大統領は、アメリカの大統領として、アメリカ国民の生命と財産と国益と利益を擁護する任務があろう。その点では、アメリカの中枢に甚大な破壊行為をおこなった者たちへの仕返しは、正当防衛と肯定される要素もある。
 だが、同時にオバマ大統領は、差別と抑圧を受けたアフリカ系黒人の出身として、世界の非抑圧被差別民族と民衆の側から期待と希望の星として、アメリカ合州国の頂点にたどりついた。
 今回の9.11事件についても、ブッシュ前大統領の無謀なイラン・イラク・アフガニスタンなどへの戦略行為を停止して、アメリカ軍の名誉ある撤退の方向性を示すべきだった。しかしオバマはついに最初に述べたように、ビンラディンを殺害する指令を下した。このことのもつ否定的影響は甚大である。
 理性的に国連や国際裁判所などへの審理と判断に委ねるべきであった。オバマは、アメリカ国家の威信にかけて、アメリカCIAと特殊部隊の軍事行為の暴力を最終的な手段として公使した。世界は復讐と報復の泥沼に堕ちていく決定的なきっかけのテープをカットされた。
 さらに、9.11事件の真相究明も封じられた。
二重三重の意味で、あの核廃絶の世界的な名演説と核廃絶の意志を表明したことで、その理想に保険のように事前に与えられたノーベル平和賞の栄誉さえ、オバマは放棄する軍事政策を執行した。
 世界は、アメリカが自国の利益と体面のためなら、強引な国際政策を実行にうつす姿を見せつけられた。
 古代からの歴史的な確執のある中東地域に介入して、ベトナム戦争なみの泥沼にはいりこんだアメリカの最高権力の大統領が見せつけた強引な無謀さを、世界中の民衆は明確に焼き付けられた、「アメリカは何でもやる国家だ」と。

 そして、同時にアメリカは経済的にも軍事的にも国内的にも低迷していて、アメリカの同盟国もアメリカのように経済的社会的破綻をきたすようになることも明確である。
資本主義の最高で腐朽した段階にあるアメリカ一国覇権主義は、私たちの次の世代の長期的展望においては、パックスロマーナのように、パックス・アメリカーナも繁栄に繁栄を重ね、栄華に栄華を極めたすえに、ついには瓦解するしかならなくなるだろう。

オバマは、貴重な自分自身の「正義」を自己放棄した。
「(ビンラディン殺害で)正義がおこなわれた」と信ずることで、オバマは世界中の民衆からの支持を失い、オバマ自身の正義をも失った。

 また、ビンラディンとアルカイダ、アルカイダ内部の実態、アルカイダとイスラム抵抗勢力やイスラム「テロリスト」との実態、9.11事件の真相究明などすべての重要事項は無理矢理に葬り去られて、オバマは事態解決の根本的解決をも永遠に見失った。


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催し物の案内とお礼       昭和区九条の会

2011年05月03日 14時53分57秒 | Weblog
第5回昭和区平和美術展は、多くの皆さま(1050名)の鑑賞をいただき、
無事に終了しました。
 また、東日本大震災義援金募金は、鑑賞者のご協力により75000円
あつまりました(27日に中日新聞事業部へ届け済み)。
 ありがとうございました。

                                        さて、いま最大に関心事、不安の元である原発事故は菅首相が収束に
向かいつつあるというコメント(無責任な発言)をしました。
 しかし、小出京都大学助教授によれば、「事態はまったく改善しておらず、
最悪の事態である「水蒸気爆発」がいつ起きても不思議でない状況が続
いており、最悪の事態を避けるために、下請け、孫請けの作業員が命が
けで作業をしているのが現状です。」
 また、「それらの作業経験者の方の精神的、肉体的疲労の蓄積を考え
ると、安定的な原子炉冷却ができる条件整備と、専門性のある作業員の
補充が途絶えるのと、どちらが先になるのかの瀬戸際にあると考えると、
祈るしかない」(小出さんDVDより)のが実態でしょう。

 原発事故を利用した消費税率の引き上げ、国民の関心が薄いうちに
九条の改悪、TPPの強行など、いくつかの反国民的な施策が進行してい
ます。
 
 いくつかの行事を紹介します

  
① 急な話ですが、本日(3日) 13時~16時、憲法のつどい。
  名古屋市公会堂・入場券1600円、年金生活者など1200円。
  講演:沖縄のいま 憲法のいま  講師:ダグラス・ラミス(沖縄大学講師)
  (主 催) 愛知憲法会議
 
② 「平和への希望を編み合わせる」(ピーストーク)
  (日 時)5月7日(土) 13:30~16:00     (会場)ピースあいち
  (参加費) 無料  
  (トーク) 青木 みか、斉藤 孝、佐藤 明夫、野間美喜子、森 英樹
  (主 催) あいち女性九条の会
③ みずほ九条の会 6周年のつどい
  (日 時)5月15日(日) 13:00~16:30  
  (会場)名古屋市立大学 本部棟 4階ホール   (参加費) 無料  
  (講 演) 武者小路 公秀(大阪経済大学・アジア太平洋研究所長)
  (演 題)「日本国憲法の平和的生存権の今日的意義」

④ よびつぎ九条の会 5月例会
  (日 時)5月21日(土) 13:30~16:00  
  (会 場)呼続コミュニティセンター (電話) 822-3233 
  (参加費) 会場費カンパとして300円ほど。 
  (講 演) 柴野 撤夫(フリージャナリスト)
  (演 題) 「憲法九条と原発列島、そして沖縄」

⑤ 「TPP参加で問われる国のあり方」
  (日 時)6月2日(木) 18:30~20:30(予定)  
  (会 場)愛知県産業労働センター  
  (参加費) 無料 
  (講 演) 竹谷 裕之(名古屋大学名誉教授・農業経済学)
  (主 催) 日本共産党を応援する愛知県弁護士の会

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「ヤッテラレネイ」と原発所長さんを怒らせたもの    らくせき

2011年05月03日 09時41分33秒 | Weblog
今朝の中日の社説は、こんなエピソードで始まっていました。

「被災者を受け入れるという観光旅館の情報が被災者に届いていない」
という質問に、政府の高官が、「それは自治体の仕事です。我々は応援です」
と答えたというもの。
なかなか心の通じた対応が難しいということでしょう。

事故に起った原発の所長さんが、余震対策に緊急に
しっかりした防潮堤をつくりたい、と言ったのに
保安院だったかな?担当者が、手続きが。。。と言って、
即答をさけたというエピソードをも思い出しました。
これには所長さんも「ヤッテラレナイ」とキレたそうです。

こうしたお話しは枚挙にいとまないでしょう。
菅さんが被災者を見舞いにいっても、もう帰るのか!と
叱責されたということも、被災者の間に積もり積もった
失望が噴出したものでしょう。

公務員とはなにか?ということ。
平時はあまり意識されませんが、緊急の際には、
国民と公務員の間の亀裂が大きくクローズアップされます。

公務員は公僕という立場と権力を持つものという二つの
相反する性格を持った存在でしょう。

中日は、憲法記念日の今日、民主主義が問われていると
問いを投げかけていますが、
一朝一夕で、なんとかなる問題ではなさそうです。

根本的なところでは、日本国民が一度も革命を起したことがない、
ということに突き当たるのでしょうが、
憲法は国家を規制するものという認識よりも
国民を規制するものという認識のほうが強いのも
憲法が与えられた存在であるという歴史的な経緯が
影響しているのでしょう。

名古屋市に河村市長さんが主張する議員報酬の半減が
圧倒的な支持を受ける背景には、
公務員のあり方に対する国民の不信が根強いことを示しています。

震災・原発事故は、日本国民が先送りしてきた
宿題の解答をも突きつけているのかも知れません。

私は菅さんに同情的ですが、誰に替わっても
この官僚意識を国民が壊さないかぎり同じでしょう。

西欧のメデイアのなかには、被災地の人たちはもっと怒るべきでは?
という論調もあります。
しかし、どう怒れば良いのか?・・・
なかなか難しいのではないでしょうか?
怒りは、理性のバックアップがないと長続きしませんから。





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