九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

海水注入事件の展開・・・     らくせき

2011年05月29日 16時16分16秒 | Weblog

菅さんが、原発の海水注入について、
所長が危機回避のために独断で続行したことを追認する発言をしている。

中止を命じたわけではないので、そう言わざるを得ないのか?
この発言には、クビを傾げざるを得ない。
東電は命令違反として処分しているのだから。

ちょっと飛躍するが、満州事変を起した軍部の独走と
それを追認した時の政治・メデイアの状態と同じ構造を感じて不気味。

東電は、政府の意向に忠実。
今後のことを考えれば当然。政府の援助なくして東電の未来はない。
官邸、とくに官僚の空気を読むのは生き残りをかけた重要なしごと。

所長も、そうした東電の立場は充分に知っていて、
無視した可能性もある。
ひょっとしたら、東電のなかにも、
それを容認する空気があったのだろう。

事件の背景には、事故への対策がオープンに討議できない
組織のありかたがあるのでは?
これは、そのまま情報が国民に公開されない体質に通ずる。

東電や経済産業省、マスコミが一体化した
エリート中心のシステムが出来上がっており、
それが自己保身のために情報操作をしているから。

IAEAの来日を契機に、東電から情報がポロポロ。
これなど、官僚と東電の暗黙の了解のもとと邪推したくなる。

今朝のサンデー・モーニングは、この海水事件をとりあげて
検証をシッカリして欲しい、と注文していたが・・・

一体、誰が検証するのか?信頼できる検証は可能なのか?
毎日新聞の人は、国会こそ検証委員会を与野党一致でつくれ、と
発言しているが・・・(それは新聞の仕事でもあるでしょう?)
自民党の権力欲丸出しの有様では、その可能性はない。
政治には大義が必要で、いま国民の求めている大義がなにか?
ということを受信するアンテナがさび付いている。
これで解散にでもなったら、自民の大敗は避けられない。

こうした議論を聞いていると、原発の危険は、
もう去ったという空気があるが、本当はまったく違う。
4機の原発からは、今も放射能が出続けている。
先日、浜岡で、放射能が漏れたが、その比ではない。
大量の放射能が出続けている。

それは、一体、どの位なのか?どこも情報を公開しない。
いま、どういう対策を行っているのか?
原発の現場日記こそ、これからを考える土台となる情報であり、
国民が知っていなくてはならない事実。

そこを公開せずに、自己保身を図る東電と官僚たち。
それに振り回される政治家・・・
共産党まで、不信任案に賛成するというのはシンジラレナイ。
まだ社民党の様子見のほうが理解できる。

これで、不信任案が出て、政局が混迷したら・・・
次の次は、独裁者の出番かも。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする