原発作業員の声 (5・27中日)
いわき湯元温泉で宿泊。一泊数千円、会社持ち。食事は定食程度。
午前4時起床。5時ホテル出発。中継拠点のJヴィレッジへ。
防護服などを受け取り、第一原発へ。
午前6時から休憩を挟んで午後3時まで作業。
防護服の背中には「負けるなフクシマ」と
フェルト・ペンで書き込んでいる作業員も多い。
テレビで、頑張って、と言ってるけど
これ以上、なにを頑張れっていうの。
出来ることはやってる、と腹立たしく思う。
原発反対っていうのは簡単。でも福島の電気は
関東に送られていたことは忘れてほしくない。
それなのに福島から避難した子どもがイジメを
うけているなんて話を聞くと悔しくて。
工程表を達成するのは、とても無理だと感じている。
湯気のようなものが原子炉建屋から出ている。
建屋のなかは、そのすごい線量だと思う。
作業員が近づくのは簡単なことじゃない。
なお、吉田所長は、工程表を持ち出して作業を急がせる
本店に対して、作業員の被曝量をどう考えるのか、
と反論することも。