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ザックジャパン(158) コスタリカ戦  文科系

2014年06月03日 20時29分10秒 | 文芸作品
 コスタリカ戦を観た。3対1という得点差もさりながら、まず「日本、強い!」と目立ったのは、こんなことか。
①プレスがいつになく厳しかった。敵ボールにどんどんプレスをかけて体をぶつけ、みんなボールに足を出していた。対する敵は苦し紛れのパスになって、流れたボールが日本選手にという場面も多かったのである。敵ボールをサイドに追った時などはこうして、ボールを苅れるかなという期待が大きかった。ゲーゲンプレスも取り入れていた。敵がボールを獲ったその瞬間、高い位置から厳しい組織的プレスをかけるのである。上手くボールがそこで捕れれば、得点に結びついていくやり方である。

②獲ったボールの運び方がまた良かった。皆が前へ走りながら受けあうから(複数のパスコースがあるから)、ワンタッチでもどんどん繋がったし、敵ゴール前でも繋がっていく。必然、シュート数も多くなる。ただ、前半は「シュートミスが多すぎだ」と怒っているうちに、相手の左からのカウンター・クロスによる先取点!

③以上のボール狩りと上手い繋ぎとから、「主導権を取ったというのが最も大事」となる。ザックの講評でもここを一番に強調して褒めていた。その結果が、後半のシュート・3得点と言える。遠藤の言葉「後半は相手の足が止まった」というのは、去年11月のオランダ、ベルギー戦と同じ。これが、日本の戦い方ということだ。敵ボールをよく奪い、ボールに走らせて攻め、サイドチェンジもと、これが敵からスタミナを奪ったのである。

④個人としては大久保、香川、山口が良かったのではないか。前へ前へという戦いでは、活躍できることを証明した。ただ、シュートミスの多さと、味方へのパスが緩すぎたりそのコースが安易だったりして敵に引っかかっていたのとが、気になった。意外に本田にそれが見られたのだが、いくつかのボールカット・逆襲場面では、強いチームだと決められるかも知れないとも見えた。ザックは、「厳しいトレーニングで追い込んだので、まだ疲れが残っている」と語っていたが、ちょっと集中力を欠いた場面も多かったということだろう。

 最後に、コスタリカ監督の講評を抜粋しておこう。北中米予選を2位で勝ちぬいた、堅守を誇る世界順位34位の監督講評と捉えて、お読み願いたい。
『「より意味のあるプレーができていたのは前半の方だ。後半は疲れに苦しんでコントロールを失い、相手に大きなスペースを与えて容易に攻めさせてしまった。W杯でこうなってしまうことは許されない」
「心配しているよ。我々に対してこれほどの形で攻めたチームはほかになかったからだ。90分間を通してもっと安定した戦いができなければならない。プレッシャーを受けるとあまりにも簡単にボールを失っていた」
「日本は常にリズムを変え続けて、我々は戦いにくかった。2点目と3点目はそれで奪われてしまった。我々には縦へのプレーが欠けていた。裏を狙ったが日本は非常によく先を読んでいた。日本の守備は非常に力強く、相手に楽にやらせてくれない」
「良いサッカーができていた部分もある。いくつかの場面では我々の方が押し込んでいた。日本のような相手にそうするのは非常に大変なことだ」』
コメント (3)
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