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ザックジャパン(166) ギリシャ戦総括と今後の流れ  文科系

2014年06月21日 07時50分16秒 | 文芸作品
 標題のことを、165の賑やかな討論を受けて書かせていただく。瞬く間に付いた25のコメントには非常に面白いものがあったし。黒門町さんのも11月さんのも、そして×さんのも面白かったが、今回初登場・女性都議さんのはなかなかマニアックで、これが本物の都議さんとしたら日本の政治にもなかなかのお人が現れたもんだと、喜んでいる。まともな好きなものにのめり込むことがないような政治家に良い政治が説けるわけないと、これは僕の政治哲学の内包の一大柱だからだ。ついでながら、日本の平均的男性は文化度が低く、政治家に男ばかりが多いからだめなのであって、日本女性は男よりも一般に文化度が高いと見るから、僕はフェミニストなのである。

① ギリシャ戦総括
 今回の僕は1970さんとほぼ同じ認識、感慨、批判を抱いている。ギリシャ戦では問題のDFラインは上げられた。連発したクロス戦術も抜け出し狙いも、そして中距離シュートも良かった。だけど、肝心の攻撃スタイル、いくつもパスコースを作ったショートパス(中央)攻撃スタイルはどうなっちゃったのか。少なくともリスクが冒せない前半はともかく、相手が疲れた後半の後半には、この得意スタイルで行くのではなかったのか!それも片側で崩して即中央へ移行し、そこで多人数掛けて得点するのではなかったのか。選手はもちろん、監督もそのつもりではなかったのか!?これが今回のゲーム最大の論点、評価点でもあったはずだというのは、以下の通りである。
A 協会が南ア岡田に託したこれがうまく行かず、次回は攻撃スタイルを求めた。
Bザックも選手たちも、あの南ア大会のようにはしないと言っていたはずだ。
Cそれがベスト8を賭けて敗れたパラグァイ戦への日本中の反省点であったはずだ。
 これでは、1970さんが言うように、バカ試合といわれても仕方ない。また、もう一つのこんな理由もある。

②相手がいることだから、評価はこれとの相関関係があろう。
 ゲームは相手が居ることだから、それとの相対的評価というものがあろう。比較的批判が軽いカジュさんが、こう言う観点を取っているかに見えたので、これについて一言。
 選手たちの多くはこう宣言していたのだ。「世界1を狙う」と。また、優勝宣言を拒絶した監督でさえがベスト8までは狙っていたはずである。それがかなり絶望的になっているという現状がある。もっとも博識なだけでなく賢いとも思われる女性都議さんが言うように、これからギリシャと日本とが1対〇で勝てば日本は決勝に残れるという、そういう道は残っている。が、こういう窮地に追い込まれた以上は選手の健闘を称えるというわけにはいかないだろう。ファンに大きすぎる期待を持たせて、前回よりも悪い成績に終われば、悪い成績になったその理由も1970さんが語ったように正当化できない状況では、批判されるのが当たり前だ。それがプロというものだ。
 コートジボアールは守備に穴があった。けっして世界10位というようなチームではない。これは攻撃が苦手なギリシャも同じである。そこで負けたから都議さんに25位ぐらいだと言われることになった。これは、プロとしての目標から言えば情け無いことだ。少なくとも10位ほどを目指していたはずだからである。

③また、これは今後の問題として残しておくが、どうやらザックの能力問題も総括点として話題になるはずだ。案外無能だったと。ちょうどオーストラリア戦に負けた後で「選手がこんなに体力がないなんて意外だった」と言ってのけたジーコと同じなのではないかとも。この点については「アバウトなゲーム」と切って捨てた1970さんは流石慧眼とまた思ったしだいだ。
 香川先発ならまだ許せる。攻撃に行って負けたのなら言行一致している。それがないから許せないという1970さんは実に正しいことを言っている。つまり、ザックはアバウトだったと言われても仕方ないのである。言うことは正しかったけどやれなかったのか、見かけによらず少々無責任に語っていたということなのか。

④コロンビア戦への抱負
 コロンビア戦で1対0以上で勝てば、プロとしての最低線が維持出来るという道が残されている。そして、その後に「コスタリカ!」、ウルグァイのどちらかに勝てば、①~③すべて帳消しにできる道も未だ残っている。もっとも、この道はもはや他力本願にも頼らざるを得ない窮地を作ったのだが。監督、選手には短い期間にプロらしいやり方を尽くし、その半分の名誉に賭けてこの道を追求して欲しいと願うばかりだ。

⑤世界サッカーの流れの移り変わり
 スペインもイングランドも負けた。コスタリカが、ウルグァイとイタリアを破って決勝リーグに進むなどとどんな専門家が予想したろうか。サッカーの世界的流れが轟音諸共に奔流になって流れ始めた感がある。ちょうど、本年CL決勝前にティキタカサッカーが敗れて、カウンターサッカーが台頭して来たように。多分こんなことがおこったのだ。ティキタカサッカーには、どこか肝心なところでボールをかっ攫う技術をチームとして身につければ勝てると。賢い監督があちこちでこう言う道を発明し、磨いてきたということだと思う。
コメント (28)
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