週刊現代最新号にフクシマ甲状腺癌の多さと、標記を告発した記事が載った。フクシマ(政府側)関係専門家や、チェルノブイリ事件後に詳しい専門医師らの発言もきちんと取材した、しっかりとした記事である。
フクシマ県民健康管理調査検討委員会の「闇」を暴いた毎日新聞記者・日野行介氏の著作をここで何度も紹介してきたが、その内容とも一致している。この週刊現代記事を要約してみよう。
①子どもの悪性甲状腺癌がチェルノブイリでは1万人に1人の発生割合だったが、フクシマでは既に6000人に1人になっている。チェルノブイリの甲状腺癌急増は事故後4~5年頃からだったが、フクシマはあと1年足らずで4年経ったことになり、これから急増するのではないか。
②チェルノブイリ甲状腺癌は乳頭癌がほとんどだったが、フクシマも同じ。放射線由来甲状腺癌は、乳頭癌になるということなのだ。
③厚生省に75~08年甲状腺癌数字があって、15~19才で100万人に5人であった。20万人に1人となり、いくらこれが発生率ではなくて発現率なのだと言ってみても、フクシマで異常に甲状腺癌が多いことは確かである。
④そもそもフクシマで手術したのが50人という数字が、深刻さを物語っている。チェルノブイリでは子ども甲状腺癌について6人に1人に肺転移があったが、その不安があったのではないか。
⑤以上①~④から、フクシマで未だに事故放射線由来甲状腺癌ということを認めないのはおかしいのではないか。
⑥東京、千葉、茨城、栃木でも事故後の11年3月に水道水から放射性ヨウ素が検出されて、子どもに水道水を飲ませないようにと警告が出た自治体が存在する。これらの地の健康調査などをやらないでいてよいのか。確率がフクシマよりかなり低いとしても、人口密度がはるかに高いから、警鐘を鳴らしたい。
⑦大人の甲状腺癌も、調べなくて良いのか。こちらは脳と骨に転移が多いはずだが。
フクシマ県民健康管理調査検討委員会の「闇」を暴いた毎日新聞記者・日野行介氏の著作をここで何度も紹介してきたが、その内容とも一致している。この週刊現代記事を要約してみよう。
①子どもの悪性甲状腺癌がチェルノブイリでは1万人に1人の発生割合だったが、フクシマでは既に6000人に1人になっている。チェルノブイリの甲状腺癌急増は事故後4~5年頃からだったが、フクシマはあと1年足らずで4年経ったことになり、これから急増するのではないか。
②チェルノブイリ甲状腺癌は乳頭癌がほとんどだったが、フクシマも同じ。放射線由来甲状腺癌は、乳頭癌になるということなのだ。
③厚生省に75~08年甲状腺癌数字があって、15~19才で100万人に5人であった。20万人に1人となり、いくらこれが発生率ではなくて発現率なのだと言ってみても、フクシマで異常に甲状腺癌が多いことは確かである。
④そもそもフクシマで手術したのが50人という数字が、深刻さを物語っている。チェルノブイリでは子ども甲状腺癌について6人に1人に肺転移があったが、その不安があったのではないか。
⑤以上①~④から、フクシマで未だに事故放射線由来甲状腺癌ということを認めないのはおかしいのではないか。
⑥東京、千葉、茨城、栃木でも事故後の11年3月に水道水から放射性ヨウ素が検出されて、子どもに水道水を飲ませないようにと警告が出た自治体が存在する。これらの地の健康調査などをやらないでいてよいのか。確率がフクシマよりかなり低いとしても、人口密度がはるかに高いから、警鐘を鳴らしたい。
⑦大人の甲状腺癌も、調べなくて良いのか。こちらは脳と骨に転移が多いはずだが。