九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

ザックジャパン(160) 「ザックコンセプト」と本番の課題②  文科系

2014年06月11日 17時14分36秒 | スポーツ
 前回に159で標題のことをエントリーしたら、1970さんとカジュさんがとても良いコメントを書いてくれて、3人を中心として今現在合計22ものコメントが行き交った。非常にレベルの高い討論と感じたから、ちょっとまとめてみる。その内容は当然前回を引き継いで、標題の通りのものになる。

① まず、ザックの狙いの大本に関わって、この点で3人は完全に一致している。これを特に強調してきたのは1970さんだが、カジュさんが他のサイトから持って来た引用文で示してみよう。
『日本代表について、これまでの価値観ではないサッカーを展じてると思います。これからの未来のために、日本サッカーの礎となる戦い方を示していると思います。守り勝つには限界があり、相手より多くのゴールを奪うことを主体とした攻撃的スタイル。グループステージ惨敗もあり、ベスト8もあり得る、不安定さとスペクタクルを持った、ある意味魅力のある代表になりそう』
 この点は、サッカー協会も専門家諸氏も多くが見抜いた上で、大賛成している。1970さんはこれをこう表現した。『オレとしてはギリシャから2点獲るよりはコートジボワールから3点の方がまだハードルは低い(笑)。だから失点しても慌てないことだよね。ワントップには大迫希望なんだが』
 僕はここをこういう言い方にしている。『ザックコンセプトが、ちょっと上のチーム相手に3対1か2で勝つ狙いということは第一』
 こうである以上ちょっと転べば上の論者のように『グループステージ惨敗もあり、ベスト8もあり得る』。これは、ファンも覚悟していなければならないと思う。なんせ、今回のC組は、相対的な強者も弱者もいないから勝ち抜きオッズが再接近という意味で、死のグループなのである。

② その上でまず、コートジボアール戦ではここが見所、問題になってくることになった。この相手が日本の苦手なブロック守備型で来るか、中盤で打ち合い型で来るかが。これについて、カジュさんも1970さんも結局こう述べたことになり、これは僕も賛成せざるをえなかった。相手が、走り負けて引いて守ることなどもあって結局実質ブロック守備・放り込みやカウンター狙いになるのではないかと。すると当然、双方の決戦場はこうなってくる。

③ 敵ハイボールからの1発と、そのセカンドボールを拾われて押し込まれる時間の長さ。この点では、お二人とは僕の見解はちょっと違う。僕は、テストマッチと違って日本が前半を危機管理的に攻撃すると観ているから、相手の良い放り込みは少なくなるし、釘付けされるほどには相手に前で繋がせないと強調した。よく走り、ポジションが良くって、潰しも上手い山口もいることだし、さらに具体的にはこういう事だ。
 センター攻撃や冒険的縦パスなどはテストマッチほど無理せず、前半はキープして繋ぎ、押し込み続ける方向に比重が高まるはずだと。こんな場合の攻撃は、SBが上がった左などの崩しと裏抜けとの得点狙いが主になるとも。無理攻めは少なくなり、ボールを捕られた場合のリスク管理を重視した攻勢的な布陣と繋ぎになるということである。
 もっとも、①を強調する1970さんが言うように『撃ち合い上等のチームをこっちも作った』のだから、長友が上がった左の崩しからの中央攻撃などは当然前半からあるだろう。ただ、その回数と人数かけがテストマッチよりも減ると僕は観ているわけだ。また、本番用にと監督がいくらセーブしても攻めるというのが、今の選手たちの良いところとも言える。こうして、選手全員での「本番用危機管理攻め」というものを僕は興味深く観ていたいと思っている。何せ日本CBが1対1になったら弱いというのは、覚悟の上でこうやってきたのだから。1対1重視ならば別のCBが選ばれたはずであって、その場合は今のコンセプトを変えねばならぬのである。これは1970さんを筆頭にみんなの暗黙の前提だ。

④ それにしても、次のギリシャも含めて、ブロック守備の相手から本番ではどう得点するのだろう。日本のオランダ・イタリア戦などを検討するなら、カウンターが上手いコロンビアでさえがブロック陣型で来るかも知れない。これは、前のコメントのまとめと言うよりも僕の新たな提起なのだが。
 得意の「長友も上がった左の崩しから右で得点」と「裏への抜け出し得点」が最も可能性が高い。それには二つの前提がある。ザックが口を酸っぱくして言ってきたことなのだが、ワントップが敵CBを下げさせて敵陣に深さを作り、上がったSB一人と左右ウイングのうちの二人が敵陣を横に拡げていることである。その上で左の崩しなどに敵を集めてから、抜けだし得点、それでダメならサイドを崩してからの中央なだれ込み得点。これへの期待として、前回のコメント最後を僕としてはこう書かせていただいた。
『シュート時の気負いって、日本人は凄いよね。でも例外が三人いると思う。前から気負わないのが香川で、最近そうなったのが大久保と岡崎。
 上を踏まえて1970さんへのお応えなんだけど、今の代表ワントップはやはり2列目生かし(と自身の得点狙い)と「半々」でよいと思う。香川と岡崎がいるのだし。なんせ二人とも「ドイツでも名を馳せた点取り屋」だからね』

 ここでは全くの余談だけど、今こんな朗報を観た。開幕戦のブラジル対クロアチア戦を、日本の西村雄一主審ら3人が担当すると発表された。日本にとってこの上ないビッグニュースだよね。
コメント (25)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「よたよたランナーの手記」(52) 我慢  文科系

2014年06月11日 00時09分36秒 | 文芸作品
 アキレス腱痛を管理しつつ走り始めて20日を超えたが、その状況を前回4日にはこう書いている。
『ちょっと間を置いた28日は、痛みを恐れてこわごわと30分で4キロをゆっくりと走った。が、アキレス腱痛で、中断。痛みが引くのが早くなった31日には調子が良かったので9.5キロ時までスピードを上げたのがいけなかったらしく痛みが出て25分で中断、3.6キロ。3日には外コース4.5キロほどを40分で、と走ってきた』
以降今日まで、6日にはサイクルツーリング、7日には整形外科医に初診。レントゲンも撮った診断の結果が「典型的なアキレス腱周囲炎で、長引きます。安静が第一で、いつ治るかは難しいところ、言えないです」。かと言って、「痛まない程度で1~2キロなら走っても良い」とも言われたし、とても複雑で、難しい局面にいると了解した。取りあえず、3日から1週間は走るのは控えて様子を見ようと10日現在までは走っていなくて、右下肢ストレッチに努めている。サイクルツーリングでは全く患部の痛みを感じないので、これは不幸中の幸い。右膝も含めて右下肢以外は鍛えられるから、外出などでちょくちょく乗っている。

 この程度の痛みなら管理して走るなどと、これはもう少し若いときの対処法だったのだ。そう思い知らされた。とにかく老いというものは自分にとってすべてが新世界であり、この新世界の迎え方でまた失敗したのだなと、反省している。まーぼつぼつやるさ。慢性心房細動・心臓カテーテル手術と進んだ9~12年3年間のブランクも乗り越えてここまで来たわけだから、それを振りかえればなんということはない。例えあの時より3才ほど年をとっているとしても。
 身体の老いと戦う道はとにかく色々あるのだ。ギターレッスンでもいま、これを実感している。足かけ2年ほどの後退を苦労してちょっと回復へと変えられた。長時間をかけて根気よく、色々分析しつつ試行を重ねて、確かな前進拠点を見つけることができたようなのだ。今月末にある教室発表会に、いくらか余裕を持って臨めそうな気がしてきた。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする