九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

中央日報より    らくせき

2014年06月25日 13時47分56秒 | Weblog
「韓国という『素材』がなかったら、おそらく産経は新聞を作ることができずに廃刊していただろう」と
いう見出しで、こんな記事を載せていました。
とても興味深いので、紹介します。

                      

日本赴任前、東京特派員だった先輩に聞いた忠告を今でも記憶している。「産経は絶対引用するなよ。全部ウソだから」

当時はそのまま笑って受け流した。実際、特派員生活をしてみると産経記事にも紹介するだけの記事が時々あった。「ものごとをこのように180度反対から見ることもできるのだな」と考えさせてくれた。日本社会の多様さを見せているのだと思って肯定的に理解しようとした。しかし最近の産経報道を見ていると、度を越しているという感じを拭えない。いくつか例を挙げてみたい。

23日付1面トップ記事は、今月11日にソウルで開かれた慰安婦問題解決を促す「水曜集会」関連の記事だった。集会現場に、8日に亡くなったペ・チュンヒさんの遺影があったことをめぐり、産経は大きな見出しを選んでこのように書いた。「慰安婦は、死してなお対日歴史戦の戦士と祭り上げられ、反日の道具と…」。生前に日本が犯した人権蹂躪(じゅうりん)に対してちゃんとした謝罪も受けられないまま無念に生涯を閉じた女性の死を、あきれることに「反日の道具」云々して蔑んだ。論調どうのという次元を離れて低質の極みだ。

韓国側の人物の発言を前後すべて切り落とし、自分たちの都合のいいように論点を換えるのもよくあることだ。17日付では河野談話発表当時、駐日大使館として勤めた元当局者が「日本側から『内々に相談に乗ってほしい』と要請があった…(中略)…『総じて』とある。こうした表現ならば大丈夫ではないか、などの意思表明をした」と述べたことをめぐり、「韓国側の当事者が、すり合わせは日本側の求めに応じたものだと証言したことで、(河野)談話の『嘘』がまた一つ明るみに出た形となった」と変身させた。

23日には「ワールドカップサッカーの韓国-アルジェリア戦の途中、アルジェリア選手の顔にレーザーポイントが合わされていた」として韓国ファンの仕業のように巧妙に報道した。産経インターネット版ではこの記事がトップ記事だった。

日本のある有力紙記者は「韓国という『素材』がなかったら、おそらく産経は新聞を作ることができずに廃刊していただろう」という冗談で、産経の「反韓報道」を遠回しに皮肉った。

4月から始まった産経の企画記事「歴史戦」というタイトルも隣国を戦争の対象とする発想が感じられる。日本を太平洋戦争に駆り立てた主犯の一つも、国家主義的で対外膨張主義的な扇動を行った“言論”だった。

産経が極右の先鋒として、安倍政権の“提灯持ち”を自負しようがしまいがそれは産経の自由だ。しかしいくら産経が逆立ちしたまま歴史をひっくり返して解釈しようとしても変わらない真実がある。日本は加害者で韓国は被害者だったという不変の史実だ。今でもそれを知って記事を書くならば「産経記事も引用するべきことはしろ」という話を後輩に聞かせようと思う。大きな期待はしないが。

金玄基(キム・ヒョンギ)東京総局長
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザックジャパン(167) 全体的総括  文科系

2014年06月25日 12時21分55秒 | スポーツ
① 先ずはとにかく、ギリシャにおめでとう!(と言うしかないよね)このギリシャは、強豪に敗戦、次が引き分け、最後は2位チームを引きずり下ろしてのロスタイム勝利だ。とにかくご立派! 最後のゲームで日本がやりたかったことを最下位予想のギリシャが日本が負けた相手に敢行したのだから、褒めるしかないのである。まーヨーロッパでいつも格上、強豪に揉まれていることに一日の長があるのだろう。アジア、アフリカはその点ではどうしても厳しさが続かないから、不利なのだろう。日常の世界順位も上がりにくいのだし。

② さて、返す返すも残念なのが、誰でもが口を酸っぱくして予告した重要な初戦、あの敗戦の痛さ。前半40分過ぎから続けざまにシュートを浴びたあの情けなさ! あれだけ腰が引けてはボールは奪えず、たまに奪えても攻撃にもならず、到底勝てないという見本であった。なんであんなことになったのか、協会に徹底的な聞き取り調査などを要求したい。もちろん今後の為にである。

③ 腰が引けると言えば、これが肝心の今日も出た。敵の2得点目だが、4人も居た味方の誰もが味方ペナルティーエリア外左サイドでの長いドリブルに体をぶつけられずに抜かれてしまった。あのドリブルが始まった直後に、僕は思わず悲鳴を上げていた。シュートまで行くとの予感からだが、ペナルティーエリアの左外サイドからというあそこでドリブルスピードを上げさせてしまってはメッシでなくとも止められない。5人目の内田があわててシュートコースを消しに行った時は微かに当たっただけで、コースはほぼ変わらず。あれには内田が一番驚いたのではないか! どうしてあんなことになったのか。ドリブル体勢に入った時の周囲の味方がもたれ合ったとしか思えない。1対1の覚悟を避けているようにさえ見えた。
 この失点からはもう攻めに行くしかなくなったのだが、後のカウンター2得点は既によくあるオマケみたいなもんだ。2得点目で終わっていたのである。つまり、あんな得点をされては味方への自信喪失、疑心暗鬼のようなショックは計り知れないし、勝つ権利はなくなったと言いたい。
 対するギリシャはどうだ。追いつかれても、ロスタイムで決勝点。『我らの「ドリブル5人抜かれ」にギリシャのロスタイム決勝弾』が、コートジボアール戦に次ぐ情けなさと言える。この二つの情けなさを前にすると、今日のコロンビア戦前半にこのWCで初めて見えた攻める姿勢も影の薄いものになる。

④ 個々の選手を取り上げて何度も言ってきたように、選手の力としては世界20位ほどのチームだと思う。コンパクトプレスが効いて、ショートパス攻撃が好調な時は10位ほどとも。ただいかんせん、強豪とやる機会が少なく、厳しさが不足している。それが特に守備に現れていると思う。脚の速いセンターバックが欲しい。もちろんコンパクトプレス用のCBであるが、敵カウンター選手に追いつくような内田みたいな脚力が欲しい。今回の敗戦もおそらく、CBにコンパクトプレスの自信がないからつい間延びしてボール奪取が上手く行かず、かつ攻めの時の距離も遠くなってパスが繋がらなかったと、そういう側面があると思う。他方世界を見れば、この大会でこんなことが示されたと言える。ボール奪取力とショートカウンターとの組織的個人的両様の飛躍である。下手をすると日本は取り残されるというようなそれだ。

⑤ このことにつきもっと大きい問題があった。そういう弱点がテストマッチでも度々現れていたのだが、それが監督選手が一致して直視し対策することができていたのか。それができていたならば、対コートジボアール決戦で両ウイングに敵サイドバックの上がりを追いかけさせ、陣型を間延びさせるなどということが起こるはずがないではないか。その意味では、ドイツ大会敗戦と同じ事が起こったようにも見ている。この間延びが、ドイツの時は前から問題視されていたが、今回は監督自身がこれを許容していたというような結末。このことには凄く割り切れぬ思いが溜まってしまった
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする