九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

もうひとつ韓国ニュースです。   落石

2009年07月27日 17時35分15秒 | Weblog
朝鮮日報に記事です。

「韓国型ワーキングプア」には四つのタイプ、という見出しです。

(1)生活苦で離婚した母子家庭

 第一類型は、母子家庭だ。アジア通貨危機やクレジットカード大乱を経て
生活苦により離婚した女性は、相当数が夫の代わりに自分一人で
養育費や生活費の負担を抱え込んだ。
これらの人々は、全般的に男性より賃金が低い。
仕事を減らして基礎生活受給費をもらうか、
仕事をして子供を放任するか、二つに一つを選ばなければならないケースが多い。
貧困のために離婚し、離婚後さらに貧しくなる悪循環に陥っているわけだ。

「30-40代の離婚女性が食堂で週末・夜間まで働き120万ウォン(約9万円)程度
稼ぐというケースでは、子供の面倒を見る時間もほかの人々に
任せる余裕もなくなりやすい。
これらの人々が子供を自分で育てながら選択できる職業は、
公共部門で働くことくらいしかない、というのが現実だ」と。

(2)過酷な仕事で健康を害する男性

 第二類型は、健康を害した男性だ。
過酷な仕事で体を壊した労働者は、仕事はできるものの
健康や障害のため持続的に働くことができないため、
良い勤め先を見つけられず、雇用不安と低賃金に苦しむことになる。

(3)名誉退職→自営業→臨時職と墜落していく50代

 第三類型は、50代以上の労働者だ。
アジア通貨危機以降、一気に名誉退職し自営業を始めたが、
2004年のクレジットカード大乱で店を畳み、
日雇い・臨時職に転落する人々が特に多い。

 体力が衰えているため、日雇いの市場で生きていくことは容易ではない。
青年の失業が深刻化する中、20-30代が求職市場に大挙流入しており、
50代を追い出しているわけだ。

(4)アルバイト・日雇いを転々とする青年

 第四類型は、正規の仕事を見つけられず
各種アルバイトや日雇いを転々とする若者だ。
これらの人々は、労働市場では地位が低く、賃金が少ないため、
仕事ができなくなるとその衝撃はかなり大きい。
失業給与をもらうにしても、正規職・非正規職労働者とは異なり、
アルバイトで食いつないできたこれらの人々は、
仕事がなくなった瞬間からすぐさま貧困と向き合わなければならない。

    

どこでも同じ。弱い者にしわ寄せ。
これって、万国の労働者団結せよ、
では、どうにもならないことなんでしょうか?
マルクスさん。



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日韓交流の教育テレビ番組   落石

2009年07月27日 16時59分23秒 | Weblog
昨日は、大化の改新から白村江の戦い、日本の国号の登場という
7世紀の東アジア情勢でした。

基本的には、中国大陸で唐が登場して、
韓半島(朝鮮半島というのかな?)の高句麗・百済・新羅の3国、
それに倭国が互いに同盟したり、敵対して
最終的には日本・新羅・唐という今日まで
つづく体制ができあがったというお話でした。


    

大化の改新は、百済派の蘇我氏を新羅派のグループが襲撃した事件。
新羅派のなかには遣唐使で唐に学んだグループもいたとか。

これで倭国は親新羅になりますが、まもなく
百済派の反撃で、また親百済に。

結局、百済と結んだ倭は、新羅・唐の連合軍と戦いに。
白村江の戦いは、統制のとれた中央集権国家・唐の軍隊に
豪族連合で確たるリーダーのいない倭軍が惨敗したものだそうです。

倭の安全保障は崖っぷち状態。
ところが、新羅が唐と対立したために、
敵国だった倭とは友好的な関係に。
新羅から唐の制度を学んでいきます。

遅ればせながら倭国も、中央集権国家を目指して改革を。
やがて、天皇を中心とした日本国として、唐に使節を送り、
この時、東アジアに日本がデビューしたのだそうです。
(JAPANデビューをもじっていえば、日本デビューですが。)

当時の先進国が唐。この唐とどうお付き合いをするのか?
征服されてしまうか?独立を保てるのか?
新羅は、半島のなかでは、遅れた国でしたが、
一番積極的に唐から学びました。
それが独立を保てた要因のひとつでしょうか。

西欧の脅威に迫った近代。
東アジアでは、日本が一番、積極的に西欧から学ぼうとしました。
まるで、近代の裏側を見ているようで面白い番組でした。

   

過去を語ることは現在を語ること。
番組の基本的なスタンスは、日韓の対等な関係を
古代に読むことと読みました。















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こんな事も、政権が変われば?  ネット虫

2009年07月26日 20時39分57秒 | Weblog
★下の記事のような女性差別撤廃の国際評価も政権が変われば解決するのではと期待するのですが。

【国連委:女性差別撤廃で日本の対応非難】

 国連の女性差別撤廃委員会で23日、日本の女性差別撤廃の現状に関する08年4月の政府報告書に対する審査が行われ、厳しい意見が相次いだ。委員(11人)が、政府代表団(代表・南野知恵子元法相)に質問した。

 日本は85年に女性差別撤廃条約を批准しているが、条約の効力を高めるため、被害を受けた個人や団体が国連の委員会に通報できる制度などを盛り込んだ「選択議定書」(99年に国連総会で採択、97カ国が批准済み)は批准しておらず、国際社会から批判が集まっている。

 日本側は05年に男女共同参画社会基本法に基づく基本計画を作成し、20年末までにあらゆる分野で指導的地位をしめる女性の割合を30%にするなどの数値目標を設定していることなどを説明。議定書批准については「検討中」と繰り返した。

 委員側からは、条約に合わせた国内法の整備状況が遅いなどの厳しい意見があった。8月後半に、日本への勧告を含む委員会の最終見解が出る。

 日本から女性差別に取り組むNGOのメンバー84人が審査を傍聴。代表世話人の山下泰子さんは「政府側は何度も同じ答えを繰り返し、はがゆい思いがした」と不満を語った。

    毎日新聞ニューヨーク小倉特派員 2009年7月24日 11時50分

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社会保障制度を守るのは誰?     落石

2009年07月26日 16時18分25秒 | Weblog


規制緩和というキャッチフレーズに惑わされて、
働く人の権利がどんどん奪われてしまった。
「ヤミ専従」などというコトバが
白昼堂々と流通することになってしまった。
社会党の崩壊が大きく影響しているし、
当時のリーダーたちの責任は重大。

どうやって、取り返すのか?
今度の選挙で、どこまで可能か?
自民と民主という選択肢しか与えられていないのだから、
自ずから限界がある。

あの「自民党をぶっつぶす」と叫んだコイズミさんしか
選択肢がないという時代ではない。
まがりなりにも、民主という選択肢がある。

この民主という選択をして、
またコイズミさんのようなことが起らないだろうか?
私は、そこが知りたい。

   

民主も、あまり期待できないのなら、どこに期待したら良いのか?
残るのは共産党と社民党しかしない。
でも、この二人、犬猿のなか、これって、なんとかならないの?
二人とも、消えてなくなっては困るが、
存亡の危機に瀕するくらい惨敗するしかないのだろうか?
危機意識しか行動を変えさせることは出来ないとしたら。
二人に天誅は下るのか?


   


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ああ聴きたかったサイモン&ガーファンクル、67歳の東京コンサート

2009年07月26日 15時03分38秒 | Weblog
★JANJANで石川雅之氏が
「サイモン&ガーファンクル、67歳の東京コンサート
東京ドームで再び見た「明日に架ける橋」の夢のかけら」
という一文を寄せている。
 私も40数年前彼らの歌声に魅了されたファンの一人だった。あれからも年に数度家族に遠慮しながら深夜にヘッドホーンで聴いている。青春の歌である。
 今回の石川氏の文章に共感し昨夜も久しぶりに彼らの曲に耳を傾けた。
 同年代のファンに彼の感動の一文を紹介したい。(ネット虫)

==============================
4万人と公称された観衆の全員が固唾をのんでその瞬間を待ち構えた。アコースティックなギターの爪弾きが会場全体に響き、1曲目は今回で最後とされるワールドツアーの冠ともなっている「Old riends」。7月11日土曜日、サイモン&ガーファンクルの東京ドームコンサート(招聘:ウドー音楽事務所)は予定を15分遅れての開始だった。

 周囲はほとんどが40代後半から団塊の世代とおぼしき男女、なかには杖をついて席に向かう姿もあった。あの方は、おいくつだったのだろう。東京ドームでの2日間のチケットはほぼ完売に近い捌け方で、15日には日本武道館での追加公演が行われる。

 特筆すべきは、おそらくすべての会場に共通するそうした観客動員のありようである。自分自身は、直前に都合のつかなくなった知人から譲られてのライブだった。それほどの思い入れもなく席につき開演を待っていたせいか、ドーム全体のこれまでほとんど目にしたことのない雰囲気にただ戸惑うばかり。しかし、終わってみれば、実に懐かしい感覚に胸を揺すぶられる時間の重畳となり、大いに楽しむことができた。おそらく、この日参集したほとんどの聴衆がほぼ同様の満足感に浸ったのではなかったか。

 終曲として演奏された「明日に架ける橋」が世界を席巻したのは40年前の1970年。日本は大阪万博一色の年だった。東大安田講堂事件に象徴される年長者たちの学生運動が終息し、彼等とともに世代を超えて共有しはじめた新たな虚無感を、国をあげての祭典騒ぎで紛らす中、アメリカから発せられた若い2人の歌声は、同世代や、それに続く中高生の心を慰撫し、励ました。

 ビートルズが解散し、それを愛おしむように最後のアルバム「Let it be」の収録曲がそこかしこで聴こえ、同じ時期、気がつくとカーペンターズの甘い調べがヒットを重ねていた。それとは別の所で、ポール・サイモンの典雅な優しい歌声と、アート・ガーファンクルの「天使の歌声」とも評された清らかな高音とが、まだ希望はあるのだ、とそっと皆の背中を押して、特別な位置を獲得していたように思う。同時期の邦楽は、グループサウンズがすっかり鳴りを潜め、全盛をきわめていたフォークソングが、ニューミュージックと呼称されはじめる前夜だった。並行して、「あの素晴らしい愛をもう一度」が流れていた。

 そうした時代の端の方で無聊をかこっていた1人にとって、サイモン&ガーファンクルの楽曲が愛聴盤の第1になったことは決してなかった。けれども振り返ってみれば、いくつもの曲が、自身の内なる部分の最も柔らかな場所に沁み入るものになっている。
 
 「The Sound Of Silence」の「Hello darkness, my old friend」という、囁きかけるような歌い出しには、いつだって思春期はきっと共感する。いちいちは引用しないが、「冬の散歩道(A Hazy Shade Of Winter)」や「ボクサー」なども同様だ。ポール・サイモンの織りなす言葉の連なりは、アート・ガーファンクルとともに響かせる包み込むような調べにのって、ある意味、太宰治がいつの世でも若さを引き寄せつづけているものとよく似た共振をもたらすものだったのかも知れない。マイク・ニコルズ監督の「卒業」のダスティン・ホフマン、キャサリン・ロスとの切っても切れない関係性も大きく影響しているだろう。

 だから、こんなにも切なく懐しいんだ。2時間に及ぶコンサートの最中、ずっとそんな風に考え、陶然とした気分で揺らいでいた。

 あの頃から、40年。時代の姿は、予想だにしなったものに変貌した。希望とか夢とかの言葉が、いつからだったろう、表通りから退場して既に久しい。サイモン&ガーファンクルに激励され、誰もがそれぞれの場所を「卒業」し、洋々たる前途の中でアメリカが範を示してくれた幸福をみんなでこの手にしているはずだったのに。そう思いこんだあの頃は、はかなくも遠い彼方だ。

 予想図通りの人生を駆け抜けた人も中にはいるだろう。振り返って、あぁいい人生だったと思う人の方が実は大多数なのかも知れない。しかし、だとしても、後悔のない人生などあり得ない。欠けているものが確かにある。サイモン&ガーファンクルの抱擁力溢れ深い懐かしさを湛えたデュオは、そのことを気づかせ、その上で、ふたたび慰め、励ます魅力に満ちていた。

 コンサートを「70歳になった自分を思い描くことなど出来ない」(「Old riends」)という若い頃の歌詞でスタートさせた2人も、いまや67歳。老いてしまったことは、もはや隠しようもなかった。それでも、追加公演も含めて6回の公演で20万人を超える聴衆を集め、そのすべてに遠い夢のかけらを呼び戻させることになるであろう魅力の健在ぶりに、ブラボーの喝采を送らずにはいられなかった。
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民主の安保転換「ぶれた」・・・予想の範囲内だが    

2009年07月25日 21時40分09秒 | Weblog
★グループメールの仲間「東本高志氏」が次のような皮肉たっぷりの情報を伝えてくれた。紹介したい。  (ネット虫)
==========================
 民主党は昨日の23日にいわゆるマニフェストを発表しましたが、総選挙の投票日を目前にして、いっそう「現実路線」という名の現状肯定路線に舵を切り替えようととしているようです。各紙は以下のように報じています。

 麻生太郎首相は23日夜、民主党がマニフェスト(政権公約)の原案で、海賊対策での自衛隊派遣や北朝鮮関連船舶への貨物検査実施などの容認を打ち出したことを受け、「現実的対応になったというのは違う。あれだけ国会でテロ対策などに反対だったのに選挙直前になったら変わるのか。理解できない」と強く批判。自らが「ぶれた」と批判され続けたことを念頭に「『ぶれた』というのはそういうことではないのか、と言いたくなる」と皮肉った。首相官邸で記者団の質問に答えたそうである。
 また、公明党の北側一雄幹事長も23日の記者会見で「これまでの民主党の国会対応はなんだったのか。現実路線に転換したと言うなら今まで現実的でない国会対応をしてきたのか。政策よりも政局で判断をしてきたと言わざるを得ない」と批判したという。
 そのほかhttp://www.asahi.com/politics/update/0723/TKY200907230147.html
■民主党:日米地位協定の改定方針後退 「09年政策集」で(毎日新聞 2009年7月23日)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090724k0000m010112000c.html
■海賊対策で自衛隊派遣明記=対北、貨物検査や追加制裁も-民主政策集(時事通信 2009/07/23)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009072300334
■民主、普天間県外移転先に九州2基地を検討(産経新聞 2009年7月23日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090723/elc0907230143002-n1.htm
■民主がマニフェストに対北貨物検査実施を明記(産経新聞 2009年7月23日)
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090723/elc0907230142001-n1.htm
■参考:民主政策集の要旨(時事通信 2009年7月23日)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009072300395

この民主党の方向転換のきざしは危険です。あのア、ソウ首相から「民主の安保転換『ぶれた』」
などと皮肉られる一貫性のなさです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090724-00000099-san-pol

あらためて「民主党の1人勝ち」は危険すぎるとモノ申しておきます。




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番組紹介・・・コンゴ鉱物資源争奪戦(鉱山で働く労働者たちは)

2009年07月25日 21時33分07秒 | Weblog
 一時期ザイールと呼ばれていたコンゴ民主共和国は、「地質学上の奇蹟」と呼ばれるほどの鉱物資源に恵まれています。ダイヤモンド、コバルト、銅、金などあらゆる鉱物資源が大量に眠っています。にもかかわらずコンゴ民主共和国は最貧国に位置づけられています。鉱物資源で得られる富のほとんどは、民衆の頭上を越えて欧米の銀行口座に直行しているからです。
 
 同国南東部のカタンガ州は、世界のコバルト埋蔵量の34%、銅埋蔵量の10%が集中しています。ルムンバが処刑され、ハマーショルド国連事務総長が事故死したコンゴ動乱(1960年)の舞台になった地域です。
 
 最近内戦が終結したコンゴ民主共和国は、経済再建のためカタンガ州の鉱山の権利を欧米に切り売りしています。激しい争奪戦が繰り広げられています。そこへ中国が加わり、ますます激しくなっています。接待攻勢が繰り広げられ、札束が飛び交う中、鉱山で働く労働者たちは劣悪な環境の中で、低賃金で酷使されています。
 
 豊かな鉱物資源で得られる富が、コンゴ民主共和国を豊かにしていない現実を描く番組がNHKBSで放送されます。
 
 NHKBS1
 
 「コンゴ 鉱物資源争奪戦 前編」
     7月27日 月曜深夜[火曜午前] 0:10~1:00
 
 「コンゴ 鉱物資源争奪戦 後編」
     7月28日 火曜深夜[水曜午前] 0:10~1:00
 
               坂井貴司  福岡県
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番組紹介・・・ 鉄を喰(く)らう者たち

2009年07月25日 21時27分23秒 | Weblog
凄惨な独立戦争の後、パキスタンから独立したバングラデシュは、21世紀の今、目を見張るほどの経済成長を遂げています。しかもその主役は、かつて世界中からの援助でかろうじて生きていた貧困層です。貧困層が経済成長の主役を担っているということで、注目を集めています。
 
 しかし、やはり影はあります。
 
 バングラデシュ南部の海岸には、世界中から廃船になった船が集められ、解体されています。その労働環境は最悪です。靴もヘルメットも無い中、粉塵や煤煙、時にはアスベストの粉末を全身に浴びながら、北部の農村部から出稼ぎにやってきた人たちが、低賃金で解体作業をしています。毎日のように事故が起こっています。
 
 それを描いた番組です。
 
NHKBS1

「鉄を喰(く)らう者たち」 7月30日(29日深夜)午前0時10分~1時00分

                  坂井貴司      福岡県
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番組紹介・・・インパール作戦、そして白骨街道        NHKBShi 25日午前八時から

2009年07月24日 22時35分28秒 | Weblog
太平洋戦争末期の1944年3月から6月まで、戦史上最も無謀でばかげた作戦と評される戦いが、ビルマとインドの間で行われました。
 ビルマから、日本軍が川幅600メートルのチンドンウィン河を渡り、2000メートル級の急峻な山々が連なるアラカン山系を越えて、インド北東部の都市インパールを占領する「インパール作戦」です。
 
 この作戦は最初から失敗するのが明らかでした。太平洋各地で敗北を重ねる日本軍に、インドへ侵攻する余力はありませんでした。ビルマと日本を結ぶ海上ルートはすでにアメリカ軍の攻撃で寸断されていました。武器弾薬、医薬品の不足が深刻になっていました。武器の性能も、イギリス軍が日本軍を上回っていました。
 太平洋戦争開始当初、イギリスの植民地支配からの解放を掲げ、ビルマの民衆から解放者として歓迎された日本軍は、このころイギリスと同じ侵略者であると、憎しみを買う存在になっていました。反日蜂起の徴候が出ていました。このような中で、戦局打開の切り札としてインパール作戦が強行されました。
 
 日本軍の侵攻に備えて、イギリス軍は輸送機を動員して、空から大量の軍事物をインパール周辺の基地に送り、準備万端の体勢で望みました。対する日本軍は「ジンギスカン戦法」と称して、ビルマで徴発=略奪した数万頭の水牛に物資を積んで進軍しました。水牛は歩く食料になる、どうだ頭いいだろう、とこの作戦を強引に進めた日本陸軍第15軍司令官牟田口廉也は豪語しました。牟田口司令官は、またこうもうそぶきました。
 
「食料はイギリス軍からもらえ。奴らは空に向けて一発ぶっ放せば、物資を捨てて逃亡する臆病者に決まっている」
 
戦いの結果は、無残とか悲惨といった月並みな言葉では表現できないものでした。空と陸が一体となったイギリス軍の圧倒的な火力は、水牛に積んだ物資のほとんどを失った日本軍を粉砕しました。まもなく始まった雨期の豪雨は、補給を不可能にしました。そして飢餓と伝染病の蔓延が日本軍の将兵を死に追いやりました。一日の食事は乾パン一個、中には米粒一つというのもありました。これに耐えきれず、日本軍は撤退を始めました。飢えと病で日本軍の傷兵は次々に死んでいきました。撤退する道は白骨化したり、腐乱したりした死体がとぎれる事無く続きました。骨と皮ばかりに痩せこけた日本軍の兵士が幽霊の群れのように歩く道は、「白骨街道」と呼ばれるようになりました。
 
飢えのあまり、腐乱死体にたかるウジ虫さえ食べたというこの悪夢の撤退戦に参加した京都の陸軍第15師団の将兵が証言する番組が、NHKBSで放送されます。
 
 NHKBS hi 
 
 証言記録 兵士たちの戦争「インパール作戦 補給なき戦いに散った若者たち」
 http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=501&date=2009-0725&ch=10&eid=1116
 
  放送日 7月25日(土)放送時間 午前8:00~午前8:45

坂井貴司
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番組紹介・・・子どもたちに伝える戦争

2009年07月24日 22時31分12秒 | Weblog
太平洋戦争末期の1944年から45年にかけて、アメリカは日本人の戦意喪失と工業破壊を狙って、空から大量の爆弾の雨を落とす戦略爆撃=無差別爆撃を、日本全国の都市に対して行いました。
 
 日本の都市の多くを瓦礫と死体の山にしたこの無差別爆撃を、当時の体験者と現在の小学生が、2本のテレビ番組を見て考える企画です。
 
 NHK総合
 
 NHKアーカイブス「子どもたちに伝える戦争」
 http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/index.html
 
 7月25日(土)午前10時05分~11時25分
 
                   坂井貴司
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番組紹介・・・反戦・反核アニメの名作が、NHKBSで放送されます

2009年07月24日 22時25分33秒 | Weblog
★いつも平和番組の紹介をしてもらっている坂井貴司さんからの番組紹介です。
                          (ネット虫)
==============================
アニメ映画劇場 「風が吹くとき」 1986年/イギリス
 http://www.nhk.or.jp/bs/bsanime/

7月25日(土)午後11:30~午前0:51 放送

ロンドン郊外の田園地帯で静かに年金生活を送る老夫婦ジムとヒルダ。平穏日々がある日突然、核戦争によって破壊されます。
「核戦争勃発か!?」とのニュースが飛び込んできました。大変なことになった、と二人は、核ミサイルが飛来したらどう行動すべきかを書いたイギリス政府発行のマニュアルにしたがい、ちゃちな核シェルターを作って避難します。そして核
爆発。即死は免れたものの、二人は「死の灰」を大量に浴びます。しかし、核戦争対応マニュアルは、放射能は水で流せば良いと書いてあるので、二人はそれに従いシャワーを浴びるだけですませます。そして、脱毛、吐き気、吐血、紫斑、脱力感と言った放射能障害が現れても、二人は、マニュアルには放射能による障害は軽微と書いてあるのであわてる事はない、その内政府が助けに来てくれるさ、と楽観的に考え、そして倒れます・・・。

 ほのぼのとした絵が、かえって核戦争の恐ろしさを伝えている名作アニメです。
 
        坂井貴司 (福岡県)
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新聞・放送はメディアの真の役割を果す報道を  大西五郎

2009年07月24日 15時19分49秒 | Weblog
自民を選ぶか、民主を選ぶかに集中
新聞・放送はメディアの真の役割を果す報道を、
というタイトルで、7月22日に大西五郎さんから届いた記事です。
転載します。ちょっと長いですが、読み応えは充分。(落石)

   

 衆議院が7月21日解散され、8月18日に公示、同月30日の投票日が決まった。
これを受けて22日の新聞各紙は一斉に「実質選挙戦始まる」と報じた。
その内容を点検してみる。

 各紙の一面の見出しは「自民か、民主か」のオンパレード
 
[朝日]政権争奪 火ぶた 麻生首相「責任力問う」、鳩山代表「革命的選挙」
    「民主主義の前進賭けて」政治エディター 根本 清樹
[毎日]衆院選実質スタート 政党の責任力問う 麻生首相 革命的政権交代を 鳩山代表
    「変革の担い手決着の時」政治部長 小菅 洋人
[読売]衆院解散 総選挙 8・30政権選択 与野党過半数攻防
    「スローガンより中身だ」政治部長 村岡 彰敏
[中日]衆院選 事実上幕開け 麻生首相「景気と安心実現」、鳩山代表「自公連立打倒」
    「国のかたち示せ」政治部長 佐藤 育男
[日経]衆院解散 総選挙へ、「自公」継続か政権交代か 
    (トップニュースは、アップル「iphone」販売7.3倍 4~6月期は増収増益)
[産経]衆院解散 「自民大敗」の観測 天仰ぐベテラン議員
    「政権交代確実だからこそ」政治部長 乾 正人

 社説でも同様の傾向が見られる
 
[朝日]「大転換期を託す政権選択」
     戦後の日本政治を率いてきた自民党政治になお期待を寄せるのか、
それとも民主党に国を託すのか。
そして、どんな政権であれ、失敗があればいつでも取り換え可能な新しい政治の
時代を開くのか、
有権者が待ちわびた選択の日がやってくる。
 それにしても、自民党に対する民意の厳しさは尋常ではない。
明日の暮らしと国の未来への人々の不安や危機感を受け止められない
自民党政治への失望だろう。
民意が今の流れのままなら、民主党政権誕生の可能性は高いだろう。
確かに政権を代えてみたいという期待は強い。だが懸念や不安もある。
 選挙後の勢力次第で、政局は予断を許さない。
自民党内からは政党再編論が早くも聞こえてくる。
自民も民主も基本的には差はない。危機には国を挙げて、という理屈だ。
しかし、政権交代しやすい小選挙区制を導入して15年。
民意が政権公約に基づく選択でそれを機能させようというところまできたのに、
いきなりその選択を無にしようという発想はいただけない。
複雑な大変化の時代だからこそ、選択の結果を大事にしたいというのが
有権者の思いではなかろうか。
 この選挙で課題がすべて解決するわけがない。
だが、まずは民意の力で「よりましな政治」へかじをきる。
日本の民主主義の底力を示す好機だ。


[毎日]「政権交代が最大の焦点だ」
     民主党を中心とする政権に交代させるのか、
それでも(ママ)今の自民・公明政権が続いた方がいいと考えるのか。
有権者の選択が最大の焦点となる。
 麻生内閣の支持率は17%で前月より2ポイント下落。
自民党の支持率は18%で36%の民主党に大きく引き離されている。
有権者の間には「一度政権を交代させてみたら」というチェンジ志向が
確実に広がっていると見ないわけにはいかない。
 一方の民主党も、消費税は4年間引き上げないというが、
財源の手当てはできるのか。
党としての統一感に乏しい安全保障政策はどうするのか。
それらの疑問に具体的に応えるのがマニフェストだ。
鳩山氏の政治資金問題もさらなる説明が必要となる。
 自民、公明両党はこれまでの実績を強調するだろう。
だが、消費税率引き上げに関し、どこまで具体的に書き込むかなどの課題が残る。
共産党や社民党、国民新党、新党日本、今後できるかもしれない新党を含め、
大切なのはこの国をどんな形にするのかだ。
未来に向けたビジョンを示してもらいたい。


[読売]「政策本位で政権選択を問え」
     自民、公明両党の現政権の継続か、民主党を中心とする新政権の誕生か。
これが最大の焦点になる。
 民主党の鳩山代表は「第一党で政権交代」を目標に掲げている。
民主党は、衆院で過半数を制しても、参院で単独過半数を確保していないため、
社民党や国民新党と連立政権を組むという。
これで安定した政治を行うことができるのかどうか。
 一方、自民、公明の与党はこれまで、衆院3分の2以上の多数による
再可決で、「ねじれ国会」をしのいできた。
今回の選挙でこれだけの議席を確保することは不可能だろう。
 いずれにしても、衆参両院による意思決定をいかに円滑に進めるか
という難題が、政治に突きつけられることになる。
 今、多くの国民は、不況に苦しみ、少子高齢化社会への不安を募らせている。
対外的には、軍事大国化する中国や核武装を急ぐ北朝鮮など、
我が国周辺の安全保障環境の悪化を懸念している。
各党は、国民の不安解消に向けた処方箋を示す必要がある。
各党は、年金、医療など社会保障や、新たな日米関係をはじめ、
対北朝鮮など安全保障題についても、政策論を戦わせてほしい。
自民、民主両党のどちらに「政権担当能力」があるかは、
そこから自ずと見えてくるはずだ。


[中日]「政権交代か否か」
     「政権交代」の四文字が全国の選挙区で浸透しているのは、
否定のしようがない。
ただ、政権の選択は政策の選択でもあることを確認したい。
争点は山ほどある。加速が止まらない少子高齢化と光の見えぬ雇用情勢。
外にはオバマ米政権誕生後の世界新秩序づくりの胎動。
地球温暖化対策も喫緊の課題だ。
年金、医療、介護の社会保障政策や景気対策、格差是正などに世論の関心が高い。
自民は景気回復後に消費税増税するという。党内に異論もある。
合意事項なのか。バラバラの公約で有権者を欺くなら論外である。
民主は税金の無駄遣い削減などで約十七兆円の財源を生み出すという。
優先順位のつけ方次第で、しわ寄せが及ぶ分野も出よう。
厳しい財政事情の下、四年間消費増税しないという方針に裏付けはあるか。
何より、民主は政権を担当する力量があるのか、自民とどこが違うのか、
有権者の不安や疑問を真摯に受け止めるべきだ。
公明は迷走する自民との距離感に悩んでいる。
共産、社民、国民新などの野党は存在感をどうアピールするのかが課題となる。
全政党の政策をじっくり吟味したい。


[日経]「政権選択選挙の名に恥じぬ政策論争を」
 解散されたにもかかわらず、自民党は政権公約の骨格すら示していない。
各党は事実上の選挙戦に突入したが、政権公約なしで、
自民党候補は一体何を訴えるのだろうか。
首相は早急に政権公約をまとめなければならない。
 都議選など一連の大型地方選で連勝を続ける民主党は、
政権交代に向けて勢いづいている。
だが政権交代は手段にすぎない。大事なことは政権交代後に何を実行するかだ。
民主党が候補者向けに配った主要政策のポイント解説集には、
月額2万6000円の子ども手当、高校授業料の無償化、
農業の戸別所得保障制度など目玉政策が列挙されている。
これらの新規施策は無駄遣いの削減、埋蔵金の活用で財源を生み出すというが、
本当に財源を生み出せるのか。
 民主党政権が実現した場合の大きな不安要素は、外交・安全保障政策だ。
インド洋上での会場自衛隊の給油活動については、
鳩山由紀夫代表は政権獲得後も即時撤退はしない考えを明らかにした。
現実的な外交路線に修正する試みかどうかを注視したいが、
社民党は反発し、波紋が広がっている。
民主党政権ができた場合、共産党は一致できる政策には是々非々の立場で
協力する「建設的野党」を目指す方針を打ち出した。
与党の公明党や、民主党の連立相手に想定される社民、国民新両党も
党の姿勢を明確にして選挙に臨んでほしい。


[産経]「国のありよう競い合え 政権担当能力が判断に規準」
     争点にすべきは、日本の基軸をどうするかである。
例えば、北朝鮮の核や弾道ミサイルの脅威に加え、中国の軍事力の強大化に
日本はどう向き合うのかという問題がある。
日米同盟関係を弱める選択をすることで日本の安全はまもられるのかどうか。
消費税などの負担の問題も避けていては年金などの難題は打開できない。
 年金、医療、介護や少子化対策などの社会保障は、国民生活に直結する。
不安の解消と将来の安心感を高めるものとして自民、民主両党とも柱としている。
民主党はとくに年金制度改革の必要性を主張しているが、
無年金・低年金者救済のため創設する「最低保障年金」の財源には
消費税を全額充てるが、消費税は4年間引き上げないという。
自民党は景気回復を前提に、消費税を含む税制の抜本的改革を
3年後に行うとしているが、どれだけマニフェストで徹底できるかだ。
選挙に不利だとして増税論議を避けることは、もはや両党とも許されない。
 民主党の教育政策を危惧する声は多い。
日の丸、君が代問題などに見られる日教組のイデオロギー闘争を
教育現場に持ち込むべきではない。


   

 メディア本来の役割を果せ 
 新聞の論調に共通しているのは、「今度の選挙は自民か民主かの選択だ」
ということに有権者を誘導していることである。
解散に至るまでの「政局報道」でも、自民党と民主党の政策の内容や
その違いは詳しく報道されたが、両党以外の党の政策はほとんど紹介されなかった。
選挙に当たってのメディアの役割は、有権者(国民)に各政党の政策を
均等に紹介し、選択の材料を提供することである。  
メディアは二大政党が議席の圧倒的多数を占めるだろうと予測している。
新聞・放送当事者の興味・関心が「自民が勝つか、民主が勝つか」に集中している。
だから紙面・画面は「政権選択」に偏っているが、
読者・視聴者のために奉仕するメディア本来の役割を果すべきだと強く指摘したい。


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民主党の比例区勝ち過ぎを修正することで、政権交代が確実になる

2009年07月24日 11時14分09秒 | Weblog
★「だから、私の回りの友人はこんなことを呟いています。
 =地方区は目を瞑って「民主党」へ。比例には「共産党・社民党」へ。」
只今さんが「政権交代・護憲派前進」を願ってこんな切実なコメントを 書いてみえました。
 この主張は「平和の結集ブログ」http://kaze.fm/wordpress/?p=275
にも太田光征さんが過去の選挙や都議選の分析を踏まえて主張されていました。現実面ではかなり困難な課題ですが傾聴の価値はあるように思いました。一部を紹介しますので関心のある方は上記のアドレスにアクセスしてください。 
        (ネット虫)
===============================

「民主党の比例区勝ち過ぎを修正することで、政権交代が確実になる」
                        太田光征

2007参院選のデータを使って、衆院選比例区で民主党の票を他野党に移譲した場合、野党全体の比例区議席数がどのように変化するかをシミュレーションしました。(2007参院選比例区での民主党の得票率は39.5%で、2009東京都議会議員選挙での民主党の得票率は40.8%。)

 民主党の比例区票を80%他野党に移譲すると、野党全体の比例区議席数は変化せずに、民主党と他野党全体のそれぞれで、比例区得票率と全国議席獲得率が一致するようになります。

 投票パターンがそのようにシフトすることで、民主党以外の支持者が小選挙区で民主党候補に投票するモチベーションが高まり、政権交代がより確実になるでしょう。民主党単独ではない、野党連合政権が誕生することで、政策面で民意を反映できるメリットも、当然あります。

(印刷用ファイル)


【目次】

1. 民主党の比例区票を他野党に移譲すると、野党全体の比例区議席が増えることがある
2. 小数野党の比例区票を少々民主党に移譲しても、野党全体の比例区議席は数議席しか増加しない
3. 民主党の比例区票を他野党に移譲しても、野党全体の比例区議席は数議席しか減少しない
4. 2007参院選小選挙区――民主党の17勝6敗だが、民主党の実力は7勝16敗以下だった
5. 完全比例代表制を基準にすると、民主党は約70議席を超過獲得し、他野党は約70議席を獲り損ねる
6. 民主党の比例区票を80%他野党に移譲すると、民主党と他野党全体で比例区得票率と全国議席獲得率が一致する
7. 民主党支持者が比例区で努めて小数野党に投票することで、政権交代が確実になる

【関連投稿】

2009東京都議会議員選挙――結果分析
 http://kaze.fm/wordpress/?p=274
選挙制度改正運動としての選挙区すみ分け投票の勧め
 http://kaze.fm/wordpress/?p=268
比例区定数が100に削減された場合の衆院選比例区シミュレーション
 http://kaze.fm/wordpress/?p=229
2007参院選――結果分析
 http://kaze.fm/wordpress/?p=140


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世紀の天文ショーより、世紀の政治ショー    まもる

2009年07月24日 00時00分12秒 | Weblog
 今回の46年ぶりの天体ショウ皆既日食にはNHKを始めとして全国的な大騒ぎでした。私は前日の夜更かしで寝入っていて、雲の間の日食の姿さえ見ることが出来ませんでした。

 報道によると皆既日食を見た多くの人が人生観が変わったと感じているそうですね。曰く「自然の圧倒的な神秘に、人間の小ささを痛感した。」「自然は悠久で瑣事に拘らなくなった。」「自然の偉大さに、謙虚になった。」「太陽の偉大さに圧倒された。」「太陽のエネルギーを目の当たりにして、その恵みに涙があふれた。」etc???
 
 これらの感想を聞くと、今回空が晴れ渡らなかったのが、何とも残念です。
 日本国民がこれほど熱中しているのだから、完全に皆既日食が日本を通過したならば何千万の国民が自然について謙虚になり、今の恵みに満足し、わがままや、贅沢を言わなくなったことだろう。
 誠に、残念50年ぶりのチャンスを逃したのである。次回は26年後だと言うではないか。
 その頃私は90歳を過ぎていて人生観を変えるには遅すぎるようです。

 しかし、ご安心あれ、もう一つの世紀のショウ…世紀の政治ショウが40日後にやってきます。
 これも、50年ぶりではないですか!!!
 その上、このショウは見るだけではなくこちらが主人公です。
 後世の人にあっと言わせる政治ショーを見せようではありませんか!!!!
 
 
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共産党「建設的野党」宣言のインパクト   さとうしゅういち JANJAN

2009年07月23日 14時05分03秒 | Weblog
◎先日の共産党の対民主党の対応の変化から色々な評価が議論されています。
「さとうしゅういち氏」がJANJANに以下のような共産党に期待する意見が寄せられました。私はかなり過大評価で楽天的かとも思いますが賛同される方も多いかと思い紹介します。 (まもる)
JANJANは  http://www.news.janjan.jp/government/0907/0907207454/1.php
================================
★「孤立路線」から「変化の促進者」へ、政界のパワーバランスに大きな影響力

 共産党はこれからは、以下のような取り組み(三つの仕事)を進められるでしょう。

○民主党の「シンクタンク」的役目

 第一に、「国民の切実な要求を実現する立場」で、政策要求を積極的に提起し、課題ごとに一致点で協力し、政治を前に動かす「推進者」となれます。

 民主党は「労働者派遣法の抜本改正、後期高齢者医療制度の撤廃、障害者自立支援法の応益負担の撤廃、農産物の価格保障・所得補償、米軍基地の縮小・撤去、地球的規模での核兵器廃絶へのイニシアチブ、企業・団体献金の禁止など、どんな問題でも国民の立場で積極的提言をおこない、国民の願いにそくして一歩でも二歩でも政治を前に動かすために、一致点での政党間協力を追求し、国民運動と共同して力をつくす」としていますから・・・・。

 民主党と共産党の政策で一致する点もそれなりにあります。いや、正直に申し上げれば、これらの政策は、共産党の政策を模倣したものも多いのではないでしょうか?

 共産党が主張するとなかなか耳を傾けてもらえないが、民主党が主張するとすんなり聞いてくれることもあります。それは、よくないことなのですが、とくに年配の方の共産アレルギーの強いことは感じます。

 民主党は前原代表の頃までの経済政策はかなり「ネオコン」(小泉)寄りでした。しかしそれでは、自民党に対抗できないので、小沢代表就任以降、共産党の政策を模倣しだしたともいえます。

 小沢さんが、衆院千葉7区補選の投票日の朝に、「消費税増税はしない」と明言し、このためか、共産党支持者の4分の1が、民主党の太田和美候補に流れて勝利、今の民主党の快進撃の出発点となりました。農業の所得保障ももとは共産党の主張です。
参照:
・衆院千葉7区補選…小沢代表への信任投票となった 
・国会NOW:小沢氏、「変身」の勝利? 衆院千葉補選 

 いまや、共産党は「民主党のシンクタンク」になっているような感もあります。民主党も、まだまだ組織力は党としては弱い。

 議員は多いが党を支える人材が少ない。そういう意味でも、草の根に多くの支部がある共産党の意見を参考にすべきでしょう。共産党も、少しでも実績を挙げていけば、また支持も増えると思います。

○民主の暴走阻止も大事 

 第二に、「消費税増税の志向、憲法改定の推進、衆院比例部分の削減など、すでに民主党が表明している危険な諸政策を具体化する動きが起こった際には、それを許さない『防波堤』となって力を尽くす」ということです。
 「こうした諸課題でも一致点での政党間協力を追求する」ということで、社民党や国民新党とも共同して、民主党を外部からチェックしてくれる事を期待したいものです。
 外部の他野党や大衆運動が民主党の政策のまずい部分について言い方は悪いが騒いでくれれば、民主党内でも修正を求める動きがしやすくなります。

○悲観しなくて良い都議選結果

 第三に、「『国民が主人公』の立場に立った民主的政権――民主連合政府をつくるための国民的共同」を探求、前進させるために力を尽くすとしています。

 これについては、「そこまではないだろう」、という方もおられるかもしれません。しかし、自民党が崩壊した後、共産党が、民主党に対抗する勢力のひとつになる可能性は十分ある、と見ています。
 都議選では確かに共産党は議席を減らしました。しかし、得票数は微増しているのです。
 すなわち、以下のことが言えます。
1)投票率アップ分がほとんど民主党へ流れた
2)自公は逆風だったが、共産党候補を下回るほどまでは沈没しなかった
3)そのために結果として共産党候補が当選圏から外れた
 ということです。

 たとえば、以下が良い例です。
【文京区選挙区】
当選41,382 増子博樹 民主 現
当選27,183 中屋文孝 自民 元
  23,125 小竹ひろ子 共産 現

<前回>
当選 19095 小竹紘子 共産 元
当選 18215 増子博樹 民主 新
    17008 中屋文孝 自民 現
    16555 鳩山太郎 無所属 現
 自民党は分裂選挙から、今回は統一しただけの話です。
 この結果を見たら、「しまった。民主党に票を入れすぎた。共産党に入れておけば自民党を落とせたのに」という人も結構いると思います。

★「自民崩壊後」は共産党に脚光も

 さらに、自民党は大手企業から官僚、さらには地方の地域ボス(土豪)まで幅広い勢力が利権確保で結びついた「政党」ならぬ「利益団体」です。

 新政権の下では与党が民主、社民、国民、日本で、野党が自民、公明、共産になります。野党の中で、政策的な議論でまともに与党を批判できるのは共産党だけでしょう。

 結党以来50年以上、与党として現在に責任がある「野党自民党」が民主党を批判しても「いまさら、お前が言うな」と失笑を買うだけです。
 自民党が空中分解してきたら、民主党を中心とする中道右派勢力と、共産党を中心とする勢力の「二大政党ブロック」が対抗する構図にもなってくる可能性もあります。
 この構図では、民主党も鍛えられるし、共産党も良い意味で硬さをほぐすことになります。「共産党はこれからが面白い」と予想しています。

☆ もちろん、その前提として、まずは「別個に進んで共に撃つ」で自公を撃破しましょう。
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