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憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

北朝鮮の先軍政治による戦時外交   らくせき

2011年01月20日 19時24分07秒 | Weblog
朝鮮日報の記事です。

米国の保守系シンクタンク、ヘリテージ財団のフュルナー理事長は17日、
漢陽大国際大学院で「2011年の韓米関係と米国中間選挙の影響」
というテーマの特別講義を行った。
この席で同氏は、今年の韓半島情勢について、極めて暗い見通しを示した。

「昨年、北朝鮮が、かつてとは異なり自制を失い、
哨戒艦『天安』沈没事件や延坪島砲撃事件などの挑発行為を敢行したのは、
権力承継との関連があり得るが、
政治・経済がそれほど切迫した状況にまで追い込まれていることを示している。
韓米どちらの政府も、当分は北朝鮮に対する圧迫を緩和する気配はないことから、
北朝鮮は韓米を対話に引き込むため、挑発を中断しないだろう」と予測した。

さらに同氏は「北朝鮮はもう一度核実験を敢行するかもしれないし、
しないかもしれない。
はっきりしているのは、北朝鮮は国際社会に緊張をもたらしたこと自体を
成功と見なしているという点。
金正日(キム・ジョンイル)総書記は、米国と韓国が
北朝鮮の核実験を恐れて譲歩することを望んでいる」と診断した。
フュルナー理事長は過去にも北朝鮮のこうした戦略が功を奏し、
また挑発で失うものは何もないと認識しているが、
その原因は「挑発が懲らしめにつながったケースがなかったから」と指摘した。

 こうした予測の裏づけとなっているのが、北朝鮮の先軍政治です。

北朝鮮の先軍政治。当然、外交も戦時外交。
①核実験・ミサイル発射・韓国砲撃などの軍部が行う軍事行動。
②話し合いの提案。
③交渉の主導権を握るために、交渉を引き延ばしたり、中断。
④利益が得られないと見るや、相手を非難して交渉を決裂させる。
⑤関心が薄れるとみるや、再び、軍事行動を取って、注目を集める。

これは、金さんがとって来た外交戦術です。
金さんが生きているかぎり、この戦術は変化しないでしょう。
いまは、砲撃のあとの交渉の呼びかけの段階。
しかし韓米は、前の交渉で、経済援助はしたものの、
約束を破られたために金さんを信用していない。
交渉は、まず核放棄の意思表示が前提としていますから
何時になったら交渉が始まるのか?といったところ。
しかし中国という強い味方の応援があることから、
時間はかかっても、交渉は始まるでしょう。

アメリカにとって、一番、困るのは、核がイランなどに輸出されること。
これは各国の協力でかなり効果があがっている模様。
そこで、金さんがとった戦術が、アメリカの同盟国・韓国へ軍事的実力行使。
韓国という人質を取って、交渉のテーブルにつかせようという手。
(目的は、お金をせびり取ろうというもの。)

多分、哨戒艦事件も、こうしたシナリオのなかの一コマの可能性が高い。
しかし、この事件は、思う方向に進まなかった。
(韓国内で、事件の犯人は、北ではないという意見がかなり強かった。)
そこで島の砲撃という明確なメッセージをアメリカに送ったと
考えるほうが妥当な気がします。
これは、今の韓国政府が経済援助を中止していることへの見せしめの
メッセージでもあるでしょう。

金さんは、じっと韓米の動きを見守っています。
交渉が始まらないと判断すれば、再度、軍事行動もありうる。
というのが、記事の主旨でしょうか?

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ウィキリークス(13) チュニジア革命二題  文科系

2011年01月20日 07時43分16秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 チュニジア革命についてウィキが果たした役割で、二つのニュースを紹介しましょう。一つは、毎日JPから。こちらは、この事件の世界的・歴史的意味に触れています。そして今一つは、アサヒ・コムからです。こちらはこの親米旧政権の酷さが分かります。アメリカも戦々恐々でしょうが、独裁政治的なサウジ、エジプト、リビアなども怖がっているようです。今時、国王一族らの少数支配なんて、専政の実態はどんどん暴かれればよい。


【 毎日JPより  毎日新聞18日社説:チュニジア情勢 中東の変化見守りたい
 パーレビ国王を国外退去に追い込んだ79年のイラン革命では、国外にいるホメイニ師(後の最高指導者)の説教を録音テープで聞いた民衆が次々に決起した。先週、ベンアリ前大統領が国外に逃亡した北アフリカ・チュニジアの政変では、ネットを通じた呼びかけで反政府デモが盛り上がったという。

 ウィキリークスが暴露した米外交公電によって、ベンアリ氏と家族らの腐敗や政治の私物化が明らかになり、国民の怒りの火に油を注いだ面もある。民衆の決起により指導者が国外に逃亡するのは中東では極めて異例だ。しかも、あれよあれよという間の政権崩壊は、情報が瞬時に伝わって人々を動かすネット時代ならではの現象として注目したい。

 今回の政変は、チュニジアを代表する花にちなんで「ジャスミン革命」と呼ばれる。抗議行動の発端は昨年12月、野菜などを売って生計を立てていた青年が当局に販売を禁止され、抗議の焼身自殺を企てたことだという。治安当局の強圧的なデモ鎮圧などで多くの市民が死亡したのは痛ましいと言うしかない。

 情勢はなお不透明ながら、メバザア暫定大統領(前下院議長)の下で近く挙国一致内閣が発足するというのは、国家の安定に関して歓迎すべきである。生活難にあえぐ国民の意を酌み、新政権は生活再建に努めてほしい。新大統領を選ぶ選挙も速やかに行うべきだろう。

 多くの観光名所があるチュニジアは、外見的には穏やかな親米国家だった。その国で起きた政変は、他の中東諸国にとって、決して「対岸の火事」ではない。ベンアリ氏は23年も最高権力者として君臨したが、近隣のリビアではカダフィ大佐が69年から約40年権力を握り、エジプトでは81年から約30年、ムバラク大統領による政治が続いている。

 「強権政治」とは、ベンアリ氏だけに向けられる批判ではあるまい。米ブッシュ政権の「中東民主化」構想には、イラク戦争を正当化する口実の色彩が濃厚だったが、中東諸国の民主化自体は必要だ。ベンアリ氏が逃げ込んだサウジアラビアにしても、サウド家による少数支配が続き、明確な憲法や政党はないし女性の権利も厳しく制限されている。

 だが、中東での民主化はしばしばイスラム原理主義への揺り返しを生む。90年代に自由選挙を行った隣国アルジェリアでは原理主義政党が圧勝し、選挙結果が取り消されたため流血の混乱が続いた。チュニジアにも原理主義勢力「アンナハダ」が根を張っており、選挙を通じてイスラム色が強まる可能性もある。新政権がどんな政策を打ち出すか、情勢を注意深く見守りたい。 】


【 一族の横暴、米公電で露見 国外脱出のチュニジア大統領
  2011年1月18日

 [ワシントン=望月洋嗣]チュニジア国外に脱出したベンアリ大統領一族のぜいたくぶりや腐敗を米外交官が把握していたことがわかった。米紙ニューヨーク・タイムズが16日、民間告発サイト「ウィキリークス」が公開した外交公電の内容として報じた。

 「お前の物は私の物」と題された2008年6月の公電は、ベンアリ氏のおいがフランス人実業家からヨットを取りあげた事例を挙げ「ベンアリ一族は欲しい物はすべて手に入れる」と報告している。

 09年7月の公電は、駐チュニジア米大使がベンアリ氏の娘婿宅であった晩餐(ばんさん)会で目撃した様子を詳述。娘婿は虎を飼っており、大使は、ライオンを飼っていたフセイン元イラク大統領の息子を思い出した。「一族がチュニジア人に嫌われる理由がはっきりした」としている。

 米政府はこうした状況に懸念を深める一方で、ベンアリ政権のテロ対策の成功を評価し、正面から取りあげようとしなかったという。(アサヒ・コムより) 】
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日本サッカー希望の星とザック監督など(32)嬉しい前田の爆発! 文科系

2011年01月19日 01時35分09秒 | スポーツ

 サウジ戦、何が嬉しかったって、前田遼一の爆発。僕として、近ごろ最大の喜びの一つ。サッカー観戦者としてだけではなく、日々の生活で最大の喜びのひとつとなったと言っても良い。このサウジ戦で代表が、ブラジルまでの大エースを得たと思うから。彼のような偉大なFWは、そう出るモノではないのだし。改めて、実績を上げておこう。
 まず、Jリーグ得点王2回は、外人助っ人には存在しなくって、中山と前田だけ。日本人得点王は延べ7人だから、この2人で日本人得点王の過半数、7分の4回を取っていることになる。しかもこの前田は、磐田に中山、原がいたから、初めFW専門に育ったわけではなかったのだ。それが今や、無尽蔵に走り回ることでも有名であって、ゲーム終盤に点を取ってチームを救ってきた大エースなのだ。今期全17得点中6点を最後30分に取っている。

 さて、サウジ戦の彼の活躍を記しておく。
1、2得点を挙げた。最初は、右足アウトの高いジャンピングボレー。次が「敵ゴールキーパーの鼻の先ヘッド」。いずれもキーパーとのスピード競争に鼻の差で競り勝って、決めたもの。いずれも極めて高難度な得点であって、お師匠様に当たるお二人、中山はもちろん、原にも出来ない業ではなかったか。さらに、これだけ難度の高い得点を挙げながら、この2得点でクロス支給者(長友と伊野波)を褒めている、その性格が良い。極めて謙虚なのだろう。
『1、2戦と結構(チャンスを)外していたので決められて良かった。いいボールが上がってきたので、チームメートに感謝です』

2、また、岡崎の2得点を助けている。岡崎の2得点目ダイビングヘッドの時には、すぐ左横に走り込んで、敵センターバック1人を引きつけることによって。岡崎3点目のシュートでは、高速ターンでゴール前の敵2人を攪乱してから、短い好縦パス・アシストを密集の外へ上手に出して見せた。これら2つの好プレーのいずれが欠けても、岡崎の得点はなかったはず。だからこそ、岡崎は前田をこう評する。サウジ戦の後の談話である。
『Q:前田との連携は? 「前田さんは引き出してくれて、動きやすい。前田さんは足元で受けるのがうまいし、クロスにも強いから、自分は裏に入る。感覚的にやればうまくやれると思っていた。タイプ的に合う。あまり一緒にはやっていないけど試合は見ているし、前田さんの良さはだいだい分かる。前田さんのプレーは特別で、いい選手。ああいう選手とやりたいと常に思っていた。これからもやれれば嬉しい。前田さんもゴールゲッターなのでお互い点を取らないといけない」
Q:前田のよさは? 「日本人離れした体の強さ、持ち方のセンスもいいけど、点が取れるところが一番すごい。2年連続でJリーグ得点王はなかなか取れない」』(ISMニュース)
 他方、前田も岡崎をこう褒めている。相思相愛という所だろう。
『「(岡崎は)非常に動きだしが速いので、やりやすい」』(ニッカンスポーツサイトから)

 この相思相愛の2人、ザックも一目惚れのFWだと述べているのだから、日本のFW2トップはしばらく安泰だと思う。この2人がいれば、香川、本田に得点を頼る必要はなし。彼らは、攻撃的MFとして良いパスを出す事中心でよいと思う。そこに力点を置けるならば、強さが必要なトップ下には本田、左MF・香川で行けばよい。   
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ウィキリークス(12)これが犯罪なら  文科系

2011年01月18日 22時55分51秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 ウィキリークスがまた、暴露を再開しています。予告されていて話題になっていた、米銀行関係の重要資料も出され始めましたから、これは近くまとめてみます。
 やはり、ウィキの震度には凄いものがあります。現在進行中のチュニジア革命も、この淵源はウィキリークスによる大統領一族腐敗状況の暴露にあったようです。チュニジア情勢には、独裁者カダフィとか、王族独裁が多い中東なども戦々恐々のようです。王族支配を使って中東の石油を食い物にしているからこそ、アメリカなどのイラン(革命)憎しも起こった。例えば、サウジアラビヤの王様がアメリカにこう要請したことも、ウィキで暴露されましたね。「イランを攻撃してくれ」

 新自由主義世界経済・政治というものも、実は権力者達が蔭でやりたい放題の世界であって、極悪な陰謀が渦巻いているもの。これを暴くのは、とにかく民主主義です。極悪な秘密のある奴らこそ、ウィキを恐れる。

 今回のニュースは毎日JPからのもの。アサンジュ氏の強姦? これが強姦なら、日本は強姦者だらけの国になってしまうでしょう。改めて、そういうことを教えてくれる記事でした。 


【 知りたい!:性的虐待か陰謀か アサンジ容疑者、焦点は避妊具

 米外交機密公電を暴露し、ホワイトハウスにとって「最も危険な存在」になった男は、スパイ小説もどきの「ハニートラップ(甘い落とし穴)」に陥ったのか--。内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ容疑者(39)=保釈中=が問われているのは強姦(ごうかん)や性的虐待。舞台となったスウェーデンで一体何があったのか。【ストックホルムで樋口直樹】

 次第に明らかになってきた容疑の「実態」は、凶悪なイメージからかけ離れたものだった。事件の核心は、避妊具の装着などを巡る知人女性とのトラブル。捜査資料を基にしたという英ガーディアン紙などの報道によると、事件は昨年8月、ストックホルムへの10日間の講演旅行中に起こった。アサンジ容疑者はスウェーデン入りをアレンジした女性宅に泊まり込み、性的関係を持つ一方、講演会に参加した別の女性ともほぼ同時期に関係した。いずれも性交渉自体は当事者間の合意によるものだったが、アサンジ容疑者は避妊具の着用に反対した。

 最初の女性によると、アサンジ容疑者は結局、避妊具の使用で同意したが、同容疑者が事前に避妊具に「何かをした」(女性)ため破れてしまった。2人目の女性の話では、交渉は数回に及び、うち1回は女性が眠った状態の時で、「意思に反して」避妊具も使われなかったという。

 アサンジ容疑者側は避妊具への細工を否定。2人目の女性についても、女性側の積極的なアプローチを強調するなど、容疑を全面的に否認している。

 女性側の訴えは一見軽微のようだが、男女同権社会の意識が強いスウェーデンでは性犯罪の定義は広い。同国の犯罪事情に詳しいジャーナリスト、ワフルベルク氏は「合意による性交であっても、女性側の意に反して避妊具を使わなければ、性的虐待に問われる可能性がある」と指摘する。

 一方、スウェーデンでアサンジ容疑者の逮捕状が発付された後、いったん取り下げられ、再び手配された不自然な経緯や、最初の女性と米中央情報局(CIA)の関係を指摘する未確認情報などもある。容疑者の支持者らが事件について「信用失墜を狙った米情報機関などのハニートラップだ」と信じる根拠のひとつだ。

 アサンジ容疑者はスウェーデンへの身柄引き渡しに反対している。「米国への引き渡しにつながる可能性もある」と恐れているからだ。

 アサンジ容疑者側の主張を受け、国際的な支援の輪も広がった。ただ、スウェーデンでは、「報道の自由」におけるウィキリークスの「功績」と、今回の個人的な事件を切り離して考える冷静な見方も根強い。英字紙ザ・ローカルのサベジ記者によると「政府と検察は適切な距離を保っており、国民の多くは『陰謀説』をそれほど信じていない」と言う。】

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随筆紹介「犬のいる暮らし」 六  文科系

2011年01月17日 01時17分16秒 | 文芸作品
犬のいる暮らし 六         Y・S
                           
 友人の家の犬が死んだ。うちと同じ犬種(ラブラドール)で老衰であった。彼女とは仲良くしていたので、愛するものを失った悲しみを思うと他人事とは思えずに胸が痛んだ。

 数カ月後、彼女からドライブに誘われて立ち寄った先が県外にある動物霊園。りっぱな建物だ。一階が事務所で二階へ上がると図書館のように膨大な数の棚が並んでいる。一つひとつの棚には蜂の巣のようにボックスが三十センチ四方ぐらいに仕切られている。
 友人の犬の前に来た。J列の棚、上から三段目、左から二番目である。お位牌があった。骨壷もある。写真数枚にお供えの花やおやつ、思い出の品などが三十センチのボックススペースに納っている。周りを見渡すとどのボックスもみんな同じような感じだ。ものすごい数、おそらく数千の猫や犬のお基である。

 優しいリズムの音楽が流れてきた。友人がボックスの中にあったオルゴールをかけたのだ。いつもここへお参りに来るとオルゴールを聴きながら愛犬に話しかけるという。十五年近く一緒に暮らし、家族同然だったのだから容易には死を受け入れられないのはよくわかる。周囲も入れ替わり立ち代り、お参りの人々が後をたたない。ふと窓の外を見ると、庭には樹木葬の墓まである。こちらは五十センチ四方ぐらいの大きさで仕切られて、植える木は四種類に決められているとか。中年の女性がご自分のお墓の木の周りを掃除している。霊園の人の話では、この女性はほぼ毎日お参りにきているそうだ。
 私も以前に飼っていた犬を亡くしたときは、言いようのない悲しさで辛かった。人の死とはまた違う。社会事情、利害関係、世間体、そんなものは一切関係のない、ただただ悲しくて寂しかった。

 現在、うちの十三才の老犬のことを思う。別れがくるのはそう遠いことではないだろう。
 だが、この霊園に来て、私はこのような墓は持たないだろうなと思った。悪いことだとは思わないが、なにか私の感覚、観念とはズレているような感じがしたのだ。家族同様の愛犬が死んだら、ともに暮らした歳月を思い涙にくれるだろう。なにかにつけて思い出すだろう。写真を見ては懐かしむだろう。でも、私はそこまででいい。

 この霊園で眠る犬や猫たちは、死んでからも法要を務めてもらい、大切にされている。その影で、毎日何百、何千匹とガス室で処分されている犬や猫たちもいる。それは人の身勝手さから起きているといってもけっして過言ではない。

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中国軍が北に進駐     らくせき

2011年01月16日 13時24分05秒 | Weblog
朝鮮日報の伝えるところでは、
北朝鮮の経済特区で中国・ロシアと境を接する羅先特別市(咸鏡北道)に最近、
中国軍が進駐したことが分かったという。

中国軍の北朝鮮駐屯は17年ぶり。
駐屯した中国軍の規模は明らかになっていない。
しかし、北朝鮮で突発事態が起きた際に
中国軍が介入する可能性が指摘される中、
中国軍の羅先駐屯は異例のこと。

これまで北朝鮮は「自主」「主体」を掲げ、
韓国に対しては「米軍撤収」を主張し続けている。
中国は、羅先港の埠頭(ふとう)の改良、補修を終え、
東北地区の資源を南方に輸送している。
北は、中国資本を受け入れるためには仕方がない判断したもよう。

外交通商部の南柱洪(ナム・ジュホン)国際安保大使は
「北朝鮮の急変に際し、中国が最も懸念するのは、
脱北者の大量流入で東北3省が混乱することだ。
羅先駐屯を契機として、中国は有事に際し、自国民保護などを名目として、
兵力を大量に投入し、韓半島(朝鮮半島)問題に介入する可能性がある」
との見方を示した。

ポスト金さんの有力候補のひとり
金さんの妹の夫・張さんは、改革解放路線とか。
開放路線のためには、軍事的にも中国との関係を
深めているのか?
あるいは、金さん王朝、崩壊の可能性が高まったのか?

金さんの夢はタイのような王政だとか・・・

いずれにせよ、中国の軍事大国化が、また一歩進んだことになる。

こうした動きが日韓の関係を強化しているのは、幸か不幸か?

東アジアの歴史は、音をたてて、そのワクグミを変えている・・・



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米「普天間より緊急・重大なグローバル課題」って?  文科系

2011年01月16日 11時08分48秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 1月15日付け朝日新聞朝刊1面にこういう記事が載った。
「普天間移設『期限設けぬ』 米国務次官補、先送りを容認」。
 これは、キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)への、ワシントン伊藤宏特派員・単独会見記事である。この10日、普天間基地の辺野古移転先送り問題をここの拙稿で扱ったが、どうも、それより遙かに米国にとって重大な対日要望があって、その促進の為にと述べている。まずはその記事の紹介。

 「【ワシントン=伊藤宏】米政府の対日政策を取り仕切るキャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が13日、朝日新聞との単独会見に応じ、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について『我々は再び期限や時期を設けることはしない』と明言した。米政府として、今春の菅直人首相の訪米までの決着にこだわらない考えを示したもので、事実上先送りすることで日米が一致した形だ。普天間飛行場の移設問題をめぐっては、日米両政府が昨年8月末に出した報告書で、次回の日米外務・防衛担当閣僚会合(2+2)までに、位置や工法などが最終決定されることが明記されている。
 次の2+2は首相訪米前に開かれる見通し。キャンベル氏の発言は、こうした期限にこだわらず、中国や北朝鮮などの東アジアの問題や、より広い地球規模の問題に日米が対処するための協議に重点を置く考えを示したものだ。ゲーツ米国防長官が、日米両政府が見直し作業に入った2005年策定の「共通戦略目標」を普天間問題と切り離して進める考えを示しているが、対日政策の中心となっている米高官が米政府の方針をさらに明確に述べた形だ。キャンベル氏は『我々は昨年、普天間問題に焦点を当てすぎたために、日米間の多くの課題を進展させることが困難になった』と指摘。普天間問題の扱いについて『日米両国は沖縄に関連する問題について前進を続けるが、同時に、より緊急性の高い戦略的で地球規模の問題にも目を向ける必要がある』と述べた。沖縄県の仲井真弘多知事が県外への移設を強く求めていることには『コメントしない。我々は、これは日本の国内問題と認識している』と述べ、日本政府の対応にゆだねる考えを表明。菅内閣が沖縄県を説得できる見通しは立っておらず、日米両政府が合意している2014年の期限までに移設を完了させることは極めて厳しい状況だ」

 さて、キャンベルがここで語っているこの言葉が気にかかる。
【 『日米両国は沖縄に関連する問題について前進を続けるが、同時に、より緊急性の高い戦略的で地球規模の問題にも目を向ける必要がある』 】
『緊急性の高い戦略的で地球規模の問題』? 経済グローバル化要求と、東アジア全体戦略要求との関連だと思うが、具体的には何を指すのだろう。菅新内閣の当面の動向にも関わって、不安をかき立てられる。消費税増税クローズアップもこの要求絡みなのだろうし。


 同じく15日のアサヒ・コムにこんな記事があったが、リーマンショック以来の米国の窮状を考えると、これが焦点なのだろう。金融・農業と軍事を握られるというのならば、まるで植民地ではないか。

TPPへの参加条件など得られず 米側「時期尚早だ」
2011年1月15日15時0分

[ワシントン=尾形聡彦]日米両政府が幅広い貿易問題を協議する「貿易フォーラム」が14日閉幕した。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を取り上げた初の日米協議の場になったが、日本側はTPPへの参加条件など詳細な情報は得られなかった模様だ。米通商代表部(USTR)は14日夜、朝日新聞の取材に対し、日本への具体的な条件提示などについては「時期尚早だ」と語った。

 日本側は同フォーラムを通じて、自国の産業保護がどの程度容認されるかや、日本が参加する場合に求められる条件なども非公式に得たい考えだった。日本政府の交渉筋は14日の会議後、米国側はぎりぎりのところは教えてくれなかった、との見解を示した。一方で、日本がTPP参加に意欲を示していることについては好意的だったという。

 USTR広報官は14日夜、朝日新聞の取材に「日本がTPP入りを決断した場合に米国が求める具体的な期待について、日本側と議論するのは依然として時期尚早だ」と語った。

 日本はTPPに参加するかどうか結論を出していないため、米国側はTPP交渉についての基本的な情報提供には応じたものの、詳細な協議には応じなかったとみられる。】

 この記事にも見えるのだけど、日本はアメリカに何故これだけヘリクダラネバならないのだろうか。トヨタやその他輸出への報復が怖い?
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日本サッカー希望の星とザック監督など(31)岡崎慎司の言葉 文科系

2011年01月15日 07時43分24秒 | スポーツ

 本日の新聞に、岡崎慎司のこんな言葉が載っていた。同点にされ、川島退場で10人になったシリア戦のピンチを救った自分のプレーを評したものだ。理屈の分からない評論家など、「強引な中東ひいき・川島のペナルティー判定への後ろめたさが、岡崎への甘い判定となった」ように語るむきもあったが、岡崎自身のこの言葉を聞くとかえって彼の凄さが分かる思いだった。こう語ったのだそうだ。

『裏に抜け出したからこそのPKだと思う。うまく(パスを)受けたらファウルをとってもらえた』
 事実は、この通りなのだと思う。2人の敵ディフェンダーに挟まれつつも、その間を縫って裏へ抜け出した。それでも、そこで倒されただけなら、ペナルティーにはなるまい。抜け出してボールを受けていたからこそのファウルなのだと思う。「あそこでボールを受けたその僕を、敵が倒した」。これを「得点妨害」とみなされたわけである。
 昨日のこの欄でこういうことを書いたが、これと同じ考え方で岡崎はあのプレーの自己評価をしたのだと思う。
『岡崎がよく「あそこにいたということを褒めてください」ということがあるが、ワンタッチゴーラーとは、そういうものだし、日本FWのそれなりの王道はまだその段階。それでも岡崎は南ア大会各大陸世界予選の得点王になったのだから』

 上記プレーの自己評価に続いて、岡崎はこうも語ったようだ。
『どこで出ても自分の持ち味を出すことは自信がある』
 代表の中でもいじられ役を務めている岡崎にそぐわないような、満々たる自負心ではないか。イブラヒモビッチのように大きくも、強くもないし、エトーのような爆発的スピードがあるわけでもない日本人、岡崎。出だしの数歩だけで勝負を決めるこのワンタッチゴーラーは、走り込む位置取りだけで勝負するのである。昔グランパスにもいたことがあるワールドカップ得点王、ゲーリー・リネカーのタイプなのだろう。86年のメキシコワールドカップ得点王であり、イングランド代表として歴代2位の48得点を挙げ、「点で合わせる」事で知られた名選手である。ウィキペディアには、こうも書いてあった。
『20年間の現役生活において一度もレッドカードどころかイエローカードすらも貰ったことが無く、1991年には「FIFAフェアプレー賞」を受賞している。』
 岡崎にも、こんな選手を目指してもらいたい。ワンタッチーゴーラーの理想は、敵DFをして自分の体に触れさせもしないということだろうから、そういうトレーニングの意味も込めて。
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日本サッカー希望の星とザック監督など(30)シリア戦 文科系  

2011年01月14日 21時37分59秒 | スポーツ
 今回は、あるサイトに投稿した拙稿の転載です。よろしく。


【 皆さんのシリア戦評、みんな僕なりに「ナルホド」です。

 まずブルーさんの「前の3人がドリブル主体っていうのは・・・ミスも多いしもう勘弁してください(怒)」と「ゴール前で当ててシュートまで持ち込んだいいシーンも少しあったけど」とは、それぞれ全くその通り。自分をメッシやロッベンと勘違いしているようなドリブルは、アジア相手でも思い上がりだ。長谷部の得点の時のように、敵を引きつけてシュートできる味方を作ってパスするという、そんなドリブルなら良いけど、本田みたいに自分のシュート狙いの奴は、絶対ダメ。特に本田などはスピードもないのだしして、攻撃を遅くして、敵守備体勢を強固にするだけ。ザックも「攻撃が遅い」と言っているのだ。僕なら、本田は下げて、憲剛を入れ、前田、香川、岡崎の鼻先にパスを出させる。ブルーさんの後者の言「ゴール前で当ててシュートまで持ち込んだいいシーンも」のように。それは、以下に書く理屈からも分かることだ。

 スヴェンソンさんが言うように、岡崎が殊勲だ。そして、前田も悪くない。あれだけチャンスに絡み、シュートに持ち込むことが出来るという点を褒めるべきだと思う。(決まらないのは、代表新人だからで、1点取れれば、一時の岡崎以上に化けると思う。)その岡崎がよく「あそこにいたということを褒めてください」ということがあるが、ワンタッチゴーラーとは、そういうものだし、日本FWのそれなりの王道はまだその段階。それでも岡崎は南ア大会各大陸世界予選の得点王になったのだから。
 岡崎も中山を最も尊敬していると語るが、前田も中山・原の系譜なのである。日本FWの最高の系譜と言って良いと思う。泥臭く泥臭く。

管理人・ブルーさんへ
僕もブロガーです。5年ほどかかってグーブログ151万の内で、3000位ほどになりました。変わったブログですが、僕はサッカー記事が一番多いです。「ザック 文科系」で検索していただければすぐに分かると思います。前に2つ紹介した長文は、現在そこに出している連載モノから取りました。
 よろしくお願いいたします。】


 それにしても最近の検索会社全て一斉にここ数ヶ月で、やり方を変えましたね。全く悪くなった。僕のこの「ザック・シリーズ」は以前は、100ぐらいの検索結果サイト紹介の最初に、ぴったり僕のこのシリーズ題名通りの奴がずらりと並んでいて、20ぐらいのブログに紹介されていることが一目で分かった。それが現在は、語呂合わせみたいな「無数の無関係なクズ項目みたいな奴」の中に混じってしまい、どのブログに紹介されたかはほとんど分からない。つまり、ベストテンに入るような奴は別として、普通程度の人気あるブログかどうかということが分からない。ヤフーもグーグルもビグローブもみんなそうなってしまった。なんでだろう。ブログ同士の横の繋がりを分からないようにする為だろうか。他のこんなブログに紹介されているんだと、それが励みになって書いていた点もあるのに。バッカみたい。消費者本位でないこと甚だしい。サービスを何と心得ているのか。
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随筆紹介 「犬のいる暮らし」(5)  文科系

2011年01月14日 21時30分00秒 | 文芸作品
【   犬のいる暮らし  五 Y・S

 今、大型の十三才になる老犬の世話、と言うよりは介護に明け暮れている。
 犬の老後も人とよく似ている。認知症も出始め、食べても何度も食事を催促する。性格も異常に頑固になってきた。失禁すると隠そうとするのか、自分のベッド近辺をぐちゃぐちゃにする。オムツや尿漏れパットは何度付け替えても外して食いちぎってしまう。
 オムツの材質は吸収しやすいゼリー状になっていて、濡れて破れるとまるでエイリアンのようにドロドロと化して床に張り付く。何度拭いても床のヌルヌル感は取れない。もう泣きたくなってくる。毎朝起きて、犬のベッドを見るのが恐怖だ。このごろは他人(ボブ)のベッドにまで移動をして同じことをする。ボブはさっさとリビングの一番上等なソファに移動をしてしまった。足腰の弱った老犬はソファへは上がれないのだ。

 ずいぶん昔、三十年以上も前に祖母が呆けて周りを手こずらせていたのを思い出す。徘徊して行方不明となり、あの時も地獄絵図のような時が何度もあった。
 まさか犬も同様になるとは思いもよらなかった。いま私は夜な夜な、徘徊する老犬に付き合い夜の街を歩いている。老犬はヨタヨタと歩きながら、時折嬉しそうに白内障の濁った目で私を見上げて尾を振る。まあ仕方ないか。こうなったらとことん付き合うよ。 (続く) 】


 ここがとっても良いでしょう。
『いま私は夜な夜な、徘徊する老犬に付き合い夜の街を歩いている。老犬はヨタヨタと歩きながら、時折嬉しそうに白内障の濁った目で私を見上げて尾を振る。まあ仕方ないか』
 合評会でぼくが評価の発言をした部分です。
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随筆紹介 「犬のいる暮らし」(4)  文科系

2011年01月13日 09時40分08秒 | 文芸作品
  犬のいる暮らし(四)         Y・S

 ボブを飼い始めてから散歩がストレスになってきた。彼の性格が頑固で凶暴な上に超わがままときているからだ。散歩中、気に入らないとてこでも動かない。座り込んで飼い主をじっと睨み付ける。負けじと強引に引っ張ると寝そべって抵抗する。かと思うといきなりま逆な方向へ走り出す。体は十キロ程のチビだが、全身筋肉の塊で、頭と足の大きさは大型犬並み、足裏の肉球などはまるで熊のようだ。ボブに引っ張られて何度転びかけたり、腕や足の筋を傷めたことか。大型犬のオスに出会うと闘争心丸出しで鼻息が荒くなるので、私は毎回必死で喧嘩をさせないように努める。すると彼は面白くないので腹いせに、一緒に散歩をしている家族である老犬に嚙み付くのだ。先住の老犬はすっかりボブにおびえきっている。「先輩の犬になにをするか!」ボブを叱りつけていると、動物虐待と間違えられそうになったこともある。彼の風貌が玩具のように可愛く愛らしいので、周りの人々に勘違いをさせるようだ。実に腹立たしい。
 近年、この犬を見かけなくなった筈だ。あまりに飼い難いので需要がないのだろう。
 散歩中「珍しい犬ですね。なんという種類?」とよく声を掛けられる。犬種が解る人には「ほぉー、珍しい」と意味深に感慨深げに言われる。人間にはまったく興味がないのか頭を撫でられてもボブは尾を振ることもなく、知らん顔をしている。愛想のない奴だ。

 他の犬を極力避けて散歩をするのが私の日課となっていた。そんなある日の夕刻。小さい公園で小さな犬に逢った。中年のおじさんが連れていたその子犬は、おじさんからおやつをもらっていた。ボクも匂いにつられて近づいた。いままでボブは小さい犬を喧嘩の対象と見ていないのか、喧嘩をしたことは一度もない。私もつい気が緩んでいた。と次の瞬間、すごい唸り声とともに取っ組み合いが始まった。しまった! 相手は子犬だ。殺してしまうかもしれない。どうしよう。私はもうパニック寸前。
「やめろ! ルナ」おじさんが怒鳴った。はっ? ルナ? よく観るとボブがやられている。一瞬、状況が飲み込めずにぽかんとしてしまった。おじさんは二匹を引き離すと「大丈夫か、悪かったな。怪我してへんか?」しきりに謝りながらボブの体を見ている。「いいえ、そんな、怪我なんて・・・」あとは言葉が続かない。ボブがしっぽを巻いて逃げてきたなんて。それもあんなに小さな犬に、しかもメスに。どうにも笑いが止まらない。

 この話を家人にしてもしばらくは誰も信じてくれなかった。が、どうやら彼はカワイイ女の子(犬)には弱いというのがわかってきた。犬のクセになんという奴。わが夫はこんなボブをことのほか可愛がっている。頑固者どうしで気が合うのかもしれない。(続く)
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検察官・民野健治氏の所行!  文科系

2011年01月12日 11時56分57秒 | 国内政治・経済・社会問題
 昨日の記事で触れた民野健治氏の所行について、昨年2月4日の拙稿を再掲いたします。関連記事が、2月9日にもありますので、よろしく。とにかく、今の検察はおかしいです。


【 検察、週刊朝日に猛抗議。その記事の抜粋  文科系
      2010年02月04日 | マスコミ・新聞・放送など 
 昨日ここに、こういうコメントがあった。月光仮面さんからだ。
【 『週刊朝日』の山口編集長に東京地検から「本日(3日、文科系)、出頭されたし」との要請があったので、「出張中なので今日は無理」と答えると、検事は絶句 】
 調べてみたら、この出頭理由はある記事のことだと判明。当該の記事をご紹介したい。まず冒頭に、文科系として記事周辺の事情を書いておく。

 以下に「週刊朝日2月12日号」の記事の抜粋だけを載せる。容疑も何もない若い母親秘書を騙して呼び出し、10時間も「監禁」して尋問したのだという。今話題の石川知裕議員の秘書で、保育園児2人の母親とある。この記名記事、書き手はジャーナリスト、上杉隆。検察の向こうを張って『「関係者」の証言をもとに再現しよう』と、初めに断りがあった。以下、『 』の文章は全て週刊朝日本文抜粋である。なお、『文中敬称略』と末尾にあることも、初めにお断りしておく。まず、記事の見出しだが
【 暴走検察 子どもを”人質”に 女性秘書「恫喝」10時間 】
 この内容、真実なのかと、未だに半信半疑だ。週刊朝日とか上杉氏とかを、罠にかける、何か企みでもあるのかも知れないなと、そんな心配さえした。

 『1月26日(火)の昼ごろ、石川事務所に「タミノ」と名乗る男から電話があった。女性秘書に検察庁に来てほしいという。
 女性秘書が「きょうも押収品の返却ですか?」と確認すると、タミノは「そうです。あとちょっと確認したいこともあるので」と返した。よく聞き取れなかったので、もう一度確認すると「返却です」と答えた。
 女性秘書は、1月15日の石川逮捕以来、2度検察庁から呼び出しを受け「押収品」の返却に応じている。今回も同様の案件だと信じた女性秘書は、ランチバックひとつで検察庁に向かった。(中略)
 検察庁に着くと前回までとは違う部屋に案内される。するとそこに民野健治という検事が待っており、いきなりこう言い始めたのだ。
「被疑者として呼んだ。あなたには黙秘権があるので行使することができる。それから……」
 事情を把握できずパニックになった女性秘書が、他の秘書か弁護士に連絡したい旨を告げると、民野検事はそれを無視して、逆に、携帯電話の電源を切るように命じ、目の前でスイッチをオフにさせたのだ。それが昼の1時45分、だまし討ちの「監禁」はこうして始まった。
 任意の事情聴取は、文字どおり「任意」である。よって、被疑者であろうが、参考人であろうが、当事者の同意が必要なのはいうまでもない』
 
 『民野検事は、女性秘書に小沢と石川が共謀していたことを認めるよう迫り続けた。だが、彼女がそんなことを知る由もない。
 女性秘書は石川が小沢の秘書をやっているときは、別の民主党議員事務所に勤めていたのだ。しかも、当時は与野党に分かれており、自由党の小沢事務所の石川秘書についてはその存在すら知らなかった。そんな彼女が、小沢事務所の会計事務のことを知る術もない。その旨を正直に述べると、検事は次のような言葉を述べるのだった。
 「いいんだよ、何でもいいから認めればいいんだよ」
 「早く帰りたいなら、早く認めて楽になれよ」
 「なんで自分を守ろうとしないの。石川をかばってどうするの」 』

 『取調室では時刻もわからない。もうずいぶん時間も経過したのだろう。ふと見るとそれまでブラインドから差し込んでいた外の光が暗くなっている。3歳と5歳の子どもが待っている保育園に迎えに行かなければならない。(中略)
 女性秘書は検事に対して、繰り返しお迎えの許可だけを懇願する。一時的でもいい、必ず戻ってくる、せめて電話を入れさせてほしいと哀願し続けたのだ。
 そして、母親の子どもを想う気持ちが昴ったそのとき、検事の発した言葉が先の「(なに言っちゃってんの。)そんなに人生、甘くないでしょ」という台詞だったのだ 』
 
 『一方、昼間に出かけた女性秘書の帰りがあまりに遅いため、石川事務所のスタッフたちもさすがに心配になってきた。ちょうどそのころ、検察庁から一本の電話が入った。
「○○さん(女性秘書の名前)からの伝言です。きょうは用事があるので事務所には帰らないとのことです」
 と、男の声で名前も名乗らず、それだけ言うと一方的に切れたという(中略)
 あの小沢一郎の事情聴取ですら、準備に準備を重ねて、弁護士を連れ、自らのホテルの部屋という条件で行われたのだ。しかも4時間半である。一方、女性秘書の「監禁」時間はすでにこの時点で5時間を超えている』

 『弁護士が、検事と「聴取」の中断を交渉し、午後10時45分、事務所を出てから約10時間ぶりに女性秘書は「監禁」から解放されたのだった。
 結局、「押収品」は一つも返却してもらえなかった。
 つまり、東京地検特捜部は、最初からこの若い母親をだまして、「監禁」することが目的だったのだ。』
 

 さて、「関係者によると」、検察の抗議書に対する週刊朝日編集部の応対はこういうものだったと言われている。
【 編集部では特に検察に出向く必要はないと判断している様子で、山口一臣編集長は、「2月12日号『子ども「人質」に女性秘書「恫喝」10時間』の記事に対し、3日、谷川恒太次席名の『抗議書』を受け取りました。記事は、丁寧な取材を重ねたものであり、自信を持っております」とのコメントを発表した。】

この拙稿の最後になるが、この女性秘書の事件も、検察が週刊朝日に「抗議書」を出したそのいきさつも、新聞などには何も出てこないが、これはなんということだろう。こっちもまた何か、とても気味が悪い国に思える。 】
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「日本サッカー・希望の星」とザック監督など(29)ヨルダン戦 文科系

2011年01月12日 01時05分48秒 | スポーツ

 監督、選手の反省の言葉を読むまで待っていたのだが、ひどいゲームだった。
 監督は「攻撃が遅かった。攻撃の為の縦パスがなかった。前半は特に」と、ひどく衝撃を受けていたようだった。また主将・長谷部は「球際とか、取られたら取り返すとか、闘う気迫がそもそも南ア大会時よりも足りない。いつでも点が取れると、油断があったのではないか。そんなに甘くはないはずだ!」と、仲間を批判していたというか、ちょっと怒っていたようだ。彼については、香川に次いでよく走り、十分頑張っていたと言える。因みに、走行距離順はこうだったらしい。香川、長谷部、長友、遠藤と。

 僕はひどいゲームの元凶を敢えて上げることにするが、トップ下に入った本田が利己的だったと思う。ドリブル突破ばかりを図って攻撃を遅くしたのは、彼だったと。回りを使うべきトップ下の彼が自分のゴールばかりを狙っていたせいで、ワントップである前田に近づきすぎて、かつ、彼を使わなかったということでもある。攻撃ボールで最も多く起点になるべき本田がこれでは、両サイドバックも上がりを躊躇したはずだ。長谷部が「油断があった」と言ったのは、主として本田についてではないかと僕は主張したい。後半に香川がトップ下に入ってからはタメも出来て、サイドバックも随分上がれるようになった。

 本田も余程反省したらしく、香川にこういう提案をしていたとの報道が全サイトから流されている。
「後半の方が良かった。お前がトップ下に来て、俺は右に行く」
 彼ら2人のポジションチェンジは、監督から自由にやってよいと任されていると聞くから、第2戦目はそうなるだろう。本田が活躍させることが出来なかった前田を、今度も是非先発に使ってほしい。彼は、1点取れば仲間との関係も含めて、乗って行けるはずだ。なんせ、回りの動きにあわせて良い位置取りをして、ワンタッチで得点またはアシストをするという特技の持ち主。回りが彼を意識しなかったら、彼は全く死んでしまうのである。特に、トップ下が彼を意識してくれないようなこういうゲームで、彼の力を判断したら可哀想だ。
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ちょっと気になる金さん情報   らくせき

2011年01月11日 18時54分05秒 | Weblog
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が最近、
現地指導で杖をついたり人に支えられるなど、
状態の悪い病人の姿を見せたと、
対北朝鮮短波ラジオ「開かれた北韓放送」が11日伝えた。
と、中央日報の記事です。

真偽のほどはワカリマセンが・・・
    

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改めて、「検察、もう一つの暴行!」  文科系

2011年01月11日 14時46分43秒 | 国内政治・経済・社会問題
 アシュラサイトに、週刊朝日の山口編集長インタビューが転載されていました。週刊朝日が去年一つの歴史的なタブー破りを行った、その画期的性格の解説のようなものです。題して『タブー破りの“検事実名報道”』。なお、この事件の舞台「女性秘書監禁・恫喝事件」については、このブログの昨年2月4日、9日の拙稿をご覧下さい。民主党シフトである村木厚子さん免罪事件と同様に本当に腹が立ったもの。こちらもまた、小沢一郎シフトとして超強引に起こされたものだったわけです。小沢氏についてはどうも何か、国法外の強引なことばかりが目立ちます。


【 「週刊朝日」山口一臣編集長──タブー破りの“検事実名報道”で「週刊現代」にも怒られた!?(サイゾー)
 投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 1 月 11 日 07:07:00

──雑誌不況にあっても、いや、雑誌不況であればこそ、どの雑誌も、読者獲得のためにタブーギリギリのテーマに挑み、戦っているのです。その中でも特に“過激”な6誌を勝手に選定し、その雑誌ならではの「タブー破り記事」をこっそり教えていただきました!

 今年のタブー記事といえば、やはり検察関連の報道ですね。現在も厚労省の村木厚子さんの冤罪事件や、検察の裏金問題の追及などを続けていますが、一連の検察追及の口火を切ったのが、ジャーナリストの上杉隆さんが書いた「暴走検察子ども“人質”に女性秘書『恫喝』10時間」(2月12日号)という記事でした。
 これは小沢一郎氏の元秘書である石川知裕衆院議員の秘書の女性を、東京地検特捜部が「証拠品を返すから、ちょっと来てほしい」とウソをついて呼び出し、そのまま夜中まで監禁していたという悪質極まる事件です。

 女性秘書が検察庁に行くと、取調室には民野健治という検事がいて、小沢氏と石川氏が共謀したことを認めるよう、繰り返し迫りました。しかし彼女は、石川氏が小沢氏の秘書をしていた時は、別の民主党議員秘書を務めていたので、知る由もありません。そのことを正直に答えると、民野検事は「なんでもいいから認めればいいんだよ」「早く帰りたいなら、早く認めて楽になれよ」と悪態をつき続けたのです。
 取り調べは延々と続き、日も暗くなり、彼女は保育園に子どもを預けていたので心配になりました。
 彼女は、お迎えの時間を許可してほしいと懇願し、せめて電話を入れさせてほしいと哀願し、パニックで過呼吸状態に陥ったにもかかわらず、民野検事は電話をかけることすら認めなかった。

 私も子育てをやっていたから、保育園にお迎えに行けないということが、どんなに重大なことかわかるんですよ。これは許せない、と思いました。それでディテールを含めて全部書くことにしたわけです。

 最大のタブーは、「民野健治」という取り調べ検事の名前を明記したこと。特捜検事の取り調べの不正を、実名で暴いたのは初めてではないでしょうか。
 公務員が公権力を行使したのですから、責任の所在を明らかにするのは当然だと、判断しました。しかも、民野検事の場合、職権乱用の疑いが濃厚です。メディアにとって一番大事な仕事は公権力の監視だと思うのですが、これまで大マスコミは検察の報復を恐れて実名報道をしてこなかった。そこで、我々がタブーに挑戦したわけです。
 それでよっぽど頭にきたらしく、発売日の翌日に、東京地検の谷川恒太次席検事から「今週号の記事のことで検察庁に来ていただけませんか。抗議をしたいので」と電話がかかってきました。私は九州に出張していたので「いいですけど、今日は無理ですよ」と言うと、「え?」と絶句して困った様子に。押し問答の末、「では抗議の文書をファックスで送ります」となったのです。
 検察の思惑としては、発売日当日に抗議をしたという事実を作って、それを翌日の新聞に「東京地検、『週刊朝日』に抗議」という見出しを打たせたかったのでしょう。

 谷川氏との電話の後、たまたま、有田芳生さん(現参院議員)から別件で電話がかかってきたので、「今、地検に呼ばれちゃったんですよ」と愚痴ったら、有田さんがツイッターに「山口一臣『週刊朝日』編集長に出頭要請」と書いて、大騒ぎになっちゃったんです。ネットを見た元週刊現代編集長の加藤晴之さんが心配して電話をくれて、「騒ぎになっているけど何があったの?」というから、事情を説明すると、「ばかやろう! 『抗議するなら、検察のほうから来い』って、なんで言わなかったんだ!」と激怒され、「すみません」と謝ったりもして(苦笑)。
 編集部へも、ジャンジャン電話がかかってきて、仕事にならなかったと聞いています。

 今は、厚労省の村木厚子さん冤罪事件に見られるように、よその媒体も検事の実名を書き始めるようになりました。それは、上杉さんがあの記事であけた大きな風穴のおかげだと思っています。
(構成/佐々木奎一) 】
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